葬儀屋の志望動機・面接

家族の葬儀を経験し、葬儀屋に就職

葬儀屋に就職をした人の志望動機は、さまざまです。

たとえば、Aさんは、自分の母親が亡くなり、初めて葬儀を身近に感じました。それまで、何度か葬式に出たことはあっても、単なる参列者のひとりだったので、葬儀屋と話すこともありませんでした。

しかし、身内の葬儀になると、亡くなった直後から葬儀屋と接することになります。

大切な母親を亡くし、ショックで泣いてばかりだったAさんですが、遺族の心に寄り添いながら、遺体を運んだり、ドライアイスで保護したり、葬儀の段取りを決めてくれる葬儀屋さんの姿に心を打たれたそうです。

この経験により、大学生だったAさんの進路は葬儀屋に決まりました。

小説や映画を見て、葬儀屋に興味を持つ

葬儀屋をテーマにした小説や映画を見て、就職を決めた人もいます。

有名な小説は、山村美紗が書いた『赤い霊柩車「葬儀屋探偵」明子シリーズ』です。ドラマ化されているので、テレビで見た人もいるかもしれません。

また、葬儀屋のなかには、青木新門の『納棺夫日記』に感銘を受けた人も多くいます。この本は、『おくりびと』というタイトルで映画化され、アカデミー賞外国語映画賞を受賞しました。

この映画のヒットにより、葬儀屋の仕事が注目されることになりました。ほかにも、葬儀屋の実体験を書いたノンフィクションの小説を読んで、仕事に興味を持って就職した人もいます。

面接では素直な気持ちを伝える

葬儀屋への志望動機は、人によって違います。人の死にかかわる仕事に携わるのですから、面接では、葬儀屋という仕事に対する熱意を伝える必要があります。

一般企業の事務職の面接試験であれば、今まで勉強してきたことや人柄をアピールし、就職を希望する会社の魅力を伝えれば、面接としては合格点になります。

しかし、葬儀屋に就職したければ、本当にこの仕事をしたいという強い気持ちをしっかりと伝えることが必要です。

ただし、自分の中に葬儀屋の仕事に対する迷いがあったら、どんなに口先でうまく主張しても見破られてしまいます。素直な気持ちで、なぜ葬儀屋の仕事がしたいかを伝えれば、面接はうまくいくことでしょう。