サウンドクリエイターの年収はいくら? 給料についてくわしく解説
サウンドクリエイターの平均年収・給料の統計データ
サウンドクリエイターの平均年収・月収・ボーナス
サウンドクリエイターの給料はさほど高くはなく、一般的なサラリーマンと同程度とされています。
ただし、腕を磨いて評価されるようになれば、働き方によって収入を大きくアップさせることも可能です。
求人サービス各社の統計データ
職業・出典 | 平均年収 | 年収詳細 |
サウンドクリエイター (転職会議) |
427万円 | 20代前半:330万円 |
20代後半:361万円 | ||
30代:522万円 | ||
40代以上:400万円 |
上記のデータから、サウンドクリエイターの平均年収は400万円前後であることがわかります。
サウンドクリエイターの手取りの平均月収・年収・ボーナスは
サウンドクリエイターの平均年収は400万円前後がボリュームゾーンとされています。
仮に年収400万円とした場合、月の支給額は33万円ほど、実際の手取りは26~27万円ほどとなるでしょう。
日本の平均年収が420万円とされていることから、一般的な年収と同程度いえるでしょう。
大手企業の正社員であれば、勤続年数3年までが年収200~300万円程度、5年までが400~500万円程度、10年までが500~800万円程度が目安とされています。
サウンドクリエイターの初任給はどれくらい?
大手ゲームメーカーに正社員として就職した場合初任給は、大学卒業者で22万円前後となることが多くなっています。
学歴によって多少の差があり、専門学校や高専・短大卒業者は18~21万円程度、大学院卒業者は21~24万円程度が一般的とされています。
サウンドクリエイターの福利厚生の特徴は?
企業勤めの場合は、各種保険や有給休暇等、一般的な福利厚生が与えられます。
ただし、仕事が忙しくなかなか利用できないというところもあるようです。
フリーランスの場合は、自営業と同様の扱いとなるため、各種保険や納税の手続きに関してもしっかりと知識を身につけておきましょう。
20代で正社員への就職・転職
サウンドクリエイターの給料・年収の特徴
収入の差が激しい
サウンドクリエイターは、個人の実力や勤務形態の違いなどによっても、収入に差が出てきます。
人気が出たり実績を積み上げれば、たとえ若手でも十分活躍でき給料をアップさせられるといえるでしょう。
さらに、社内で役職がついたり、実績を残していくことでも、給料はアップします。
相場が下がっている
音楽業界全体として、かつてのようにCDを販売することは少なくなり、楽曲は音楽配信サイトから購入する流れが主流になってきています。
また、家庭用ゲーム機も淘汰され、スマートフォンのアプリゲームに移行してきています。
こうした流れの中、多くの企業はなかなか売上を上げられず、年々同業者同士の価格競争が激しくなっています。
そして、作品または一曲あたりの単価が下がってきているのが現状です。
このまま単価が下がり続ければ、サウンドクリエイターの給料も今後さらに下がってしまう可能性があります。
サウンドクリエイターの正社員以外の給料・年収
アルバイト
正社員での求人そのものが少ないため、アルバイトとして働いている人は多いです。
アルバイトのなかには、年収100万円台に留まっているケースも珍しくなく、本業を持ったり、副業をしたりしながらこの仕事をする人も多いです。
サウンドクリエイターは、音楽が好きで情熱や夢を持って働いている人が多く、「お金以上にやりがいがあるからこの仕事を続けている」と話す人もたくさんいます。
一方、ある程度の実績を残していけば、一般の会社員の平均年収以上の収入を得ることもできます。
フリーランス
サウンドクリエイターは、腕を磨いて評価されるようになれば、働き方によって収入を大きくアップさせることも可能です。
経験を積みフリーランスになると、年収1000万円以上を得ることも夢ではありません。
ただし、現代ではデジタル機材が普及したことで、サウンドクリエイターの仕事の単価は減少傾向にあります。
また短納期の案件が増えていることから、決して簡単に稼げる仕事ではないということは事実です。
独立をしても、安定して稼ぐことができずに、この世界から離れていく人も少なくないのが現状です。
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サウンドクリエイターが収入を上げるためには?
サウンドクリエイターとして収入を上げるためには、さまざまな作品を手がけて、実績を積み重ねていかなくてはなりません。
実力が認められれば、より大きな案件や人気作品の依頼が来るようになるでしょう。
ただし企業勤めの場合、どれだけ作品を手掛け話題になったりヒットしたりしたとしても、どうしても給料は頭打ちになってしまいます。
そのため、より収入をアップさせるためにはフリーランスとして活動するという道も考えられます。
有名なテレビドラマや映画、ゲームなどを手掛けられれば、1作品当たり30~500万円ほどとなるといわれています。