土木施工管理技士の一日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
責任者として、現場の管理やデスクワークまで担当する
土木施工管理技士は技術者でありながら、現場責任者としての役割も担うため、仕事はハードになりがちです。
日中は現場作業をして、夕方に作業が終わってからデスクワークをするのが一般的とされており、忙しい時期には夜遅くまで残って仕事をすることもあります。
ここでは、そんな土木施工管理技士の1日の流れについて紹介します。
20代で正社員への就職・転職
土木会社で働く土木施工管理技士のある1日
土木施工管理技士の勤務時間・休日
勤務時間
土木施工管理技士は、土木工事の最前線で働くことになり、基本的には日勤で8時~17時くらいを勤務時間とするケースが多いようです。
また、体力を要する仕事であることから、昼休憩の他にも10時と15時くらいには全員が一斉に休憩をとり、疲れた心身を休めて集中力を保つようにします。
なお、道路の舗装工事、トンネル工事、港湾工事といった工事に携わる場合には、24時間での交代制勤務や、深夜時間帯の勤務になることもあります。
いずれの場合も、1日の労働時間は7時間~8時間程度となるでしょう。
工事の進捗状況は天候によっても左右されるため、計画通りに進まないときなどは、イレギュラーな勤務体制で働くこともあるようです。
休日
土木工事現場は基本的に日曜日と祝日が休日となり、土木施工管理技士も、現場の休日に合わせて休みを取ります。
土曜日も休みになることもありますが、出勤しなくてはならないことも多いとされています。
日常的に仕事が溜まっている場合は、休日出勤をして片付けることもあります。
また、土木工事には繁忙期もあり、その時期は工期が詰まりがちになるため、休日返上で仕事をすることも珍しくありません。
ハードな勤務になりがち
土木施工管理技士は、現場で技術者として身体を動かすだけでなく、デスクワークも発生します。
たとえば施工方法を検討したり、コスト計算や関係各所への提出書類作成、官公庁への報告など、机に向かって行う作業も多々あります。
こうした作業は、その日の工事が終了してから残業をして行うことが多く、どうしても残業時間が増えがちです。
長時間勤務が当たり前になっている人もいるようですが、心身ともにハードな仕事であることから、できるだけ効率よく仕事を終わらせて、自宅で休む時間をしっかりとることも重要です。
最近は離職率を下げるために、会社として残業時間削減に取り組む企業も増えつつあります。