データベースエンジニアのやりがい・楽しさ・魅力
データベースエンジニアのやりがい・楽しさ
さまざまなITテクノロジーに触れられる
データベースエンジニアとして働くと、企業のITシステムで用いられているような巨大なデータベースを触れる機会にも恵まれており、最新のデータベース製品の知識や、最新のデータベース運用方法を身に付けることができます。
同時に、サーバー技術・ネットワーク技術・セキュリティ技術なども、ITシステムの開発に携わると触れることができ、見解を深めていけます。
さらに昨今は、「クラウド」「ビックデータ」「IoT」といった先端IT分野の技術知識も、データベースエンジニアの仕事を通じて関わることが増えてきました。
データベースエンジニアとなると、そのように豊富なITテクノロジーを吸収できる環境で働けるため、データベースやITに興味関心があり、テクノロジーに囲まれて働きたい人にとっては、魅力的な環境といえるでしょう。
多くエンジニアと一つの目標を目指せる
データベースエンジニアの場合、「プロジェクト」や「チーム」を組み、集団で仕事を進めていくことが多いです。
時には、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアなど、他のエンジニア職と協力しながら一つのITシステムを作り上げることもあります。
そのような集団の中で、データベースエンジニアは、データベース分野の専門家の立場として貢献する形となります。
仕事ですので、常に「みんな仲良く助け合って」の精神がまかり通るわけではありませんが、皆で一つの大きな目標を達成しようという環境であることには違いありません。
したがって、個人プレーではなく、周囲と一丸になって物事を達成することに喜びを感じる人であれば、やりがいやモチベーションを得られる環境といえるでしょう。
規模の大きな仕事、重要な仕事に携われる
案件にもよりますが、時には政府系の機密情報を保管するデータベースや、銀行や証券会社が扱う重要な金融データを保管するデータベースを構築する仕事に携わることもあります。
仮にそのような重要なデータベースにトラブルがあると社会的な大問題ともなり、同時にデータベースエンジニアの腕次第で、データベースのパフォーマンスやセキュリティの強度も変わってきます。
すべてはデータベースエンジニアの手腕に掛かっているともいえ、情報化社会が急速に進み、無数のデータが世に溢れる今、データベースエンジニアが行う仕事の意味もますます大きくなってきています。
そのように、規模が大きく、社会的にも重要な部分に携われる仕事であることも、働く上でのプライドややりがいとなってくれるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
データベースエンジニアの魅力
高収入が期待できる
データベースエンジニアの平均年収は、年齢やスキルにもよりますが、概ね500万円~600万円が目安となってきます。
加えて、IT業界はよくも悪くも「残業」が多い業界のため、残業代でプラスαの収入が入り、残業代込みで年収が1.5倍、2倍近くに膨れ上がることもあります。
それこそ大手SIer勤務のデータベースエンジニアであれば、1000万円に近い年収を得る人もいるようです。
そのように収入面では比較的恵まれており、それでいて医師などのように特別な資格や学歴が必要な職業ではなく、比較的目指しやすい職業である点が、ひとつの魅力といえるでしょう。
将来のキャリアルートが豊富
データベースエンジニアとして働くと、データベース分野に限らず、サーバー、ネットワーク、セキュリティ、プログラムなど幅広い分野のITスキルが身に付いていきます。
将来的に、「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「セキュリティエンジニア」「システムエンジニア」「プログラマー」「ITコンサルタント」など、関連するITエンジニア職に転身することも視野に入れられます。
さらには、「データエンジニア」や「データサイエンティスト」といった、今後急成長が期待されているビックデータ分野の人材としても、データベースエンジニアの経験は注目されています。
そのように将来のキャリアルートが豊富であることもこの仕事の魅力であり、それこそ実力のあるデータベースエンジニアとなれば、自分の意のままにIT業界を渡り歩くことも可能になってくるでしょう。
フリーランスも視野に入れられる
データベースエンジニアは、自身の技術スキルが何よりの商売道具となるため、スキルさえ積めば、独立して「フリーランス」としての活動も行いやすい職業となります。
データベースは分野としてもコアであるため、それこそこの分野を熟知している人材がフリーランスとなれば、引く手は多く、正社員時代以上の収入を稼げることもあります。
そのように独立と相性がよい点もこの仕事の魅力であり、独立願望のある人にとってはプラスとなることが多いでしょう。
都心部が勤務地となることが多い
都心部にあるIT企業内のオフィスや、都心部に設置されたプロジェクトルームなどが、データベースエンジニアの勤務地となることが多いです。
とくに、東京・名古屋・大阪・福岡などの大都市圏にオフィスを構えるIT企業が多いため、データベースエンジニアの勤務地は必然的にそのようなエリアに集中しがちです。
またデータベースエンジニアの場合は、転勤や長期出張というのは少なく、メーカーや銀行などように、全国の各支店を経験してから本社のある都心部に戻ってくるというような文化もあまりありません。
したがって、「入社してすぐに都心のオフィスで働きたい」「就職を期に上京したい」などの願望がある人にとっては最適な職業といえるでしょう。