バーテンダーの勤務時間・休日
バーテンダーの勤務時間
バーテンダーの勤務時間は、店の営業時間や雇用形態によっても異なります。
一般的なバーは18時~20時くらいに開店し、翌日の2時や3時に閉店となるところが多く、基本的にはバーテンダーもこの営業時間に合わせて働くことになります。
営業時間が長い店舗では、「早番」「遅番」といったシフト制をとっている場合もあり、またアルバイトのバーテンダーは「終電まで」といった短時間勤務をすることもあります。
ただし、多くのバーでは正社員のバーテンダーは通し勤務をし、開店から閉店まで働くことになります。
なお、営業時間外にやるべき業務もたくさんあります。
たとえば、大きな氷をグラスのサイズに割ったりきれいな丸い氷を作ったりする作業や、レモンやオレンジを絞ったりしてジュースを作ったりする作業、さらに足りない食材の買い出しや掃除などもあるため、だいたい開店時間の2時間ほど前には出勤することが多いでしょう。
また、営業時間後には翌日の営業に向けた仕込みや、自主的にカクテル作りの練習をすることもあり、バーテンダーの勤務日の拘束時間は12時間を超えることも珍しくありません。
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バーテンダーの休日
バーテンダーの休日については、勤務する店舗によってだいぶ事情が異なるようです。
年中無休の店でも、複数のスタッフが在籍し交代で週休2日で休めるとこともあれば、週に1日の定休日のみをバーテンダーの休みとしているところもあります。
基本的に、お店が最も賑わう金曜日や週末の夜は、バーテンダー自身が休むことは難しいです。
飲食業界の労働環境があまりよくないことは昔からよくいわれてきましたが、最近はバー業界でもこうした状況が徐々に改善傾向にあり、週休2日であったり、落ち着いている時期には連休や有給休暇を取ったりすることができる店舗も増えつつあるようです。
バーテンダーの残業
バーテンダーの残業時間は多めだといえるでしょう。
その理由としては、先に挙げた通り、仕込みなど営業時間外にやるべき業務がたくさんあるため、どうしても残業という形で働かざるを得ない状況になってしまうということが挙げられます。
また、自分の技術力向上のためには、残業をして練習をしなくてはなりません。
営業時間中お客さまに心地よく過ごしてもらうためには、たくさんの準備が必要になります。
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バーテンダーは忙しい? 激務?
バーテンダーの仕事で大変なことは、夜型の生活になるうえに、労働時間や拘束時間がどうしても長くなりがちなことです。
深夜に閉店する場合でも、そこから片づけや練習をして自宅に帰った頃には明け方というケースも毎日のようにありますし、それから食事をしたり就寝の準備をして眠りにつくと、すっかり朝と夜の逆転生活になるでしょう。
これはバーテンダーとして働くうえで、やむを得ないことでもあります。
バーテンダーになったばかりの頃はこれがつらいと感じるかもしれませんが、身体は次第に慣れてくるものです。
朝夜の逆転生活でも体調を崩さないよう、日々の健康管理はしっかり行っておきましょう。
バーテンダーの休日の過ごし方
バーテンダーは日ごろ忙しく働いており、睡眠時間が短くなりがちなため、休日はまずしっかりと寝てリフレッシュしています。
勤務日は朝方に寝てお昼過ぎに起きる生活が続きますが、休みの日はその日を有意義に使いたいという思いから、比較的早起きをして遊びに出かけたり、趣味の活動に時間を使ったりする人もいます。
普段は昼夜逆転生活となり、身の回りの人と生活リズムが合いづらいのがバーテンダーの大変なところです。
そのため、休みの日は家族や親しい人とゆっくりと過ごしたいと考える人も多いようです。