作曲家に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
作曲家に向いている性格・適性
作曲を楽しめる
作曲家に向いている人は、音楽が本当に好きな人です。
作曲家の多くは、日々膨大な量の曲を作っています。
ときには1日に3~5曲ペースで作曲するということもありますし、何十分という長い曲を書かなければならないこともあります。
音楽に日々追われるような状況になることもあるので、それでも平気という人でなければ、作曲家の激務をこなすことは不可能でしょう。
好奇心が旺盛
作曲家は、好奇心が旺盛でチャレンジ精神が高い人が向いています。
自分にとって興味がない音楽ジャンルでも、仕事として依頼されればこなさなければなりません。
そのため好奇心を持ってさまざまなジャンルの曲を吸収し、学び続けるような人でなくては務まりません。
またマンネリやスランプに陥らないように、常に新しいチャレンジをしていくことが大事です。
コミュニケーション能力
作曲家は机やパソコンにへばりついて黙々と作曲をしているイメージが強いかもしれませんが、仕事をする中では打ち合わせにいったり、メールでやり取りをしたり、スタジオで収録の立ち会いをしたりと、人と接する機会も非常に多い職業です。
作曲家としての能力だけではなく、社交性なども必要とされる仕事です。
とくにアイドルやアーティストの曲が世に出るまでには、作曲家・作詞家・編曲家・ディレクター・プロデューサー・スタジオミュージシャン・レコーディングエンジニアなど、実に多くの人が携わります。
関係するスタッフや作家たちは、協力して一つの楽曲をつくるという目標に向かっていくため、適切にコミュニケーションを取ることが求められるのです。
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作曲家に必要なスキル・能力
音楽に対する情熱
作曲家は、誰よりも音楽が好きだという強い情熱が必要です。
クリエイティブな仕事をするためには、自分の好きなジャンルだけでなく、あらゆるタイプのヒット曲や歴史的な名曲を、好き嫌いなくたくさん聞き込んで、自らの糧としていくことが求められます。
音楽に対する知識
楽譜が読めて、音楽理論を学んでいなければ作曲家になれないと考えている人もいるでしょう。
作曲家として一生仕事を続ける覚悟があるなら、楽典(楽譜の決めごと)や音楽理論をしっかり学び、作曲の基礎力を付けることが大切です。
PCや音楽ソフトのスキル
1990年頃から、多くの作曲家はDTM(デスク・トップ・ミュージック)やDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)と呼ばれるパソコンを使った制作方法で、音楽を作るようになりました。
作家の自宅で「原盤」と言われる完成音源を作る事が可能になり、完成した音楽は、ネットを使って制作会社やレコード会社に届けられます。
仕事の発注も打ち合わせも完成品の納品もすべてネットでやりとりされるため、パソコンと音楽ソフトのノウハウ無くして作曲家の仕事は成立しません。
作曲家に向いていないのはどんな人?
楽器が弾けなければ、作曲家になれないと考えている人も多いのではないでしょうか。
楽器が弾けなくても作曲家になることはできます。
譜面を書くことができれば、楽譜で曲を完成させればよいですし、パソコンの音楽ソフト上で曲を完成させることも可能です。
しかし楽器が弾けると、作曲のイマジネーションが沸きやすくなります。
楽譜を書くときにもパソコンに打ち込むときにも、ギターやキーボードで実際に演奏することが役立ちます。
作曲家を目指すなら、ギターでもキーボード(ピアノ)でも何かしらの楽器が弾けるようになっておくと、仕事をする上では有利でしょう。