国際公務員に必要な資格はある? 英語力は?

国際公務員に必要な資格は?

国際公務員は、医師のように、特定の免許がなくては仕事ができないというわけではなく、公募への応募や国連が実施する試験、外務省の派遣制度などを利用して、合格すればチャンスを手にすることができます。

国際公務員として、一般的に最低限必要とされるのは、語学力と学位、その学位の専門性で「資格」というよりは、「条件」ととらえたほうがよいでしょう。

とくに問題解決を望まれる世界各地のフィールド(現地)で勤務することが多いため、語学力は必要不可欠になります。

「英語またはフランス語に堪能であり職務遂行が可能であること」とされており、応募条件として資格が掲げられているわけではありませんが、語学に関する資格は取得しておいた方がよいでしょう。

ちなみに国連の公用語は、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、アラビア語、中国語とされています。

求められる英語力は?

国際公務員は、常用語として英語とフランス語を用いて仕事をすることになります。

英語力については、下記程度のレベルが推奨されています。

・TOEIC:860点以上
・国際連合公用語英語検定試験:特A級
・TOEFL iBT:100点以上

国際機関では、ある事柄について文書で細かくやりとりすることも多いために、リスニングやスピーキングはもちろん、リーディングやライティングについても高いレベルを備えておくことが大事です。

世界的な時事問題を英語で理解するためにも、『ニューヨーク・タイムズ紙』などを日ごろから読んでおくこともよいとされています。

英語以外の語学スキル

国際公務員として働くには、フランス語も使えるようになる必要があります。

さらに、ロシア語、スペイン語、中国語なども使えると有利になるでしょう。

実際には現場で英語を用いることが多いようですが、加えてフランス語、そしてそれ以外にもビジネスレベル以上の語学力を備えている職員がほとんどです。

ただし、語学力はあくまでも他国籍の人と一緒に業務を遂行するために必要なツールであり、語学力だけではなく、各分野における高い専門性が求められるため、双方を高めていく必要があります。

国際公務員に有利な資格は?

国際公務員として有利なのは、資格というよりも実績にあります。

国際機関の多くは、開発途上国の経済的な開発援助などの活動が中心となっているため、とくに経済学、開発学関係の専門性は高く評価されます。

大学または大学院時代に論文を書いたり、企業や公務員として実績を上げ評価されたりすることがアピールポイントとなるでしょう。

ただし、採用は一般的に書面審査と面接によって行われるため、まず書面審査を突破するには、高度な資格を取得していたり専門性を高め実績を上げていることをアピールすることが大切です。

国際連合事務局(UN)のホームページなどでは、資格のリストを作成していますので、参考にしてみるのもよいでしょう。