プロレスラーになるには? 入団からデビューまでのルートを紹介

プロレスラーになるまでの道のり

学歴や資格などは必要ない

プロレスラーになるのに学歴や経歴などは関係なく、国内で活動する場合は資格も必要ありません。

どのプロレス団体にも所属せずにフリーで活動するプロレスラーもいますから、極端な話、「今日からプロレスラーになる」と宣言すれば誰でもなれます。

しかし、勝手にプロ宣言をしてもプロレスラーとしての実力や話題性がなければ、リングに上がることはできません。

プロレスラーとして活動していくには、まずは男子で約100、女子で約15あるプロレス団体に所属する必要があります。

「みちのくプロレス」をはじめ全国に20ほど存在している地方プロレス団体も含め、自分にあった団体を選んで入団する道を探ります。

プロレス団体の入団テストを受ける

プロレス団体に入るにはいくつかのルートがありますが、まずはその団体が開催する新人オーディションを受けて入団する方法が一般的です。

入団オーディションを受けて合格すれば、その団体の練習生としてプロレスラー人生をスタートさせられます。

ただし、入団テストは数十人が受験しても合格するのは1〜3人で、合格者ゼロということも珍しくありません。

合格するのは体格がよくて俊敏な人か、小柄でも動きが俊敏で運動能力が高い人が多いです。

アマチュアレスリング経験者はもちろんですが、柔道やラグビー、アメリカンフットボールといったスポーツの経験者は有利です。

学生プロレスを経て入団

学生プロレスを経験したあとで団体に入団し、プロとしてデビューする人もいます。

学生プロレスの経験者は、ある程度プロレスの基本が身についているためデビューが早い場合が多いです。

ただし、最初はプロレスラーとしての体が十分にできていないため、デビュー後も体作りは続ける必要があります。

学生プロレス出身のプロレスラーとしては棚橋弘至が有名で、「ガッツワールドプロレスリング」などのように学生プロレスのOBを中心とした団体もあります。

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プロレスラーになるための学校

現役を引退した有名プロレスラーやプロレス団体が運営する養成所に入ってトレーニングを積み、プロレスラーとしてデビューする方法もあります。

この場合、プロレスラーとして所属する団体は、養成所の運営者と関係の深い団体になることが多いです。

有名な養成所としては、「アニマル浜口レスリング道場」、「新日本プロレス道場」、「U.W.F.スネークビットジャパン」、佐々木健介による「健介道場」などがあります。

練習生として練習をはじめてからデビューまでの期間は、実力にもよりますが1~2年が一般的です。

また、アメリカやカナダ、メキシコ、イギリスにもプロレスラー養成所があり、海外の養成所で実力をつけてからプロレスラーになる人もいます。

プロレスラーに向いている人

プロレスラーに必要なことはまず、プロレスラーらしい体つきやプロレスの技を確立するために日々の努力を続けられる忍耐力です。

肉体も技も一朝一夕でに身につくものではありませんから、何年間もコツコツと努力を続けなければいけません。

せっかく練習生になっても厳しいトレーニングに耐えられずに逃げ出す若者は少なくないものの、基礎作りの段階で逃げ出していては一人前のプロレスラーにはなれません。

また、プロレスラーとして人気者になるには、独自のキャラクターを確立して観客を楽しませることも必要です。

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プロレスラーのキャリアプラン・キャリアパス

プロレス団体に所属してデビューを果たしても、新人プロレスラーの待遇は恵まれていません。

最初はプロレスラーとしての収入は月に数万円という場合が多く、他に本業を持ったりアルバイトをしたりしながら下積みをする人も少なくありません。

トップレスラーとなって人気が出れば年収は数千万円となることもありますが、それはほんの一握りのレスラーだけというのが実情です。

一人前のプロレスラーとして生きていくには、デビュー後も日々の努力を怠らず、所属するプロレス団体を代表するトップレスラーを目指して精進し続けなければいけません。

女性でもプロレスラーになれる?

「女子プロレス」がありますから、もちろん女性でもプロレスラーになることは可能です。

女子プロレスラーになるには、男子レスラーと同様に女子プロレス団体に所属する必要があります。

入団の方法は各団体によって異なりますが、基本的にはその団体が開催する「プロレス教室」などに参加してトレーニングを積み、新人オーディションで合格すると練習生になれます。

女子プロレス団体の練習生には、小中学生もいます。

プロレスラーを目指せる年齢は?

プロレスラーになるためには資格などは必要ありませんから、基本的には年齢制限はないといえます。

しかし、大学を卒業するくらいの年齢までにはプロレス団体に所属する人が多いため、基本的には20代前半が目安となります。

とくに女子プロレスラーの場合は大半が30歳までに引退するため、30歳を過ぎてデビューすることは考えにくいです。