芸能人・タレントに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
芸能人・タレントに向いている性格・適性
夢を追いかけられる人
この仕事を目指すのであれば、まずは自分の仕事が大好きであることが大前提です。
女優や俳優であれば演じることが好きな人、芸人であれば人を笑わせることが好きな人、タレントであれば話すことが好きな人ということです。
基本的なことですが、これがないと続けることは難しいでしょう。
さらに、人によっては早いうちに売れっ子になる人もいれば、デビューして随分経ってからいきなり脚光を浴びる人もいます。
途中で挫折しないためにも、好きな気持ちと夢を持ち続けて踏ん張っていけることが大切です。
負けず嫌いな人
向上心が強く負けず嫌いであるということが、芸能界で生き残っていくためには必須です。
人前では華やかな姿を見せ笑顔を振りまいている芸能人ですが、実際には裏では血のにじむような努力や苦労を重ねています。
売れるようになるまでは意に沿わない仕事もしなければなりませんし、労働環境も決してよいとはいえません。
そういった環境の中でがんばるためには、「どんなことをしてでも、絶対に売れてみせる」という強い気持ちと周りに負けないための昼夜を問わぬ努力が必要になります。
肝が据わっている人
芸能人やタレントは、常に「人に見られる」「人から話題にされる」というのが仕事です。
誰もがなれる職業ではないので、他人から羨ましがられたり疎まれることも多く、根も歯もない噂を週刊誌や口コミで広げられることも少なくありません。
メディアの力は実に強大で「私はそんなこと言っていないのに…」と涙にくれる日もあるでしょう。
しかしながら他人の噂や、メディアが作り上げる噂に振り回されては精神的に参ってしまいます。
芸能人・タレントに大切なのは、周りの目を気にし過ぎないことです。
自分の噂に対してある程度の図太さを持つことです。
最初のうちは慣れないかもしれませんが、徐々に図太さは身につくので心配いりません。
肝が据わっている人のほうが将来的に大物になるといわれています。
自分磨きができる人
芸能人やタレントは、常に人に見られているということを心に留めておかなければいけません。
洋服や髪型などの見た目のスタイルはもちろんのこと、一人の人間としての言動や行動など常に日本全国・世界中の人達の注目を集めていることを忘れてはいけません。
自分磨きの意識を高く持って、自分は人のお手本になる存在であると日々意識することが大切です。
一般の会社員のように一つの組織の一員としてさまざまな商品を売ったり、プロジェクトを立ち上げてお金を稼ぐのではなく、芸能人やタレントという職業は自分の身一つでお金を稼ぐということを覚えておきましょう。
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芸能人・タレントに必要なスキル・能力
自己管理能力
芸能人は人から見られるのが仕事です。
また、制作現場や依頼主の要求に合った行動をしなければなりません。
女優や俳優であれば演技力が求められますし、芸人であれば笑いのネタが求められます。
そういった要求に常に応えられる人でないと、芸能界では長く活躍できません。
プロ意識の強い役者のなかには、体重や体型を徹底的に管理し、役柄に合わせて増減させることを得意としている人もいます。
このためには食事や運動をコントロールすることが必要です。
高い自己管理能力がなければ務まらないでしょう。
学習能力
俳優や女優は、役作りのためにスポーツや創作活動に取り組むことがあります。
たとえば、ピアニストの役だからピアノの練習をする、陶芸家の役だから陶芸を体験する、絵描きの役だから美術館をめぐる、というように、自分の役を深く理解するためにさまざまな知識が必要なのです。
ときには歴史や語学を学ばなければいけないこともあります。
学習能力がある人の方が適任です。
判断力
芸能人やタレントは一見すると華やかに見える職業ですが、実際は好きなことをしていればいいわけではありません。
仕事においては相手の要求に応じてリップサービスをすることもありますし、世間のイメージに合わせて自分を演じることもあります。
また、どういう態度を見せれば効果的に見えるかを計算するしたたかさも必要になります。
状況に応じた判断力は芸能人にとって欠かせないものでしょう。
芸能人・タレントに向いていないのはどんな人?
芸能界で売れ続けるのは、決して簡単なことではありません。
ずっと同じ芸をしていても視聴者は飽きてしまいますから、日々努力を重ねて常に新しい芸を磨くことが非常に重要なのです。
俳優や女優であればイメージと違う役に挑戦して新境地を切り開かなければいけませんし、タレントであればトークのネタを探し続けなければいけません。
お笑い芸人であれば新しいネタに挑戦していかなければいけません。
長年芸能界で色んなスタッフにチヤホヤされていると、どうしても「天狗」になってしまいがちですが、自分の才能を過信せずに努力を重ねることが人気へと繋がっていくのです。
このような仕事の質を高めようという努力ができない人は、芸能人やタレントとして長く活動していくことはできないでしょう。
実際に芸能人やタレントのなかには、自分を特別な存在だと勘違いしてスタッフやその他の出演者に失礼な態度をとってしまうような人や周りの雰囲気を不快にしてしまう人もいます。
しかしながら、故高倉健さんのように現場のスタッフ全員に敬意を払い、決して偉ぶるような態度をとらない偉大な人もたくさんいます。
プロデューサーが起用したくなる一流の芸能人・タレントとは、決して奢らず、努力を忘れず、周りのスタッフなどに感謝の気持ちを示し続けられる人だということを心に留めておくとよいでしょう。