青年海外協力隊の短期ボランティア・JICAボランティアとは?

青年海外協力隊は、JICA海外協力隊(旧JICAボランティア)の一種

青年海外協力隊は、日本国際協力機構(JICA)における海外協力隊のひとつです。

かつて、JICAの海外協力隊事業は「JICAボランティア事業」と呼ばれていましたが、2018年の秋募集以降「JICA海外協力隊事業」へ呼称変更されました。

背景には、JICAの海外協力プログラムをより公平性・透明性の高い事業にすることや、JICAの海外協力隊が単なる「ボランティア」を超えた、途上国における草の根の外交の担い手であることを、より適切に表す意図があるそうです。

この呼称変更によって、旧JICAボランティアは、従来の年齢による区分にも変更があります。

現在の海外協力隊プログラムでは、幅広い職種で応募可能な案件を「一般案件」、一定以上の経験・技能等が必要な案件を「シニア案件」としています。

海外協力隊には、日本国籍をもつ20歳から69歳までチャレンジできますが、一般案件へ参加する20歳から45歳までの人は「青年海外協力隊」として派遣されます。

青年海外協力隊の派遣期間には長期と短期がある

青年海外協力隊の派遣期間は、原則2年間となっています。

ただし、一部、短期の派遣プログラムもあります。

短期の派遣期間は短いもので1ヵ月ほど、長くても1年未満です。

派遣時期は要望調査票の記載通りで、要請によって異なります。

長期と短期の違いは他にもいくつかあります。

まず、一般案件は職種を最大3つまで選択でき、また選択した職種のなかから最大3つまでの要請が希望可能です。

一方、短期は1つの職種を選んだうえ、その職種の個別の要請を最大3つまで選んでの要請応募となります。

また長期の派遣では、派遣前に70日間程度の訓練が合宿形式で行われるのに対し、短期派遣の訓練は、協力隊経験の有無などによって最大5日間のみとなっています。

短期ボランティアのメリット・デメリットは?

海外協力隊の短期ボランティアには、短い期間で海外協力隊における経験を積みたい人や、どうしても仕事や家庭の都合で長期間の参加が難しい人などが応募するケースが多いようです。

2年間日本を離れるのが不安な人でも、1年未満の任期であれば、多少参加のハードルが下がるのではないでしょうか。

また、短期派遣では即戦力を求められる傾向が強く、長期に比べて過去の任務地や話せる言語をアピールしやすく、希望の国に派遣されやすいというメリットもあります。

長期と短期では待遇の一部も異なっています。

短期の場合、任期の短さが考慮され、長期派遣よりも生活費は多少多めに支給されるようです。

ただし、短期だと派遣前の研修時間が非常に短く、語学訓練もありません。

また長期のように、現地の生活や文化・習慣などを理解しながらじっくり活動を行うのは難しいため、腰を据えて海外協力を行いたい人は長期に参加するほうがよいでしょう。