プロ野球選手の平均身長は? 小柄でもプロになれる?

プロ野球選手を目指す人にとって、身長や体重、必要な体格は気になるところです。

身長が低いとプロ野球選手になれないのではないかと考えている人もいることでしょう。

この記事では、プロ野球選手の平均身長や体格、必要な要素について解説します。

プロ野球選手の平均身長は180cm超

日本人男性の平均より大幅に高い

プロ野球界では身長や体重が選手の能力や将来性を評価する際の一つの指標として考慮されています。

2022年の日本プロ野球機構に登録されている選手の平均身長は身長が180.6cm、体重は84.9kgです。

日本人の一般男性の平均身長は約172cmということからみると、プロ野球選手の平均身長は一般男性よりも約10cm高くなります。

なお、メジャーリーグの平均身長は187.8cmといわれており、日本のプロ野球選手に比べても高くなっています。

メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手の身長は193cm、体重は95kgと発表されています。

このようにプロ野球選手やメジャーリーガーの平均身長が一般男性よりもかなり高いことからも、身長が野球選手としての成功において重要な要素であることがうかがえます。

身長が高い選手は有利になりやすい

身長が高い選手は、投手としては投球の角度が緩やかになり、球速が速く感じられることがあります。

また、打者としてはスイングの幅が広くなり、ホームランを打ちやすくなるなどの利点があります。

さらに、身長が高い選手は守備範囲が広がり、フライボールを取りやすくなることもあります。

特に高い身長やがっちりとした体型を持つ選手は、パワーやリーチの面で優位に立ちやすいため、将来的な成長やパフォーマンスの可能性が高いと見なされる傾向があります。

プロ野球の入団テストやスカウト活動においても、身長175cm以上といった基準が設けられる場合があります。

これは、身長が一定以上ないとプロ野球の厳しい競争環境に耐える力がないとみなされるためです。

高校生や大学生の選手においても、将来的な成長やパフォーマンスの可能性を見込んで、身長が高い選手に注目されることがあります。

ただし、身長だけが能力や実力を決定する要因ではありません。

技術やスキル、精神面の強さなども重要な要素として考慮されます。

一般的に身長が高いというだけでなく、バランスの取れた身体能力や野球技術を持つ選手が、プロ野球で活躍するための必須条件とされています。

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小柄でもプロ野球選手になれる

160cm台のプロ野球選手もいる

身長が175cm以下の選手でもプロ野球選手として成功することは可能です。

体格や身長よりも、スピードや俊敏性、打撃や投球の技術など、他の特徴や武器を持つ選手も多く存在します。

特に俊足や巧打など、特定の能力に秀でた選手は、チームにとって非常に貴重な存在となり得ます。

プロ野球界には身長に関係なく、個々の能力や実績を重視するチームやスカウトも存在し、そのような選手が活躍する場を提供しています。

2023年には、中日ドラゴンズに166cmの田中幹也、167cmの谷元圭介・山本拓実と、身長が170cm未満の選手が3名所属しています。

彼らが身長に負けない実力を持っていることが、プロ野球の世界で成功するための重要な要素であることを示しています。

小柄ながら俊足や技術に長けた選手が、チャンスを掴んで活躍する姿は、プロ野球界においても非常に魅力的で多くのファンがいます。

大学生や社会人は実績と実力次第でプロを目指せる

大学生や社会人からプロ野球選手になる場合、身長よりも実績や実力が重視されることがあります。

特に投手の場合は身長が高い選手が有利な傾向がありますが、小柄な投手でも成功する例は少なくありません。

東京ヤクルトスワローズの小川泰弘投手は171cm、同じく東京ヤクルトの石川雅規投手は167cmという身長ですが、ともに大学時代にドラフト指名を受けてプロ入りしました。

身長には劣るものの実力を持ち、ドラフト指名を受けてプロ入りした選手も少なくありません。

結局のところ、プロ野球選手に求められるのは身長や体格よりも、選手としての技術や能力、そして情熱や努力です。

プロ野球選手の体格

ポジションにより異なる筋肉量

プロ野球選手になるための適切な筋肉量は、ポジションや選手の役割によって異なります。

一般的には、投手は筋肉を適度につけることが重要ですが、筋肉量を過剰に増やしすぎると、投球のしなやかさや制球力が失われる可能性があります。

投手は上半身と下半身のバランスが重要であり、打者は上半身の筋肉量が重視されるといわれます。

打者は長打力やパワーを持つことが求められるため、ある程度の筋肉量が必要です。

しかし、ホームランを打つタイプの打者と俊足を生かすタイプの打者では、求められる筋肉量が異なる場合があります。

したがって、ポジションや選手の特性に応じて適切な筋肉量を身につけることが重要です。

筋肉以外にも重要な要素

野球では素早い動きや反応が求められるため、敏捷性や俊敏性も重要です。

選手は短距離走や反射神経を鍛え、素早い動きができるようにする必要があります。

また プロ野球選手は長時間プレーすることが多いため、持久力や耐久力も重視されます。

トレーニングや練習を通じて体力をつけ、長時間プレーに耐えられるようにする必要があります。

さらにトレーニングではさまざまな動作が求められるため、柔軟性と可動域も重要です。

選手はストレッチや関節の可動域を広げるトレーニングを行い、怪我を予防するための体を作る必要があります。

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プロ野球選手の平均身長・体格のまとめ

プロ野球選手やメジャーリーガーの多くは高身長です。

これは高身長であるとよりプレーで有利になりやすいためです。

一方で、低身長ながらも活躍しているプロ野球選手も少なくなく、身長や体格のみでドラフトに選ばれることはほとんどありません。

野球の技術や能力、そして情熱や努力が重要であるため、体格に恵まれていなくても技術を磨くための努力を続けることが大切です。