国際公務員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

国際公務員に向いている性格・適性

勉強熱心な人

国際公務員に向いているのは、勉強熱心で、向上心の強い人です。

国際公務員として働く人のうち、全体の約9割程度は「修士卒以上」の学歴を持つといわれています。

大学へ進学し、さらに大学院で専門性を高めていくことになるため、勉強が好きでなくては国際公務員になることは難しいといえるでしょう。

また、国際公務員として就職するには、専門分野に関する経験や知識も求められてきます。

何を専門にするかは人それぞれ異なりますが、究めていきたいテーマを見つけ、主体的に努力できるような人は国際公務員としての適性があるといえるでしょう。

世界を舞台に働きたい人

国際公務員は、国や地域という概念を超えて、世界中の人々のためにさまざまな業務を遂行する仕事です。

日本を離れて海外で生活することや、多様な国籍の人たちと一緒に仕事をすることになるケースが多くなるため、国際情勢や世界のあらゆる出来事に興味を持ち、広い視野をもって働きたいという人に向いている仕事です。

英語などの外国語を用いて、異なる文化や習慣の中で生活することにもなりますが、そういったところに抵抗がなく、むしろ楽しめるような人は国際公務員としての素質もあるといえるでしょう。

キャリアを積んでいきたい人

国際公務員として国連機関などで働く人のキャリアパスはさまざまです。

国連機関で働いてから別の企業へ転職する人、あるいはいずれは母国へ戻って再就職をするといったケースも見られます。

世界では日本以上に転職する人も多く、定年まで同じ場所で働き続けることが難しい一面もあります。

また、期限付きで雇用されている場合には、実力がなければ正規職員になれない可能性もあります。

たとえ国際公務員になれたとしても、それだけで一生安泰というわけではないため、その後どう生きていきたいのかは自分で決めなくてはなりません。

自分のキャリアにしっかりと向き合って、何をしていきたいのかを明確に考えていけるような人が、国際公務員には向いているといえるでしょう。

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国際公務員に必要なスキル・能力

語学力

国際公務員は、世界中から集まった人材とチームを組んで働きます。

公用語は英語かフランス語となっており、これらを流ちょうに話すことができなければ、試験に受かることすら難しいでしょう。

専門性

国際公務員は、専門性がなくてはなることができません。

例えば経済や会計、法律、政治、農業、広報、開発、ITなどがありますが、自分はどの専門性を高めていくのかについては、学生時代から考えておかなくてはならないでしょう。

国際公務員に向いていないのはどんな人?

国際公務員の多くは雇用期間が定められており、一度採用されたとしても、定年まで国連機関で働き続けられるということではありません。

そのため、長期的に安定した雇用を希望する人には、理想の職場とは言い難い部分があるでしょう。