登録販売者の求人・就職の状況
登録販売者の就職先にはどんなところがある？
薬剤師に次ぐ一般用医薬品の専門家としての活躍が期待される登録販売者ですが、近年は調剤薬局やドラッグストアのみならず、コンビニや家電量販店といったさまざまな種類の店舗での勤務機会があります。
調剤薬局やドラッグストア以外にコンビニや大型量販店などでの一般用医薬品の取り扱いが拡大したことがその理由です。
したがって、登録販売者の就職先は、調剤薬局やドラッグストアをはじめ、コンビニエンスストア、ホームセンター、スーパーなど、一般用医薬品を扱っている小売店がメインになります。
高齢化がますます進む日本において、医薬品の需要は増加の一途をたどることは間違いありません。
働き方や勤務先、就業形態など、あらゆる業態の店舗などで登録販売者が必要とされる場面は次第に増えているといえるでしょう。
また、インターネットでの一般用医薬品の販売が解禁されたことにより、今後登録販売者の働き方はますます多様になっていくものと考えられます。
20代で正社員への就職・転職
登録販売者の求人の状況
日本において、一般用医薬品を販売できるのは薬剤師と登録販売者のみとなっています。
医薬品は私たちの生活に欠かせないものですから、登録販売者は今後も変わらず求められていく仕事であるといえます。
そのため、ドラッグストアや調剤薬局などで実務経験がある登録販売者への需要は非常に高く、また長く続けブラッシュアップしていくことでキャリアを築くことができる職種といえるでしょう。
就職先を医薬品関係に絞った場合、登録販売者資格を持っていれば一般の販売員よりも業務の幅が広がるため、就・転職も有利になるものと考えられます。
また未経験者でもパートタイマーや契約社員として採用し、のちのちに正社員登用するというような求人も多くありますので、未経験者にも十分登録販売者として正社員で勤務するチャンスがあります。
登録販売者の就職先の選び方
登録販売者の仕事内容や待遇は、勤務する店舗や企業などによって大きく異なります。
入ってからこんなはずではなかったということがないために、面接時など事前に疑問点は確認しておくことが必要です。
シフト制か固定制か、早出・遅出があるのかどうか、どこまでの範囲の業務を受け持つことになるのか、また大手のグループチェーン企業などの場合は転勤や店舗間の移動・掛け持ちなどがあるのかどうかも確認しておきたい重要条件のひとつです。
インターネットや求人誌、新聞の求人欄などで就職先を探す場合は、しっかりと募集条件を確認し、またわからないことは面接前の電話などで解決しておくことが望ましいといえます。
20代で正社員への就職・転職
登録販売者の志望動機・面接
登録販売者の就職先として最も多いのは、ドラッグストアでしょう。
ドラッグストアでは医薬品の他に医薬部外品・健康食品など幅広く扱っているので、ヘルスケア全般に興味がある人にとっては魅力的な仕事場といえるでしょう。
接客業に向いている人にとっては、専門知識を生かしながらお客様役に立てることにやりがいを感じられるという点が志望動機になるケースが多いのではないでしょうか。
また、住まいの近くに職場が見つかりやすいのも特徴です。
地域に根差した勤務先で、より細やかにお客様や患者さんに接することができることも面接においてアピールすると良いポイントになるでしょう。
就職先はどのように探したらいい？
一般的にドラッグストアや調剤薬局などで「登録販売者」という職種で出される求人が多くみられます。
ドラッグストアの場合は、店舗スタッフ募集、登録販売者有資格者は別途待遇ありといった書かれ方をしているかもしれません。
また、地域に密着した店舗や調剤薬局の場合は、店舗に求人が貼り出されたりチラシが置かれたりしているケースもあります。
働いてみたいと思う店舗や調剤薬局が思い浮かぶ場合は、そこを直接訪ねて求人が出ていないか、確かめてみるのもおすすめです。
大手のドラッグストアなどの場合は、企業のホームページにいくつかの店舗とともに求人情報を公開しているケースもあります。
気になるドラッグストアなどのホームページなどを確認してみるといいでしょう。
一方で、小規模な調剤薬局などの場合は、空きが出た場合に交代となる求人を出すケースが多く、ハローワークや新聞などを通じての募集がみられます。
インターネットの求人サイトをチェックすることも有効です。
