お笑い芸人の需要・現状と将来性

お笑い芸人の現状

テレビやラジオなどのメディアで起こった「お笑いブーム」は、現在徐々に冷めつつあるといえるかもしれません。

ピークの頃に比べると、芸人がコントや漫才、一発ギャグなどを披露する番組は減りつつありますし、モノマネ大会や大食い選手権などのバラエティの企画を見る機会も圧倒的に少なくなってきました。

しかしながら、もちろん今でもお笑い芸人として活躍している人はたくさんいますし、「有名になりたい!」「人を笑わせる仕事をしたい!」という思いを胸にお笑い芸人を志す若者もいます。

それだけ大きなやりがいがある仕事であり、ライブなどでお客さんにウケた時にはとてつもない充実感を得ることができるのです。

また、テレビのゴールデン帯にレギュラーを持つお笑い芸人は、1回で数百万円も稼ぐといわれています。

自分の力で成功や高収入を目指したい人にとっても、夢のある仕事といえるでしょう。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

お笑い芸人の需要

数年前にピークを迎えたといわれる「お笑いブーム」ですが、現在でもお笑い芸人のニーズはたくさんあります。

テレビのバラエティ番組はもちろんのこと、芸能事務所などが持っている劇場やライブハウスでは日々オーディションが行われ、番組制作者やライブ主催者は、芸人を求めているといっても過言ではありません。

ここで大事なのは、求められているのは「今まで見たことのない笑いを届ける芸人」だということです。

たとえば、過去にテレビ番組で活躍している芸人と同じキャラクターやネタをする芸人は求められないでしょう。

つまり、芸人へのニーズがいくらあったとしても、誰かのお笑いのまねごとをしているだけでは、いつまでたっても仕事は来ないということです。

新しい笑いを提供し、新しいブームを作り上げていくことができる芸人でなければ、そのニーズに応えることはできないでしょう。

お笑い芸人の将来性

昨今のテレビ業界は、制作費のコストカットにより、逆に芸人の需要が非常に増えています。

お金のかかる豪華なセットを使ったり、ギャランティの高い芸能人をキャスティングしたりするよりも、ギャランティが少なくて済む若手や中堅芸人を番組に起用した方が、制作費が安く抑えられるからです。

したがって、お笑い芸人が引く手あまたなのは事実ですが、その代わり、芸人に要求されることは非常に多くあります。

トーク力はもちろんのこと、制作費が安い代わりに非常に練られた企画が多い番組では、その企画に柔軟に対応する力も必要です。

昔は、お笑い芸人や女優タレント大勢で行うことができたロケも、今では、芸人ひとりでのロケも多くあります。

ですので、ひとりでも笑いを作り出す力も芸人には備わっていなければなりません。

制作費が少なくなったテレビ業界のしわ寄せが、出演者であるお笑い芸人にも来ているといってもよいかもしれません。

しかし、そこで力を発揮できた者は、番組制作陣から重宝され、再度の番組起用に繋がることはいうまでもないでしょう。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

お笑い芸人の今後の活躍の場

昔は、お笑い芸人として成功するために必要なのは「コンテストやオーディションを受けて合格すること」「舞台でお客さんを集められるようになること」「テレビでレギュラー番組を持つこと」といわれていました。

しかし最近では、従来とは全く異なる方法でデビューをし、人気を集める若手の芸人が増えています。

それは、いわゆるユーチューバーといわれる動画サイトを軸に活動する人たちです。

彼らはオーディションに出ることもなければ舞台に立つこともなく、テレビ番組に出演することもありません。

自分で企画したネタで動画を作り、インターネットで発信して多くの人に見てもらうことによって、芸人として活動しながら収益を稼いでいるのです。

このように、お笑い芸人も、今後は既存のメディアだけに頼らない新しい活躍の場が増えると考えられています。

努力とアイディア次第でさまざまな働き方ができるでしょう。