仕事体験談 毎日違う人と会い、いろんな人の話を聞き、刺激が多い 回答者 : うらうらさん(女性/29歳) 職業名 : 新聞記者現在の状態 : 現役経験年数 : 6年 仕事内容 関西地方の地方紙で記者として働いています。 いわゆる新聞記者なので、人にインタビューをして記事にしたり、何かイベントや事件など起きたことを取材して書いたりします。 文化系の記事を書く部署や、事件・裁判など取材する部署、経済関連の記事を書く部署などさまざまあります。 私は地方紙なので大きな転勤はありませんが、それでも県内の田舎地方などへの転勤はあります。 もともと活字を読んだり書いたりすることが好きだったのと、人に会って話をすることも好きだったため、この仕事を選びました。 就活中には記者として働く他の会社の人にあって話を聞く機会もあり、彼らの話を聞くにつれますます憧れが募っていきました。 仕事のやりがい 何と言っても、自分の書いた文章が新聞という媒体を通じて多くの人に届くことです。 「読んだよ」「この前の記事、よかったよ」などと声をかけてくれる人も多く、これは新聞記者の中でも地方紙記者ならではのやりがいと言えると思います。 取材をした相手から「自分の言いたいことをよくまとめてくれていた」などと言われることもあり、記者の醍醐味を感じます。 事件や事故について取材しそれが新聞に載ることで、2度と同じことが起こらないように世の中を変えようという動きが出て来ることもあり、書いてよかったと思う瞬間です。 覚悟しておいた方がいいこと 時間的な制約はほかの職種に比べてかなり厳しいと思います。 事件や事故の取材をする部署にいる時には、何かが起こると時間に関係なく現場に急行しなければなりません。 また新聞の締め切りは毎日夜中なので、基本的に夜の方が記事の執筆などで忙しくなります。 普通のOLやサラリーマンのようにアフター5を楽しむような生活はまず難しいと考えておいた方が良いです。 仕事内容では、やはり事件、事故の取材は体力的にも精神的にもつらいです。 日航機墜落事故時の新聞記者について書かれた小説「クライマーズ・ハイ」などを読むとイメージがつかめるかもしれません。 もちろん、普段からあれほどの規模の事故があるわけではありませんが、小さな事故でも精神的な負担はあります。 また、新聞業界全体に言えることですが、正直将来性が明るいとはいえません。 最近の若い人はスマホでニュースを見るため新聞を取る人は減り、どんどん紙離れが加速しています。 ただ、スマホのニュースを配信しているのも新聞社です。 取材をして記事を書いているのは新聞記者です。 だからこそ若い人がこの業界を盛り上げていかなければならないとも思います。 給料・待遇 地方紙の給料は企業によってかなり異なると思いますが、私の勤めている会社は、同じ地方の別企業と比べると良い方だと思います。 もちろんその時期の忙しさなどにもよりますが、20代後半、勤続6年で月収は30万円代前半といったところでしょうか。 手取りで20万円代後半~30万円程度です。 ボーナスも年2回、それなりに出ます。 激務と言われる仕事で帰宅時間は遅く、なかなかプライベートの時間をゆっくり確保することもできませんが、産休・育休制度は充実しており女性はきちんとそれらを取得しています。 ただ、普段の仕事生活の中で有給まできちんと消化できている人は多くありません。 この職業の恋愛・結婚事情 全国紙とちがい大幅な転勤がないため、比較的恋愛に困っている様子はありません。 ただ、これまでにも書いたとおり時間的な拘束や急な呼び出しも多いため、そこがネックになっている人もいます。 デートや食事の約束を反故にしてしまうこともしばしばです。 同じ記者同士で結婚する人もいますが、どちらかというと相手には定時で帰れる仕事の人を選ぶという記者の方が多い気がします。 結婚もですが子供ができた後などには、保育園への送り迎えや食事の準備などが必要だからです。 夫婦どちらかの両親の手を借りているという例も少なくありません。 この職業を目指す人へのメッセージ これまで紹介してきたように、なかなか優しい仕事とは言えません。 体力的にも精神的にも、厳しいことがたくさんあります。 それでもこの仕事を続けているのは、それ以上にやりがいを感じることが多いからです。 また、「毎日同じことの繰り返し」ということもありません。 毎日違う人と会い、いろんな人の話を聞き、刺激がいっぱいです。 人と話すことが好きな人、退屈が嫌いな人、面白いことをとことん追求してみたい好奇心旺盛な人は本当に向いている仕事だと思います。
