芸能人・タレントになるには
芸能人・タレントになるには
女優・俳優・アイドルになるには
スカウト
1つ目はスカウトを受けるという方法です。
「原宿の竹下通りを歩いていたら芸能関係者に声をかけられた」「渋谷センター街は芸能事務所の人がウロウロしている」という話を聞いたことがあるでしょう。
スカウトの場合は芸能事務所のスカウト担当者が、街でパッと目を惹く若者や地域で噂になっている可愛い子などに目をつけます。
そして「この子にはキラリと光るものがある!可能性を秘めている」と思う人だけに声をかけるのです。
実際に多くの芸能人が、スカウトによって発掘されています。
オーディション
2つ目はオーディションの場合です。
これは、芸能事務所が主催する「新人タレント発掘オーデョン」に応募したり、ドラマや舞台、映画の公募オーディションに応募したりする形式が多く見られます。
いずれにせよ、大多数の応募の中からごくわずかな人のみが合格する狭き門となっています。
また、この他にも女優や俳優、アイドルになるチャンスは至るところに転がっています。
たとえば、エキストラ事務所に所属して、エキストラの仕事をこなしている最中に監督や芸能関係者に気に入られてデビューしたり、劇団や養成所に所属して地道に活動している際に声をかけられてデビューに至るケースも珍しいことではありません。
お笑い芸人になるには
最近、急激に増加しているお笑い芸人。
お笑い芸人として芸能界デビューするためには、笑いのセンスを磨いてファンを獲得するだけでなく、オールマイティーに番組を盛り上げる実力がなければいけません。
お笑い芸人の道は、ある意味では女優や俳優、アイドル以上に厳しい実力勝負の世界です。
ほとんどのお笑い芸人は、芸能プロダクションの芸人養成所に入って基本的なスキルや芸を磨くか、第一線で活躍している芸人や漫談家に付き人として弟子入りして、コツコツと実力を磨いていくのです。
なかなか芽が出ずに、志し半ばで芸人になるという夢を諦める人もたくさんいます。
そんな厳しい状況で、ごく一部の人のみが賞を取る、師匠のツテでデビューを飾るなどといった形で芸能界への階段を上がるのです。
今テレビで皆さんがよく見るお笑い芸人は、間違いなく数少ない成功者といえます。
実力が認められずに、アルバイトをしながらコツコツと芸を磨いているお笑い芸人がいることを忘れてはいけません。
タレントになるには
厳密にいうと、女優・俳優・アイドル・お笑い芸人もタレントに含まれますが、こちらの項目では上記でご紹介したジャンル以外のタレントの場合でお話を進めていきます。
そもそもタレントの定義とは…「本業を芸能界以外に持つにも関わらず、テレビ出演が多い人」のことをいいます。
最近では弁護士や医師などの資格を持ちながらもコメンテーターとして様々な情報番組に出演している方が増えていますが、そのような方もタレントといえるでしょう。
タレントの場合は、知り合いのツテで業界関係者から声がかかる、プロデューサーが番組で活躍しそうだと判断する・身内に業界関係者がいる・世の中に注目されている・有名な賞を取るなどという方法でテレビ出演のきっかけを持っています。
タレント1本で芸能界で生きていくのは、とても大変なことです。
他の人にはマネできないような一芸を持っていることが、タレントとしての大きな強みとなるでしょう。
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芸能人・タレントの資格・難易度
芸能人やタレントには、学歴や資格は一切不要です。
芸能界は本人の才能や世間からの好感度、人気が全ての世界なので、一般企業のように「有名大学を卒業している」とか「難しい語学の資格を持っている」などの理由で優遇されるということはありません。
ただし、自分自身のキャラクターをアピールするためには、得意な分野があることが大切です。
たとえば「料理なら何でも作れる」とか「幼い頃からピアノを習っている」とか「甲子園に出場したことがある」という特技があるとバラエティ番組のトークで個性を発揮できることがあります。
また、語学が堪能でTOEICや英検の資格を持っていると、ドラマや映画での役の幅が広がります。
芸能界で活躍したいのであれば、何でもよいので自分の得意なことを磨いておくとよいでしょう。
芸能人・タレントになるための学校の種類
芸能人やタレントを目指すときに悩むのが、学校選びでしょう。
芸能活動は学業との両立が難しいことで知られており、人気子役や10代のアイドルのなかには小学校や中学校を休みがちになっている人も珍しくありません。
そのため、本格的に芸能活動を続ける人が高校に進学するときには、芸能活動に理解のある学校を選ぶことが多いようです。
昔から有名なのは、東京にある堀越学園や日出学園が運営している高校でしょう。
また、芸能活動をしたい人が大学に進学する場合は、特技や自分の夢についてアピールできるAO入試がある私立大学を選ぶことが多いようです。
最近では早稲田大学や慶応大学などの優秀な大学に進学する芸能人もいて、学業と仕事の両立を目指す人が増えています。
その一方で、「高校や大学には行かずに芸能に関するレッスンだけを受けたい」という人の場合は、芸能プロダクションが運営している養成所に通うとよいでしょう。
