プロ野球選手の練習方法・トレーニングの内容

野手と投手で練習メニューは異なる

野球選手のトレーニングは、大きく分けて野手のトレーニングと投手のトレーニングがあります。

野手のトレーニングには打撃、守備、走塁などがあり、投手のトレーニングはもちろんピッチングが中心となります。

ランニングやウエイトトレーニングなどの基礎体力や筋力を強化するトレーニング、メンタルを強化するトレーニングなどは野手も投手も共通の部分があります。

野手のトレーニングは打撃練習一つをとっても、フリーバッティング、ティーバッティング、バント練習、ヒットエンドランの練習、ゴロ打ち、外野フライ打ちなどさまざまな種類があります。

それらの練習をすべてこなそうと思っても、とても時間が足りませんから、野球選手としての自分の特徴やレベルに合わせて、練習すべき内容を絞ることが重要です。

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プロ野球選手の野手のトレーニング

野手のトレーニングでは、打撃はよくても守備や走塁が苦手な選手であれば、個人練習でも打撃より守備に重点を置いて取り組みます。

また、ホームランは打てなくても、足が速くて小技の使えるタイプなら、打撃練習の中にバントやヒットエンドランなどの練習を増やしたり、走塁練習にも時間を取っています。

これからの成長が期待される2軍の選手なら、まずは全体練習では打撃も、守備も、走塁もバランスよく練習します。

そのうえで、早朝や夜間に個人練習をして足りない部分を補い、1軍昇格へ向けて自分の武器を磨いていきます。

プロ野球選手の投手のトレーニング

投手のトレーニングでは、投げ込みとランニングやダッシュ、守備練習が中心になります。

投げ込みでは、コントロールや変化球のキレ、セットポジションでの投球など、その都度テーマを設定して練習しています。

また、習得中の変化球があれば、握りや投げ方などを工夫しながら試してみることもあります。

投手にとってはランニングやダッシュなどの走り込みも重要なトレーニングの一つです。

走り込んで下半身を強くすることによって、球のスピードやキレもよくなり、投げるスタミナをつけることにも役立ちます。

投手にとってはフォームの安定とスタミナの強化がとても重要です。

全力投球をして相手打線を抑えるためには、普段からよく走り、足腰を鍛えておくことが大切なのです。

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プロ野球選手の体幹とインナーマッスルトレーニング

シーズンを通して試合に出続けることは、肉体的にかなり大変なことです。

そのため、ウエイトトレーニングを継続的に行って、体を鍛え続けることも重要です。

最近では特に「体幹」を中心とした筋力トレーニングに取り組む選手も増えています。

「体幹」とは、全身から手と足を除いた部分です。

体幹を鍛えることで、野球選手としてのパワーが身につくと同時にフォームがブレにくくなり、怪我の予防にもつながります。

投手の場合には、肩のインナーマッスルを中心としたトレーニングに取り組む人が増えています。

肩のインナーマッスルとは肩周辺にある細かな筋肉のことで、強化することで投げる際の腕の振りを速くしたり、スタミナをつけたり、怪我を予防したりする効果があります。

腕の振りが速くなれば、球速が上がったり、変化球のキレがよくなることにもつながります。