医療情報技師の給料、年収
収入は安定した傾向に
医療情報技師の給料や年収に関しては、厚生労働省などの公的な機関が発表している統計はありません。
しかし、医療業界の経営は世間の景気に左右されにくいという特徴があるので、給料は安定した傾向にあると考えられます。
また、情報システムを取り扱う医療情報技師の場合は高い技術を持つ専門職という立場にもなるので、一般的な事務職に比べると給料はやや高くなります。
20代で正社員への就職・転職
気になる給料は
医療情報技師の求人票を見てみると、新入社員の月収は20万円前後、年収は300万円前後となることが多いようです。
ただし、これは働く土地や勤める病院の規模の大きさによって異なりますし、資格や経験の有無によっても差が出てくるので参考程度に考えておくとよいでしょう。
また、情報システムという不具合が起きる可能性のあるデリケートなものを取り扱っているだけに、トラブル発生時には緊急の対応に追われることもあります。
深夜残業をしたり休日出勤をしたりする際にはその分手当てがつくことになります。
この他に、規模の大きい総合病院の場合は福利厚生の制度が整っていることが多く、家賃補助が出たり提携している宿泊施設やレジャー施設を格安で使えたりすることもあります。
給料アップをめざすために
それでは医療情報技師が給料アップをめざす場合、どのような努力をすればよいでしょうか。
最もオーソドックスな方法は、資格の取得をめざすことです。
勤め先によっては「医療情報技師」の検定試験の合格者に手当てをつけていることがあります。
また、この資格の上級資格である「上級医療情報技師能力検定試験」の場合はさらに難易度が高く、合格率は20%にも満たない厳しいものとなっています。
それだけに、上級資格の保持者の待遇をよくする企業もあります。
給料アップをめざしたい人はぜひ挑戦してみるとよいでしょう。