演技や歌、お笑いのテクニックなどを丁寧に指導してくれます。
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芸能人・タレント養成所で学ぶこと・費用
芸能人・タレントの養成所とは
芸能人・タレントになる方法として、オーディションを受けたりスカウトのチャンスを待ったりする方法がありますが、地道に努力をしながら才能を磨きたいのであれば養成所に行くという道もあります。
養成所は芸能界で活躍したい人が演技や立ち振る舞い、発声、メイク、ダンスなどを専門的に学ぶことができるスクールのような場所です。
養成所はたいていの場合、芸能プロダクションが経営しており、養成所に所属した人は養成所でレッスンを受けながらドラマなどで採用されるのを待つことになります。
養成所から来る仕事の多くは端役なので、たった一言しか台詞がないような役も珍しくありません。
それでも小さな仕事を数多くこなすうちに関係者の目に留まり、大きな仕事の声がかかるようになることがあります。
養成所を選ぶポイント
多数のプロを輩出する本格的な養成所の中には、毎日のレッスンが非常に厳しく、並大抵の気持ちでは通い続けることが難しいスクールもあります。
一方で芸歴のない講師が指導をしているような養成所もあります。
この辺りはスクールによってさまざまですので、養成所に行くことを検討する場合は、複数の養成所を比較検討したほうがよいでしょう。
また、養成所によって運営している芸能プロダクションが違うので、演技や歌唱力の指導など、力を入れている分野や得意とする分野が異なります。
演技や歌だけではなくお笑いを専門に教えてくれる養成所もあります。
吉本興業の名前は誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。
ここでは将来的にお笑い芸人を目指す人たちが笑いのセンスや間の取り方、喋りのセンスを磨きます。
落語や漫才の経験を積ませて話し方、声の抑揚のつけ方などを勉強させる学校もあります。
これらの経験はプロの芸人になる上で非常に大切なことであり、そういった経験を積める場として近年は芸人養成所の人気が高まっています。
養成所の費用
養成所の費用に関してはさまざまです。
関東にある有名な俳優養成所の金額を見てみると、まず入所金が年齢に応じて14~18万円かかります。
そして研究費として、一か月に23,750円の月謝を支払います。
地方の場合や個人経営の事務所の場合は、もう少し費用が安くなることもあります。
ただし、いずれにしても通常の習い事などに比べると高額になるので、覚悟をもって取り組んだ方がよいでしょう。
養成所に通ったからといって必ずデビューできるわけではないので、最終的には本人の能力次第なのです。
悪質な養成所に要注意
自分が入ろうとしている養成所が本当に信頼できる養成所なのかどうかは、母体や提携の芸能事務所の評判とともにしっかりと調べたほうがよいでしょう。
実際に、悪質な養成所に入ってしまい泣きを見る人も多い業界なので慎重に調べることが大切です。
芸能人・タレントに向いている人
芸能人やタレントに向いているのはどのような人でしょうか。
まず大切なのは、自分の夢を絶対に叶えたいという強い意志がある人です。
女優や俳優、アイドルやモデル、お笑い芸人は、いずれも非常に人気の高い職業です。
志望する人が多いだけにオーディションやコンテストでは厳しい競争に勝ち抜かなければいけません。
「どうしてもこの仕事に就きたい」という思いがあって、粘り強く努力できる人だけが夢を掴むことができるのです。
また、テレビやイベントなどを通して多くの人に見られる職業だけに、ときにはプレッシャーやストレスを抱え込むこともあります。
心配性ですぐに自信をなくしてしまう人よりも、肝が据わっていて向上心があり、ポジティブに自分磨きを続けていける人のほうが適任でしょう。
芸能人・タレントのキャリアプラン・キャリアパス
芸能人やタレントはどのようにキャリアを築いていくのでしょうか。
まず、デビューする前は養成所でレッスンを受けたり個人の劇団に所属したりして、芸能活動の下積みをすることが大切です。
それと同時に芸能事務所やプロダクションのサポートを受けながらオーディションを受けたり営業に出向いたりして仕事を掴み、デビューのきっかけを掴み取っていきます。
女優や俳優の場合はエキストラや端役からスタートすることが多く、実力を身につければ段々重要な役どころを任されるようになります。
大きな目標としては、キー局のゴールデンタイムのドラマやNHKの朝ドラ・大河ドラマ、あるいは有名な監督の映画などに出演できるようになることを目指して頑張っている人が多いようです。
しかし、すぐにこのような夢が叶う人はほんの一握りでしょう。
多くの人が5年、10年と地道にコツコツ努力を続けるなかでゆっくりと才能を開花させていきます。
また、一時的に人気が出たとしても次回作が決まらなかったり世間から飽きられてしまったりすると、その後も仕事を続けていくのは難しくなります。
芸能界でキャリアを築き続けるのは非常に難しいことなのです。
芸能人・タレントを目指せる年齢は?
