花屋の1日のスケジュール・生活スタイル
花屋の業務スケジュール
早朝から夜間まで大忙しの仕事
花屋の1日は朝早いことで知られており、まだ夜が明ける前に出勤することも珍しくありません。
鮮度がよくて美しい生花を販売するためには、朝のうちに花市場に出向いて仕入れをしなければいけないからです。
仕入れを終えて市場を出るとそのまま店舗に向かい、9:00〜10:00頃のオープンに向けて新しく仕入れた花を店頭に並べ、店を整えます。
お店がオープンしてからは接客や販売、花束作りを行いながら、店内の花々に常に気を配り、ときには水を替えたり茎をカットしたりというお手入れも欠かせません。
美しい状態で咲かせる方法は、花それぞれによって異なり、切り口にお湯をつけたり、火で熱したり、薬剤を使ったりとさまざまです。
また花束にする場合は何の花を組み合わせてどのようなラッピングにするかによって見た目の美しさが大きく変わるので、植物を扱うプロフェッショナルとしての腕が試されます。
昼食の休憩はお店の混み具合を見ながらスタッフで交代でとりますが、バレンタインデーやクリスマス、年末や春の歓送迎会シーズンなど、忙しい時期には昼時もなかなか休めないことも多いです。
夕方を過ぎると少しずつ閉店準備に入りますが、この時点で既に開花のピークを迎えている花は、翌日まで持ち越すと商品として売れない可能性が高いため、値下げして販売するなど判断に追われます。
閉店後は売り上げの集計や店内の清掃、さらに翌日商品として販売する予定の花や、鉢植えの世話をして業務終了です。
勤務体系はアルバイト・パートの場合はシフト制になりますが、正社員の場合は少ない人数でお店を運営していることが多いので、早朝から夜間の勤務になる人もいます。
花屋は立地によってスケジュールが異なる
花屋は店がある場所によって、1日のスケジュールや繁忙期が異なるのも特徴です。
たとえばオフィス街にある花屋のお客さまは、カレンダー通りに働いている人がほとんどなので、1週間のうちで月曜日の午前中が1番忙しくなります。
仕事が始まる月曜日に合わせて、受付に飾るアレンジメントなどの注文が集中するからです。
また1年の中では、異動の多い歓送迎会の時期に花束や大型のアレンジ、高価な欄の注文や配達が集中するのが特徴で、オフィス街の人に合わせて土日休みになるのが一般的になります。
逆にスーパーやショッピングモールにある花屋の場合は、お客さまが集まる週末が忙しくなるのが特徴です。
ショッピングモールのイベントに合わせて、母の日やクリスマスはもちろん、節分やこどもの日などのお祝い事も多くなるので季節感を感じられるでしょう。
都心の劇場や夜のお店が多い繁華街にある花屋では、夕方から深夜までオープンしているところが多いので、働く時間が異なります。
バーやスナックなどが近くにある場合は、お客さまが花束を買ってお店に行くことがあるので、遅い時間になるほど花が売れるからです。
華やかなアレンジメントや大型スタンドの注文が多く、繁忙期になるのは金曜日の夜や、劇場の公演初日など、特殊な日が多いでしょう。
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オフィス街で働く花屋の1日
ここからは、オフィス街で働く花屋の1日について見ていきましょう。
ホテルや結婚式場で働く花屋の1日
ここからは、ホテルや結婚式場で働く花屋の1日について見ていきましょう。
ホテルでは、結婚式だけでなく宴会やイベントなどのセッティングでも花屋が活躍しています。
ここではセッティングや撤収でめまぐるしい1日を過ごす披露宴や宴会当日ではなく、打ち合わせを中心とした平日のスケジュールについてまとめました。