登録販売者の働き方とその特徴

登録販売者の働き方の種類とその特徴

登録販売者の雇用形態

求人情報にある登録販売者の求人には、アルバイトや派遣社員、契約社員・正社員など、さまざまな雇用形態が存在します。

生活や希望などによって、雇用形態を選んで仕事をすることができる登録販売者は出産・育児・介護などワークライフバランスのとりやすい職業であるといえます。

また、登録販売者の勤務先であるドラッグストアや調剤薬局など、医薬品を取り扱う店舗は全国にまんべんなく存在しています。

夫の転勤にあわせて違う地域で勤務先を探すことや、ちょっと自由な時間がほしいと思ったら近所のドラッグストアでパートや契約社員で働くといったように、登録販売者は、女性のその時々のライフスタイルに合わせて好みの雇用形態で転職ができる仕事である点が、一般事務職などと比べると有利だと考えられます。

登録販売者の勤務時間は働き方によってさまざま

一方、登録販売者の勤務時間は働き方によってさらにさまざまです。

勤務時間は店舗の営業時間などによって異なり、たとえば遅くまで営業しているドラッグストアや24時間開店しているコンビニエンスストアでは、主には3交代で日勤・夜勤を担当します。

ホームセンターやスーパーなどの大型量販店では、日中の勤務が中心であり、勤務先によっては交代制を採用しているところもあります。

大手チェーンのドラッグストアやスーパーは勤務体制がしっかりと整備されており、一定の時間内で勤務が可能です。

しかし、人材が不足している店舗や個人経営に近い店舗や小さな調剤薬局などでは、イレギュラーな勤務に対応しなければならないこともあるでしょう。

正社員の登録販売者

フルタイムで働く正社員の登録販売者の年収は、平均年収は330万円~350万円あたりといわれています。

ひとつの目安として、ドラッグストアに正社員として就職した場合、初年度の年収は300万円前後が最も多いラインです。

昇進して店長クラスになると、400万円を超えるケースが多くなります。

国税庁の「平成26年分民間給与実態統計調査結果」を参考に比較すると、給与所得者の平均年収415万円に比べ登録販売者の年収は、一般的な水準よりも、やや低めであることがわかります。

しかしながら、ドラッグストアや調剤薬局など勤務先によっては資格手当や役職手当などが充実しているケースもあるので、年収は平均以上になる可能性もあります。

登録販売者としての資格手当は、平均で月額1万円ほどのようです。

また、薬剤師や登録販売者が少ないエリアなどでは、登録販売者の求人ニーズは高くなり、給与水準も必然的に上昇する傾向にあります。

正社員で勤務する場合の登録販売者には、就職先が大手の企業であればしっかりした福利厚生が保障されていることが多くあります。

例えば、休日休暇の場合、週休2日制に加え、長期休暇や年次有給休暇、慶弔休暇などの特別休暇はもちろんのこと、近頃の取り組みとして育児休業および育児短時間勤務制度などがしっかり充実している傾向にあります。

給与の待遇においても、寮や社宅が完備されていたり、育児支援のための託児所が併設されているような企業も見られるようになってきました。

年に二回のボーナス以外にも、家族手当や資格手当、役職手当などが規定されており、退職金制度や社員割引制度などの福利厚生が手厚く用意されています。

これらを総合的に判断すると、決して給与所得者の年収平均に見劣りするものではないといえるでしょう。

アルバイト・パートの登録販売者

登録販売者としてドラッグストアでパート勤務する場合を例に見ると、平均時給は900~1,000円となり、一般的な水準から見ても、それほど悪い待遇ではありません。

求人によっては、1,000円以上の時給で募集をしているケースも見受けられます。

好待遇とまでは言えない場合もありますが、無資格の販売車に比べ、時間給あたり数百円単位のアップが見込める点が登録販売者の有資格者のメリットだといえます。

また、勤務を続ければ、昇給や昇進などを経て着実に収入を上げていくことができますし、フルタイムでしっかりとパート勤務をすれば、正社員と同じ水準の収入を得ることも可能です。

一方で、シフトの希望を出して、家事やプライベートを優先し予定を組むことができるため、自分のペースで働けます。

そのため、他の仕事との掛け持ちや、家事との両立もしやすく、ワークライフバランスをとって私生活を優先したいと考える人にとって、慣れるまでの社会復帰のリハビリにアルバイトやパート形態を選ぶメリットはいくつもあります。

曜日を固定したり、時間帯を区切ったりなど、大手のドラッグストアや調剤薬局などでスタッフが多く在籍する店舗の場合はかなり融通がきいてもらえる傾向にあります。

また、調剤薬局でアルバイト・パートとして勤務する登録販売者のシフトは薬局の開局時間に準ずることが多くあります。

調剤薬局の多くは18時~19時ぐらいまでに閉局することが多く、営業時間の長いドラッグストアでの勤務に比べて夜の時間を空けやすくなっています。

また、土曜午後や日曜、祝祭日が定休日になっているところも多くありますので、週末にお休みが欲しい人や、家庭や子育てと両立して仕事をしたい主婦の人にもより働きやすいと言えるでしょう。