アイドルのつらいこと・大変なこと・苦労
アイドルのつらいこと・大変なこと
人気が出ない
アイドルをしていて一番つらいのは、なかなかファンが付かなかったり、いつまでたっても人気が出なかったりするときでしょう。
同期のアイドルが売れていくのを見て、不安になることもあるでしょう。
自分よりもあとにデビューした後輩のほうが人気が出てしまい、悔しい思いをすることもあるでしょう。
そんなことをしている間にもどんどん歳は取ってしまい、焦りだけが募る。
家族や友達に「もう諦めて学業に専念したら?普通の仕事に就けば?」と言われ、所属事務所にも「もっとがんばれ」とプレッシャーをかけられることもあります。
今やトップアイドルとなった人たちでも、やはり一番つらかったのは「下積み時代」「なかなか人気が出なかったとき」と答える人が多いのは当然といえるでしょう。
精神的・肉体的に過酷
ある程度の人気が出て売れてくると、どんどん仕事が増えていきます。
その内容も、テレビ出演やコンサートなどの大きな仕事から、握手会やサイン会までさまざま。
トップアイドルともなれば分刻みで雑誌取材などが入り、朝から晩まで一日で数十媒体の取材を受けるなんてこともザラにあります。
やっと取材が終わったと思っても、その次は撮影など、文字通り寝る暇もありません。
合間合間にとる食事もままならず、気づけば一日一食もまともに食べてないなんてこともざらにあります。
アイドルは基本的に年齢が若いので体力もありますが、それでもやはりハード過ぎて身体を壊してしまうこともあります。
人気アイドルグループを見ても、イベントや握手会で倒れてしまった人が何人もいます。
体重激減、もしくはストレスの反動で過食症になってしまい太ってしまうアイドルがいるのもこのためなのです。
華やかな見た目とは裏腹に、アイドルは精神的にも肉体的にもハードな仕事です。
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アイドルの悩み
アイドルとして顔や名前がそれなりに売れてきたら、休みの日のプライベートな時間も、自由には動くことはできません。
むやみに町に出たらあっという間にファンに囲まれて、サインや握手、記念撮影をせがまれて身動きがとれなくなります。
平日の夜や週末など、人通りの多い時間帯にプライベートでの外出は禁物。
万が一、公共の場に出る際にも帽子、マスク、サングラスなどでの変装が必須。
どこで誰に見られているかわからないので、落ち着いて買い物もできず、結局すぐ家に帰ってしまうなんてこともあるでしょう。
そうした事態を避けるため、休みの日も出かけずに家でゴロゴロしながら引きこもっているアイドルも多いです。
友だちや家族と自由に出かけることもできず、プライベートな時間なんてありません。
このように、「自由がない」「息抜きができない」ということに悩んでいるアイドルはとても多いのです。
しかし、これはアイドルである以上は仕方のないことといえるでしょう。
アイドルを辞める理由で多いものは?
アイドルを辞める理由で最も多いのは、思い描いていたような人気が出なかったということでしょう。
何年も下積みを続けていても芽が出ずに、チャンスを掴むことができないままひっそりと芸能界を辞めていく人は星の数ほどいます。
また、人によっては、アイドルならではの自由のなさが嫌になって辞めてしまう人もいるようです。
事務所によっては「恋愛禁止」というルールがあるともいわれ、ファンに夢を与えるアイドルにとって熱愛報道はご法度です。
10代から20代の一番まぶしい青春時代に恋愛ができないのはやはりつらい人もいるでしょう。
自由に恋愛したい、あるいは結婚や出産したいという気持ちがアイドルを辞めるきっかけとなった人はたくさんいます。