花屋に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

花屋に向いている性格・適性

花屋に向いている人

花が心から好き

花屋として働く上で1番大切なのは、花が大好きな気持ちです。

たくさんの花の名前を覚え、それぞれの特性を理解して扱い方をマスターし、その魅力を余すところなく伝えようとする情熱がなければ、花屋を訪れるお客さまに心から喜んでもらうことはできません。

子どもの頃から花が大好きな人、植物に関する豊富な知識がある人、生け花やフラワーアレンジメントが得意な人など、とにかく花を深く愛することができる人が花屋にぴったりです。

花屋の仕事は肉体的にも大変で、朝から晩まで働いています。

商品である生花は手入れが欠かせないので、休みたいときに休めるわけではありませんし、収入も不安定なことが多く、それほど高くありません。

そのため「なんとなくオシャレ」「楽しそう」という漠然とした憧れや、「綺麗なものに囲まれて働きたい」というだけでは、長く続けるのは難しいでしょう。

季節感を大切にしている

花は季節の訪れを表したり、行事を盛り上げるのに一役買っているため、季節感を大切にする人も向いています。

お正月やお盆、お彼岸など日本の昔からの節目の日はもちろんのこと、母の日や父の日、クリスマスやバレンタインデーなどのイベントに花は欠かせません。

春夏秋冬の移り変わりを敏感に感じ取れる人、季節ごとの行事や風習を大切にする人も、花屋の仕事をより楽しむことができるでしょう。

人と話すのが好き

花屋で働くには、人と話すのが好きな人も向いているでしょう。

お客さまがどんな花を探しているのか、どんな方に花束をプレゼントしたいのかなどを接客しながら聞き、最適な提案をすることが求められます。

そのため人とおしゃべりするのが好きな人や、人と関わるのが好きな人は花屋にぴったりでしょう。

話が弾めばお客さまも楽しくお買い物ができ、自分自身も楽しく働けるはずです。

花屋になるには? 必要な資格はある?

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花屋に必要なスキル・能力

体力がある

花屋の仕事は体力勝負の作業がたくさんあるので、体力が必要です。

たとえば朝一番に行う花市場での仕入れの作業では、早起きが必要になるのはもちろんですが、軽トラックを運転したり、仕入れた花の積み下ろしをしたりするのも自分で行わなければいけません。

また店内で働く際にも、重い植木鉢を動かしたり、頻繁に水やりをしたりと体を使う作業がたくさんあるのです。

花屋というと「美しい花々とよい香りに囲まれて綺麗な店内で働ける」という優雅なイメージを持つ人もいるかもしれません。

花屋を目指す人の中には若い女性も多くいますが、こうした体力仕事が苦にならない人の方が花屋として活躍することができるでしょう。

熱意

花屋は、熱意さえあれば誰にでもチャンスがある職業といえます。

働くためには、「免許」や「資格」「学歴」などの特定条件は一切ありません。

園芸やフラワーアレンジメントについて学べる学校もありますが、あくまでスキルを身につけたい人が任意でいくものです。

そのため「花屋になりたい」「美しい花に囲まれて働きたい」「花を届けることでお客さまに幸せになってもらいたい」という熱意が、花屋を続けていく上では何よりも大切になるでしょう。

イメージ力

イメージ力も花屋にとって必要なスキルです。

たとえば「お世話になった先生に花束を贈りたい」というお客さまがいた場合、その先生の性別や雰囲気、年齢、差し上げる場にふさわしい花をイメージして、予算に合わせて花束を作らなければいけません。

お客さまがどのような希望があるのか、どうしたら喜んでもらえるのかを想像力を駆使して仕事をする必要があります。

イメージ力が豊かな人は、その能力を存分に発揮できるはずです。

花屋に向いていないのはどんな人?

花屋の仕事内容を知らない人

花屋の仕事内容を知らずに、「美しい空間で働きたい」という憧れだけで働き始めた人は、実際に働き始めてからそのギャップに苦労するようです。

たしかに花々に囲まれて働けることは、とてもきれいでうっとりしてしまいますが、実際の仕事は朝から晩まで働き、重たい荷物を運ぶ肉体労働が伴います。

また夏の暑い時期に花や葉が傷んでしまったときは、独特なニオイがしたり、葉が溶けてドロドロになった水を取り替えなければいけません。

ときには虫やネズミが出ることもあるので、対処することも必要です。

きれいな花を美しく見せるためには、裏方の仕事をこなしてこそということを理解した上で、目指すとよいでしょう。

体力に自信がない人

花屋の仕事は肉体労働が多いので、体力に自信がない人は続けるのが難しいと感じてしまうかもしれません。

重い植木鉢を持ったり、水替えをするにはスピードが求められることもあるため、最初のうちは筋肉痛に悩まされる人もいます。

今のうちから重いものを持って筋力をつけたり、長時間動いても疲れにくい体づくりをするなど、体力をつけておくとよいでしょう。