国際公務員のつらいこと・大変なこと・苦労

国際公務員のつらいこと・大変なこと

高度な専門性と熱意が求められる

国際公務員になれるのは、学生時代から勉強を積み重ね、厳しい試験を乗り越えてきた一握りの人のみです。

各国から集まる職員たちは、国際的な課題に取り組んでいく強い使命感や責任感を持っており、難民救済や紛争問題への取り組みなど、解決させることが難しい課題に取り組んでいく職員も大勢います。

レベルの高い人材が集まっているため、一般的な仕事よりも熱心さが要求されますし、自分の専門性を磨き続ける努力も欠かせません。

海外で生活することの苦労

国際公務員の専門職として働くとなると、日本を出て海外の各機関で働くことになります。

慣れ親しんだ場所を離れて生活していくのは、言葉の壁や文化や習慣、宗教上の違いなどもあり、思っている以上にストレスを受ける人もいます。

高いレベルでのコミュニケーション

国際公務員にとって、各分野における専門的な知識や技術だけでなく、人間的な魅力やコミュニケーション能力も重要です。

さまざまな場所で生まれ育ち、異なる価値観を持つ人たちが集まって仕事をしていくには、お互いを理解しようとする気持ちが不可欠です。

ときには、思うように自分の意見や考えが伝わらないこともあるでしょうし、相手をどうしても理解できないこともあるかもしれませんが、地道に相手を理解しようという姿勢が大切です。

また、海外での仕事を成功させていくには、自分という人間を信頼してもらうことも大きなポイントとなります。

国際公務員として働くとなれば、広い視野を持ち、人間的にも大きくなっていかなくてはならないでしょう。

国際公務員の悩み

異動が多い仕事

国際公務員は、世界各地が職場であり異動も頻繁にあるのが特徴です。

ときには紛争地帯や危険を伴う地域での任務を遂行することも十分あります。

ガスや水道など日本では当たり前の環境が整っていない、医療水準が低い、紛争地域でテロなどのさまざまなリスクがあるといった過酷な環境での勤務や視察も珍しくありません。

日本で生活するよりもずっと不便さを感じることもあるでしょう。

また、慣れたころには別の国へ異動となることもあり、そのときには再び異なる生活環境になじむために頭を悩ませるでしょう。

特殊な仕事

国際公務員は立場上、特定の国に感情移入することなく中立・公平でいることが求められます。

これは考えている以上に大変なことです。

特定の地域に長く赴任していれば、その地域に愛着も沸くでしょうし、家族や友人がいる地域であればなおさらです。

また、これまでに学んできた歴史や文化的背景から、特定の国に思い入れがあったり、逆に偏見を持ったりする人もいるでしょう。

常に中立・公平な立場で物事を考えられるようになるには、時間がかかるという人も多いです。

国際公務員を辞める理由で多いものは?

国際公務員の雇用形態は短期契約が多く、終身雇用であるパーマネント契約をする人は非常に少なくなっています。

特に近年は、パーマネント契約は減少傾向にあり、ほとんどの職員が契約雇用です。

毎年成果を出し、認められなければこの仕事を続けることはできません。

また契約が終了するごとに、転職しなくてはならないため、せっかく国際公務員になったとしても、長く働く人は少ないのが現状です。