森林インストラクターの1日のスケジュール・生活スタイル

森林インストラクターの業務スケジュール

森林インストラクターの業務スケジュールは、勤務地などの条件によってさまざまな形をとります。

一般的な事務職のように固定的な勤務スタイルになることは珍しく、天候や季節、その他さまざまな条件に左右される形で業務を進めることになります。

教室やガイドなど、提供するサービス内容は森林インストラクターに一任されていることが多く、その際に使用する資料作成なども森林インストラクターの仕事に含まれています。

春・夏、秋でも祝日が重なる週は繁忙期ですが、寒い季節はアウトドアを楽しむ人が減少するため、森林の案内などの「人に接する仕事」は少なくなります。

このように、森林を訪れる人の数により、森林インストラクターの業務スケジュールは大きく左右されます。

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ある国立公園で働く森林インストラクターの1日

6:00 起床
午前から森林を散策する方を案内する業務が入ることが多いので、森林インストラクターは早起きです。

森林インストラクターの仕事は外を出歩く機会も多いため、朝食はしっかりと食べて仕事に必要なエネルギーを補給します。

9:00 出勤
本格的な仕事は10時頃からスタートするため、その前に事務所に出勤します。

出勤後は事務所でその日のスケジュールや天候をチェックし、天候によってはその日の業務スケジュールを調整することもあります。

10:00 森林ガイドを開始
本格的な勤務を開始し、公園を訪れている市民に道案内をしたり、園内の動植物について名前や特徴をレクチャーします。
12:00 昼食
森林ガイドの仕事は、外を出歩くなど体力を必要とする場面も多いため、昼食もしっかりととります。

また、他のスタッフとの情報交換の場としても昼食と昼休憩の時間は重要です。

共有した情報を生かし、その日の午後や次の日の仕事を行います。

13:00 資料作り
森林インストラクターは教室やガイドなどで使用する資料の作成業務もこなす必要があります。

この日は、この森林インストラクターが担当している森林教室の資料作りを予定しており、動植物の写真を撮ったり、植物を採集したりすることもあります。

16:00 学校関係者と打ち合わせ
森林インストラクターは、学生向けの林間学校や自然教室などを開くことも仕事のうちです。

この日は、近々予定している小学生向けの自然教室に関して、学校担当者と詳細について打ち合わせを行います。

18:00 退勤
森林インストラクターは、夕方には退勤することができる日が多いようです。

場合によっては資料作成などで残業をすることもありますが、基本的に森林インストラクターの仕事は残業が少なめになっています。

森林インストラクターの業務スケジュールの小ネタ集

季節によって異なる業務スケジュール

森林インストラクターの仕事は自然と密接なかかわりを持っているため、自然が強く影響を受ける「季節」の影響を間接的に受けることになります。

例えば「春は花の開花に合わせたツアーのガイド」「秋は紅葉や山の味覚を満喫するツアーのガイド」など、季節感が仕事に強く表れるという特徴があります。

冬は仕事が少ない

森林インストラクターは春から秋は多忙ですが、冬は、どちらかといえば仕事が少なくなります。

日本の冬は基本的に寒く地方によっては雪が積もるので、ツアーの依頼も他の季節ほど多く入らないためです。

週末や行楽シーズンは忙しくなる

冬はヒマになる一方で、「週末」や「行楽シーズン」には数々の仕事が舞い込んでくるケースが多いです。

ツアーの依頼は週末や行楽シーズンのような休日に多く、平日に入ることはまれです。

平日は、学生向けの教室が入る場合は別ですが、休日のように静かな1日となる日もあるようです。