芸能人やタレントという職業は何歳からでも目指すことができます。
たとえば、親の意向で赤ちゃんのうちからドラマや映画に出演する人もいますし、仕事を辞めたサラリーマンや子どもが独立した主婦が昔からの夢を諦めきれずに役者を目指すこともあります。
おばあちゃん、おじいちゃんになっても役者としての需要はあるので、年齢を理由に夢を諦める必要はないでしょう。
ただし、若年層のファンをメインターゲットにするアイドルやグラビアモデルなどに関しては、年齢的に若いと有利になることもあるようです。
また、芸能界は特殊な世界なだけに、子役からの長いキャリアや人脈がある人の方が仕事の幅が広がる可能性があることは知っておくとよいでしょう。
芸能人・タレントは高卒から目指せる?
芸能人やタレントとして活躍するために、特別な学歴は必要ありません。
幼い頃から子役やアイドルとして第一線で働いていた人の中には、小学校や中学校を休みがちだったという人もいますし、最終学歴が中卒や高卒だという人も珍しくありません。
「演劇に全てをかけたい」とか「歌のレッスンだけに集中したい」とか「海外で仕事をして経験を積みたい」という理由で、進学よりもレッスンや仕事を優先させることは決して珍しくないからです。
芸能界は実力や人気が全ての世界なので、高卒でも全く問題なく活躍することができます。
ただし、心構えとして理解しておかなければいけないのは、芸能人になれたからといって全員が売れるわけではないということです。
タレント名鑑などを見ると、実にたくさんの芸能人やタレントが記載されていますが、実際にテレビで見かけるのはほんの一握りです。
レギュラー番組を獲得するということは芸能人として大きな成果であり、そのポジションに立てるのはわずかな人だけであることを忘れてはいけません。
収入に関しても、ボーナスや昇給が確約されているわけでもなく、不安定な生活がつきものです。
もしも将来、芸能人として仕事を続けることができなくなってしまったとき、一般常識や最低限の学力がなければ社会人として再就職することが難しくなるかもしれません。
たとえ学校には行かなくても、読書をする、新聞を読む、テレビのニュースを見るなど、積極的に知識を取り込むようにしておくことが大切です。
芸能人・タレントのオーディション・募集状況
作品のオーディション
芸能人やタレントとして活動するためにはオーディションを受ける必要があります。
オーディションは一般企業の採用試験で行われる「面接」と同じです。
事務所のオーディションであれば事務所の求める人材を、作品のオーディションであれば監督やプロデューサーのイメージに合った人材を探すために開催されます。
NHKの朝ドラは昔からヒロイン役をオーディションで決めることで有名で、今までに多くの女性たちがこのオーディションに合格してブレイクのきっかけを掴んできました。
オーディションの情報は、公募のものであれば雑誌やインターネットで調べられます。
しかし、事務所や劇団に所属していないと受けられないオーディションもあるので、役者を目指すのであればまずは事務所に所属して情報がたくさん入ってくる環境を整えるのが得策でしょう。
事務所の採用募集状況については後述します。
オーディション対策のポイントは
一般的なオーディションでは一次審査として書類選考があり、まずはプロフィール写真と履歴書を送ります。
最近ではデジカメの普及からスナップ写真を同封する人が多くなっているようですが、審査員の印象としてはスナップ写真よりも写真館で撮った写真のほうが遥かによいでしょうしょう。
写真館で撮った写真は何度も使い回しがききますので、本気で芸能界を目指すのであれば1枚は撮っておきたいところです。
写真館によってはプロフィール写真を専門に扱うところもあり、オーディション関係の写真が得意な写真館もあります。
こういった写真館は「ここの写真は書類選考に通りやすい」と口コミで話題になり、遠方からも多くの人が来ます。
興味がある人は探してみるとよいでしょう。
しかし、どんなに素敵なプロフィール写真が撮れても、実際の面接で一般常識がなかったり受け答えが噛み合わなかったりすると台無しになります。
オーディション対策では写真映りだけに力を注ぐのではなく、内面を磨くことを忘れないようにしましょう。
養成所のオーディション
一般的に、養成所のオーディションはよほど問題のある人でない限り受かるといわれています。
これは養成所のオーディションは仕事のオーディションではなく、芸能人になりたい人が通うスクールに入るためのオーディションだからです。
ただし、大手養成所の中には受け入れ人数に限りがあるため審査基準を厳格化しているところもあります。
