バーテンダーのつらいこと・大変なこと・苦労
バーテンダーのつらいこと・大変なこと
昼と夜の逆転生活になる
バーテンダーとして働き始めると、間違いなく昼夜逆転の生活になるでしょう。
たいていのバーは、夕方や夜にお店がオープンし、深夜や明け方に営業終了します。
そこから片づけや練習をして自宅に帰った頃には、もう日が昇っていることも珍しくありません。
朝と夜の逆転生活は、バーテンダーとして働くうえでやむを得ないことでもあります。
どうしても身体に負担はかかりやすいですが、その生活にしっかりと順応できれば、そこまできつくないと話す人もいます。
体調を崩さないよう日々の健康管理をしっかり行っておきましょう。
バーテンダーは気遣いの仕事
バーテンダーは、もちろんお酒のプロフェッショナルではありますが、それ以上に「気遣いの仕事」といわれることがあります。
目の前のお客さまが何を求めているのかを常に考えて、お客さまに言われなくてもそれを提供するくらいの姿勢が必要です。
また、店でお客さまが快適に過ごせるよう、自分の所作一つひとつが美しく見えるよう気を配ったり、できるだけうるさい音を立てないように動いたり、清掃を徹底したりといった努力もしなくてはなりません。
営業中は気を張った状況が続き、おしつけではなく、あくまでも自然な気遣いをしなくてはならないことは、この仕事の大変な一面です。
業務を通じて覚えることがたくさんある
世の中には膨大な量のお酒の種類があるため、まずはそのお酒の特徴を覚え、各お酒を使ったレシピも覚える必要があります。
カクテルは繊細なもので、ほんの少しお酒の分量が違っただけで味が大きく変わってしまうこともあります。
また、お酒を使ってシェイクしたり、ビルドしたり、ステアしたりと、バーテンダーならではのテクニックも学ばなければいけません。
そして、接客をするにあたって常連客の顔や名前、趣味などを覚えることも大事です。
最初のうちは覚えることだらけで大変な思いをするでしょう。
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バーテンダーの悩み
バーテンダーはさまざまな職業病に悩まされています。
たとえば、手荒れです。
お客さまからドリンクの注文が入れば、もちろん一杯ごとに新しいグラスに変え、さらにカクテルを作る際には、シェイカーをはじめとするバーツールを使用することが多々あります。
そのような洗い物が大量に発生するため、とくに乾燥やすい冬場には、慢性的な手荒れに悩まされるバーテンダーも少なくありません。
また、視力低下もバーテンダーにありがちな悩みです。
バーでは雰囲気づくりのために、あえて照明を落としているところが多いです。
そのような暗めの場所で長時間作業をすると、少なからず目に負担をかけてしまうといわれます。
そうした状況が長く続くと、視力低下を招いてしまうことがあるようです。
このほか、腰痛や足のむくみ、腱鞘炎など、営業中はキリッとしたバーテンダーも、実はさまざまな身体の悩みを抱えています。
バーテンダーを辞める理由で多いものは?
バーテンダーとして働き続けている人のなかには、夜型の生活や、休日がなかなかとれなかったりすることなどから、体調を崩してしまう人もいるようです。
上質な空間でお客さまにおもてなしをするバーテンダーの仕事は身体が資本なので、自分自身が元気でないと、なかなか仕事を続けていくのが難しいです。
この仕事を辞める理由は人によってさまざまですが、健康状態の問題から別の仕事に変える人もいます。
一般的に、年齢を重ねれば重ねるほど無理がきかなくなってくるため、健康管理には十分注意していく必要があります。