葬儀屋の給料・年収

葬儀社の規模は多岐にわたり、その数だけ収入のあり方も変わってくるといえます。

本記事では、葬儀屋の平均年収や初任給、収入の上げ方などを紹介します。

葬儀屋の平均年収・給料の統計データ

葬儀屋は、全国展開する大手から地域密着の小規模な個人経営の事務所までさまざまです。

そのため一概に平均的な給与を出すことは難しいですが、ここでは比較的安定している大手の葬儀屋を軸として、平均的な給与を紹介します。

葬儀屋の平均年収・月収・ボーナス

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
葬祭ディレクター/プランナー
(DODA)
368万円 男性:388万円
女性:319万円
20代: 326万円
30代 :419万円
40代 :-万円
50代〜:-万円
生涯賃金:1億9780万円"
葬儀屋
(給料バンク)
430万円~565万円 20代の給料:28万円
30代の給料:35万円
40代の給料:40万円
初任給:25万円
葬祭ディレクター
(転職ステーション)
399万円

各社のデータより、葬儀屋の年収は350〜550万円の間であることがわかります。

葬儀屋の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データをもとに算出すると、葬儀屋の平均年収は400万円前後と思われます。

ボーナスが年間でおよそ3ヶ月と計算すると、月額総支給額は26万円、ボーナスは年間80万円ほど支給されていると考えられます。

東京都で勤務する葬儀屋で、独身の人の場合、交通費などを除外して考えると月の手取り額は23~24万円ほどになると見込まれます。

現在、日本人全体の平均年収が約420万円と言われていることから考えると、一般的な職業と同等といえるでしょう。

葬儀屋の初任給はどれくらい?

葬儀屋の初任給は、大手の場合は大卒で基本給が21万円ほどです。

燦ホールディングス株式会社で首都圏で働く場合は月給200,000円以上です。

株式会社ティアの場合は、大卒・院了は月給207,500円(固定残業代38,786円を含む・超過分別途支給)専門・高専・大卒は月給206,000円(固定残業代38,786円を含む・超過分別途支給)となっています。

これに地域手当や通勤手当、超過勤務手当、施行手当などが付きますが、会社によっては、研修期間中の数カ月は給料が少ないところもあります。

葬儀屋は勤務が不規則な仕事のため、基本給に超過勤務手当や残業・休日出勤手当てが加算されると高額となる場合もあります。

葬儀屋の福利厚生の特徴は?

各種社会保険、有給休暇、懐妊・育児休職制度、各種休職・休暇制度などがあります。

不規則な勤務のため、子育てをしながらでも働きやすいよう保育所手当を支給しているところもあるようです。

葬儀屋の給料・年収の特徴

地域や会社規模によって差が

葬儀は地域によって大きくスタイルが異なるため、勤務先によっては大きな差が出る場合があります。

また一般的に都心部の場合は地方に比べると良い給料をもらいやすいようです。

会社規模によっても給料に差が出ることが多く、一般的には大手の葬儀会社の方が給料や待遇は安定しています。

インセンティブがもらえることも

営業職の社員の場合、警察や病院などとよい関係を築いて紹介による契約数が増えれば、その分のインセンティブを得ることも可能です。

また、会社によっては葬儀が立て込んだり、早朝や深夜に働いた場合はその分手当てがつくこともあります。

同業他社からの転職

同業他社から転職した場合、経験者は優遇されるので、月給25万円以上の収入得られるケースも多いでしょう。

経験者はすぐに葬祭ディレクターとして葬儀を担当できるため、手当も確実について、手取りで30万以上もらえる人も多くいます。
ただし転職組でも未経験者の場合は、やはり新人と同じように研修期間が設けられているところが多く、最初の給料はあまり多くはありません

葬儀会社を経営する場合

葬儀屋の仕事の場合、収入は基本的に葬儀代です。

葬式がない限り仕事はないため、地方においては社員を雇わず、登録制で葬儀派遣社員を雇う会社もあるようです。

一方で、新規独立して自らの葬儀社を設立してしまう人も少なくありません。

独立した場合、安定して契約を取ることができれば、年収が1,000万円を超えることもありえます。

しかし葬儀屋という仕事は、自分の意思や営業努力だけではどうにもならない部分も多く、葬儀の依頼が立て込むこともあれば、全く依頼がない閑散時期もあります。

そうした時期の会社経営は苦しく、独立して給与が半減してしまうリスクも考えておいたほうがよいでしょう。

葬儀屋の代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
燦ホールディングス株式会社 790万円 49.1歳
株式会社ティア 530万円 37.3歳
平安レイサービス株式会社 590万円 43.3歳

出典:2019年現在(各社有価証券報告書より)

燦ホールディングス株式会社の平均年収

燦(さん)ホールディングス株式会社の平均年収は790万円です。

大阪府に本社を置き、葬祭業としては初の株式上場をした業界最大手企業です。

株式会社ティアの平均年収

株式会社ティアの平均年収は530万円です。

葬儀社単体としては葬儀取扱件数が最も多く、中部・関東・関西を中心に葬儀を行っています。

平安レイサービス株式会社の平均年収

平安レイサービス株式会社の平均年収は590万円です。

神奈川県に拠点を置く冠婚葬祭事業の会社で、遺言や遺品なども扱い葬儀に関する業務を幅広く展開しています。

葬儀屋が収入を上げるためには?

葬儀屋が収入をアップさせるには、主に2つの方法があります。

業務の幅を広げてスキルアップ

1つは業務の幅を拡大しスキルアップをする方法です。

葬儀は宗教や宗派の違いによってさまざまな方法があるため、知識を身に付けて多くの葬儀を担当できるようになったり、経験を積み規模の大きな葬儀を任されるようになったりすることで給料がアップする可能性があります。

資格取得による収入増

また、資格を取得する方法もあります。

実務経験が5年以上であれば「葬祭ディレクター」の資格取得にチャレンジすることができます。

さらにご遺体を適切に処理することのできる「エンゼルケア」や「エンゼルメイク」などの資格を取得することで、より専門性の高い仕事ができるようになり収入アップを目指すことができます。

葬儀屋の給料・年収のまとめ

葬儀屋の年収は350〜550万円の間で、一般的な職業と同等といえるでしょう。

葬儀は地域によって大きくスタイルが異なるため、勤務先によっては収入に大きな差が出る場合があります。

独立した場合、安定して契約を取ることができれば、年収が1,000万円を超えることもありえます。

収入アップのためには、さまざまな宗派の葬儀に対応できる知識を身につけて業務の幅を広げる方法や、資格を取得するなどの方法があります。