いわゆる新聞記者なので、人にインタビューをして記事にしたり、何かイベントや事件など起きたことを取材して書いたりします。
文化系の記事を書く部署や、事件・裁判など取材する部署、経済関連の記事を書く部署などさまざまあります。
私は地方紙なので大きな転勤はありませんが、それでも県内の田舎地方などへの転勤はあります。
もともと活字を読んだり書いたりすることが好きだったのと、人に会って話をすることも好きだったため、この仕事を選びました。
就活中には記者として働く他の会社の人にあって話を聞く機会もあり、彼らの話を聞くにつれますます憧れが募っていきました。
「読んだよ」「この前の記事、よかったよ」などと声をかけてくれる人も多く、これは新聞記者の中でも地方紙記者ならではのやりがいと言えると思います。
取材をした相手から「自分の言いたいことをよくまとめてくれていた」などと言われることもあり、記者の醍醐味を感じます。
事件や事故について取材しそれが新聞に載ることで、2度と同じことが起こらないように世の中を変えようという動きが出て来ることもあり、書いてよかったと思う瞬間です。
事件や事故の取材をする部署にいる時には、何かが起こると時間に関係なく現場に急行しなければなりません。
また新聞の締め切りは毎日夜中なので、基本的に夜の方が記事の執筆などで忙しくなります。
普通のOLやサラリーマンのようにアフター5を楽しむような生活はまず難しいと考えておいた方が良いです。
仕事内容では、やはり事件、事故の取材は体力的にも精神的にもつらいです。
日航機墜落事故時の新聞記者について書かれた小説「クライマーズ・ハイ」などを読むとイメージがつかめるかもしれません。
もちろん、普段からあれほどの規模の事故があるわけではありませんが、小さな事故でも精神的な負担はあります。
また、新聞業界全体に言えることですが、正直将来性が明るいとはいえません。
最近の若い人はスマホでニュースを見るため新聞を取る人は減り、どんどん紙離れが加速しています。
ただ、スマホのニュースを配信しているのも新聞社です。
取材をして記事を書いているのは新聞記者です。
だからこそ若い人がこの業界を盛り上げていかなければならないとも思います。
もちろんその時期の忙しさなどにもよりますが、20代後半、勤続6年で月収は30万円代前半といったところでしょうか。
手取りで20万円代後半~30万円程度です。
ボーナスも年2回、それなりに出ます。
激務と言われる仕事で帰宅時間は遅く、なかなかプライベートの時間をゆっくり確保することもできませんが、産休・育休制度は充実しており女性はきちんとそれらを取得しています。
ただ、普段の仕事生活の中で有給まできちんと消化できている人は多くありません。
ただ、これまでにも書いたとおり時間的な拘束や急な呼び出しも多いため、そこがネックになっている人もいます。
デートや食事の約束を反故にしてしまうこともしばしばです。
同じ記者同士で結婚する人もいますが、どちらかというと相手には定時で帰れる仕事の人を選ぶという記者の方が多い気がします。
結婚もですが子供ができた後などには、保育園への送り迎えや食事の準備などが必要だからです。
夫婦どちらかの両親の手を借りているという例も少なくありません。
体力的にも精神的にも、厳しいことがたくさんあります。
それでもこの仕事を続けているのは、それ以上にやりがいを感じることが多いからです。
また、「毎日同じことの繰り返し」ということもありません。
毎日違う人と会い、いろんな人の話を聞き、刺激がいっぱいです。
人と話すことが好きな人、退屈が嫌いな人、面白いことをとことん追求してみたい好奇心旺盛な人は本当に向いている仕事だと思います。