こういった養成所のオーディションは、他のところと比べて狭き門となっています。
芸能事務所の募集状況
最後に、芸能事務所の採用募集状況についてです。
現在は小規模事務所から大手事務所まで数多くの芸能事務所があり、募集も盛んに行われています。
多くはオーディションやスカウトで事務所関係者の目に留まり所属となりますが、なかには養成所も兼ねていて書類選考のみで採用する事務所もあります。
しかし、芸能事務所に入ったからといって、すぐにデビューできるわけではありません。
女優や俳優なら演技力に磨きをかけてオーディションに合格する必要があります。
芸人であれば数多くのステージをこなして人気が出ないと芸能人の仲間入りはできません。
タレントの場合も、知名度が高くないと芸能人としての活動はできませんから、まさに実力勝負の世界といえるでしょう。
事務所に所属したものの、何年もデビューできないというのはよくあることです。
芸能人として自分で食べていけるようになるためには、世間が求める芸能人の理想をよく理解しておかなければいけません。
具体例をあげると、今求められる芸能人とは、独自のライフスタイルやファッション性を持ち、マルチに活躍できる人間です。
バラエティなどで活躍できるタレント性、皆を魅了する話術も求められます。
デビュー前からこのようなことを意識して、トークの練習やSNSでの情報発信に力を入れておくと、よいトレーニングになるのではないでしょうか。
芸能人・タレントの事務所の役割は?
芸能界の架け橋に
芸能人やタレントが所属する事務所は、テレビ局や出版社などのメディアと芸能人の架け橋になるという役割を担っています。
事務所にはさまざまな才能を持つ人材が所属しており、メディアからドラマの依頼やオーディションの情報が来ると、自社に所属している人の中から適任者を見つけて各方面に売り込みます。
その際に、一押しの新人を売り込むのも事務所の仕事ですし、ギャラの交渉をしたり、契約における注意事項を確認したり、仕事のスケジュールを調整したりするのも大切な仕事になります。
芸能界という特殊な世界でのルールやマナー、しきたりを熟知している事務所のスタッフがいるからこそ、さまざまな交渉事が円滑に進むのだといえるでしょう。
また、事務所には複数のマネージャーが働いていて、自社に所属している芸能人やタレントを全面的にサポートしています。
自宅から仕事場まで送迎したり、台本の読み合わせに付き合ったり、マスコミからの取材対応をしたりするのもマネージャーの仕事です。
ときには健康面を気遣って食事を差し入れることもあります。
夢を叶えるために地方から上京してきた10代の子たちにとっては、まさに家族のような頼れる存在です。
流行を作り出す
芸能界にはさまざまな事務所があります。
有名どころでいうと、皆さんご存知のジャニーズ事務所があげられます。
個性豊かなイケメンが数多く所属している超大手の芸能事務所で、歌や踊り・演技などさまざまなレッスンも行われています。
ジャニーズは、少年隊・SMAP・TOKIO・V6・KinKiKids・嵐…と日本の芸能史に残る男性アイドルたちを生み出した事務所でもあります。
また、国民的美少女コンテストを開催する事務所として有名なオスカープロモーションは、毎年世の中に多くの美少女を輩出しています。
民放ドラマに引っ張りだこの米倉涼子をはじめとして、上戸彩・武井咲・剛力彩芽・本田望結など、容姿端麗で演技派の女優を育ててきた事務所です。
最近では、ドラマや雑誌、バラエティ番組でこのような大手事務所の所属タレントを見ない日はありません。
時代の流れに乗って新しい流行やカルチャーを創り出すことも、芸能事務所の大きな使命といえるのではないでしょうか。
悪質な芸能事務所も
自社に所属する芸能人やタレントをマネージメントし、才能が花開くためのお手伝いをするのが本来の芸能事務所の役割です。
しかし、非常に残念なことに、そのような理想とはかけ離れた業務を行っている悪質な芸能事務所も存在します。
たとえば、「芸能人になりたい」という夢を抱いている若い子たちを積極的にスカウトし、事務所への登録料やレッスン料として高い料金を払わせたり、ほとんどギャラももらえないような仕事を斡旋したりする事務所があるようです。
このような事務所の場合、何年も所属していてもデビューのチャンスが来ないことが多く、最終的には夢破れて芸能界を諦める羽目になることも珍しくありません。
もしも芸能事務所にスカウトされたのであれば、どのような人材が所属しているか、どのようなスタッフが働いているかなど、事前にしっかり見極めてから所属するのが賢明でしょう。