登録販売者に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
登録販売者に向いている性格・適性
健康に関心があり、責任感の強い人
登録販売者は、「医薬品のプロフェッショナル」としての自覚と責任が必要とされる仕事です。
医薬品は人体に直接作用するものであるため、お客さまや患者さんに対して間違った情報や、いい加減な情報を与えることは決して許されません。
確かな知識を身につけたうえで、それをお客さまへ提供することが求められる仕事であることから、資格を持っているだけで満足してはならないのです。
仕事を始めてからも自ら勉強をし、知識を深めていこうという姿勢が何よりも大切になります。
こうしたことから、人の健康や医薬品そのものに興味を持ち、知識を生かして困っている人を助けるために責任をもって物事に取り組める人が、この仕事には向いているといえるでしょう。
相手の話をしっかりと聞くことができる人
ドラッグストアや薬局などで働く登録販売者には、「販売のプロ」としての活躍も期待されています。
店には老若男女さまざまなお客さまがいらっしゃいますが、誰に対しても丁寧に、わかりやすく、好感度の高い接客をすることが大切です。
いつでも明るく、相手のことを思った接し方ができる人であれば、登録販売者に向いているといえるでしょう。
登録販売者が働く店は地域に根差しているところも多いため、「地域住民の健康を支える」という気持ちを持ったうえで、お客さまとの日々の会話を通して信頼関係を築いていくことも重要です。
また、お客さまは医薬品に対して疑問や不安を抱いていることが多々あります。
相手の困りごとに応えていくうえでは、専門用語などわかりにくい言葉で一方的に話すのではなく、まずは相手の話をよく聞く姿勢が不可欠です。
医療従事者としての自覚と責任感を持てる人に適性があるといえるでしょう。
また、聞き上手な人や、困っている人を放っておけないタイプの人なども、登録販売者に向いています。
20代で正社員への就職・転職
登録販売者に必要なスキル・能力
登録販売者は、お客様や患者さんの健康に直接影響する医薬品を扱う仕事のため、専門家としての知識や向上心に加え、人としての誠実さなども求められます。
また、勤務先によっては接客スキルや店舗づくりの発想力、レジ業務での正確さや事務作業での注意力などが合わせて求められることになるでしょう。
自分の適性や好みなどを自分で客観的に分析してから求人などを確認し、求められる条件と自分のキャリアを確認することで、自分に足りないスキルなどが明確になるでしょう。
登録販売者に向いていないのはどんな人?
人の、悩みや不安などに関わることが多い医薬業界での業種である登録販売者は、知識だけでなくお客様や患者さん、また時にはレセプトでかかわる医療機関などと信頼関係を築くコミュニケーション能力も求められます。
人に関心がなかったり、そもそも他者と関わるのがあまり好きではない人には登録販売者の業務は難易度の高いものと感じられるかもしれません。
また、細かな知識をこつこつと学んで積み重ねていくことがあまり得意でない場合も、登録販売者として勤務する際には不安材料の一つになる可能性があります。
登録販売者は、専門知識である医薬品関係に加えて、ドラッグストア勤務の場合などには通常の店舗スタッフとしての業務も加わるケースが多くあります。
発注作業や在庫管理、レジの操作やバックヤードでの事務業務など、覚えなければならないことの量の多さに気後れしてしまうかもしれません。