ホールスタッフになるには? 取っておくとよい資格はある?

ホールスタッフは未経験者でもなれる?

ホールスタッフ職は、未経験者の募集が多い職種です。

店の方針によっては、未経験者の方が固定観念がなく指導しやすいことから、未経験者を積極的に採用することがあります。

そのため、未経験からホールスタッフの仕事をしてみたければ、「未経験可」の募集に積極的に応募してみるといいでしょう。

しかし格式の高い飲食店では、ある程度飲食店での勤務経験が求められる可能性が高いです。

飲食店での業務の基礎があることを前提として、その店独自のホスピタリティやマニュアルを実現できる人材が求められるでしょう。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

ホールスタッフの仕事の探し方

ホールスタッフの求人を見つけるには、各種アルバイト検索ウェブサイトや雑誌を当たってみるといいでしょう。

こうした媒体には採用形態もきちんと掲載されていますから、正社員のホールスタッフ募集も見つけやすいのではないでしょうか。

地元で働きたい、特定のエリアで働きたいという希望があるなら、対象地域のタウンペーパーを当たってみるのもひとつの方法です。

大手ウェブサイトや雑誌には掲載されていない、意外な求人が見つかるかもしれません。

ホールスタッフに必要なこと

ホールスタッフに必要なスキル

飲食店のホールスタッフに必要なスキルは、お客さまに好印象を与えるためのコミュニケーション能力です。

馴れ馴れしくならない程度のフレンドリーさで、丁寧ながらも冷たい印象を与えない接客ができるのが、良いホールスタッフの定義です。

また会計の際にレジを使ったり、オーダーマシーンを使うことがあるため、簡単な機械を扱える程度のスキルは求められます。

オーダーマシーンは最近ではタッチパネル式が多いため、スマートフォンを使いこなせる人であれば問題なく使用できるでしょう。

必須ではありませんが、外国人が多いエリアや外国人に人気の店では、英会話のスキルが求められるでしょう。

ホールスタッフに必要な資格

ホールスタッフに必須の資格はありませんが、持っていると採用選考時に有利になったり、仕事に役立つ資格は複数あります。

ワインについての総合的知識の証明となるソムリエ資格は、各種ヨーロッパ料理や本格的なワインリストを備えた高級レストランのホールスタッフ職に応募する際に有利になるでしょう。

ワインのみならず、最近では日本酒の総合知識を証明するきき酒検定や、ビールの知識や注ぎ方、サーブに関連する資格のビールマイスターなど、アルコールに関するさまざまな資格が登場してきています。

レストランサービス技能検定

飲食業界における唯一の国家検定です。

この資格を取得することで、レストランにおけるサービスの理解度と能力をアピールできます。

格式の高いレストランや高級ホテルのレストランなどでは、この資格を持っていると有利になるでしょう。

和食マイスター

世界遺産に登録された「和食文化」について学び、実務に活かすことを目的とした資格です。

日本野菜ソムリエ協会が実施しています。

高級和食レストランや老舗料亭のホールスタッフとして働きたい場合に有利になるでしょう。

ホールスタッフに必要な経験

未経験でも応募可の正社員ホールスタッフ募集は珍しくありません。

未経験可の募集の場合過去にホールスタッフ業務を経験している必要はありませんが、ホールスタッフ業務と結びつけられる何かしらの経験があると履歴書や面接でアピールがしやすいでしょう。

たとえば高校時代や大学時代の部活動で中心的存在だったとか、飲食系以外でもチームワークが必要とされるアルバイトをしていた、などでも十分アピールポイントになります。

ホールスタッフとはいえ料理の経験は必要ではありませんが、勤務先の飲食店のメニューがどのような器具を使って調理されているかくらいは、最低限知っておく方がいいでしょう。

ホールスタッフに必要な経歴

ホールスタッフになるために特別な経歴が求められることはありません。

飲食店の規模や格式によっては、ホールスタッフポジションの応募に高校卒業以上の学歴が必要な場合もあります。

大学卒業以上の学歴を応募条件にしている飲食店は稀です。

正社員としての雇用を目指す場合は、以前に飲食店で働いた経験が求められるでしょう。

または、ホテルやエンターテイメントなどの各種ホスピタリティ・サービス分野での経験もアピールポイントになります。

しかし基本的には、学生時代やフリーター時代に長期間飲食店でアルバイトをしており、注文・配膳・会計などの基本業務がしっかり身に付いていることをアピールできれば、採用のチャンスに繋がるといえます。

飲食店経営企業によっては、店長にする前提で正社員を雇用するところもあります。

この場合はサービス業経験に加え、人材マネジメント能力が問われるでしょう。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

ホールスタッフの志望動機

ホールスタッフを目指すきっかけ

飲食店のホールスタッフになりたいと思う動機には、人によりさまざまでしょう。

たとえば憧れの店でスタッフとして働いてみたいという動機。

またはレストランで素晴らしい接客を体験して、自分もお客さまに対して同じような体験をさせてあげたいという動機。

またはとにかく美味しいものを食べることが好きで、美味しいと評判の店のまかない食を毎日食べたいという動機もあるかもしれません。

ホールスタッフの面接の際に志望動機を聞かれたら、絶対にこう答えなければいけないという正解はありません。

しかし、「とにかくどの飲食店でもいいからホールスタッフの仕事がしたい」という回答は避けるのが賢明でしょう。

店側としては、「この店でなければいけない理由」を聞くことで、どれだけ熱意を持って働いてくれるか考慮するのです。

飲食店の種類別の志望動機

ある程度規模が大きいレストランや有名店、格式の高い老舗などでは、正社員待遇でホールスタッフを採用することがあります。

この場合は、「なぜその店で働きたいか」の部分についてより明確にする必要があります。

老舗のホールスタッフの例では、ハイクラスなお客さまとの接客を通じて一流の接客術を学びたい、という動機があるでしょう。

大規模レストランであれば、スケールの大きい店で大勢のスタッフと協力して場を作り上げることに魅力を感じているのかもしれません。またそういう環境であれば、マネジメント能力も身に付くでしょう。

有名店で働きたい場合には、その店のネームバリューがホールスタッフとしてのキャリアに箔を付けてくれるという目算があるでしょうが、これについてはあまり前面に押し出さない方がいいかもしれません。

ネームバリューのある店で働きたいのは誰しも一緒です。

志望動機をアピールポイントと組み合わせる

志望動機は自身のアピールポイントと組み合わせて述べるとより効果的です。

たとえば丁重な接客をモットーとしている店であれば、敬語がきちんと使えることをアピールしながら、より高度な接客が学びたいという志望動機を述べます。

フレンドリーで、お客様とのコミュニケーションを積極的に行う雰囲気であれば、コミュニケーション能力の高さをアピールしながら、その店の楽しい雰囲気に惹かれたと動機を述べてみましょう。

いずれの場合にも、その店で働くことで自分が得る利点と合わせて、自分が勤務先にどう貢献できるかをアピールすることが大事です。