エディトリアルデザイナーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
印刷物、紙媒体全般が好き
エディトリアルデザイナーは、書籍や雑誌をはじめ、さまざまな紙媒体のデザインに携わっていきます。
そのため、本を読むことが嫌いな人よりは、好きな人のほうがやはり向いている仕事といえます。
しかし、エディトリアルデザイナーは、いち読者としての観点も重要ですが、作り手としての考え方やセンスを持つことが大事になってきます。
たとえば普段から雑誌を読むときにも、「どのようなデザインをすれば読者の目を惹きつけられるのか?」といったことを考え、自分のデザインに生かしていく力が求められます。
日頃からたくさんの印刷物に触れ、自分なりに良いデザインについてたくさんの引き出しを持っておこうと努力できる人であれば、エディトリアルデザイナーとして活躍できるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
さまざまな立場の人とコミュニケーションをとることが得意
出版や印刷の制作現場では、編集者やカメラマン、ライターなど、多くの人と関わりながらチームプレーで仕事を進めていきます。
また、一つの案件にデザイナーが複数入ることもあり、お互いに協力しながら作業していかなくてはなりません。
チームメンバーとはきちんと情報共有をすることによって、よりスムーズに仕事を進めることができます。
何事も自分だけで抱え込まずに、周囲の人と積極的にコミュニケーションをとれるようなタイプの人が、エディトリアルデザイナーには向いています。
集中力、忍耐力がある
エディトリアルデザイナーの仕事は、想像以上に地味なものといえるかもしれません。
「デザイナー」というと響きはカッコいいですが、日々の仕事ではパソコンに向かっての淡々としたレイアウト作業も多く、さほど華やかさはありません。
また、デザインを進めていくなかでテキストや写真の配置および内容が間違っていないかなど、細かな部分をチェックすることも大事な仕事の一部です。
長時間、椅子に座って作業を続けることになるため、集中力をもって一つの物事に取り組むことができる人や、飽きずに同じことを続けられるような忍耐力がある人に向いている仕事といえます。
労働時間は長くなりがちであるため、健康的であることはもちろんですが、精神的なタフさも要求されるでしょう。