新日本プロレスのプロレスラーになるには

最も古いプロレス団体

日本を代表するプロレス団体の一つである新日本プロレスは、1972年にアントニオ猪木によって設立されました。

現在のプロレス界では、最も古い老舗団体となっています。

アントニオ猪木を中心とした選手たちが、実力主義を前面に打ち出した「ストロングスタイル」を実践し、多くのプロレスファンを獲得しました。

また、「プロレスこそ最高の格闘技」と公言し、異種格闘技戦なども積極的に開催してきました。

新日本プロレスからは創設者であるアントニオ猪木の他、坂口征二、長州力、藤波辰彌、「闘魂三銃士」と呼ばれた武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也など多くのプロレス界のヒーローが誕生しています。

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2000年代の人気低迷から復活

新日本プロレスは2000年代に人気が低迷したものの、2012年に『カードファイト!! ヴァンガード』などのカードゲームで有名な「ブシロード」が親会社となって改革が行われました。

「ブシロード」は「キング・オブ・スポーツ」をキャッチフレーズに、まずはテレビCMや雑誌広告を大幅に増やし、新日本プロレスの選手たちのPRを大々的に実施。

人気選手がバラエティ番組やクイズ番組に出演したり、東京・渋谷のファッションビル109のモデルとしてCMに出演したりと、それまでのプロレスのイメージを変える試みを行ったのです。

さらに、カードゲーム『キング・オブ・プロレスリング』を販売するなど新たな戦略を積極的に展開したことで、新日本プロレスは人気を回復させていきました。

プロレス界一の人気団体に

「ブシロード」による改革の結果、新日本プロレスの知名度は大幅にアップし、現在はプロレス界一の人気団体となっています。

後楽園ホールでの興行では、対戦カードが発表される前からチケットが完売するほど人気が復活しています。

2014年1月には、3万5000人の観客で東京ドームを満員にしました。

現在は棚橋弘至、オカダ・カズチカ、中邑真輔ら個性豊かなプロレスラーたちが、「ストロングスタイル」を継承しながら激しくも感動的なプロレスを繰り広げています。

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新日本プロレスの入門テスト

日本を代表する人気団体ですから、新日本プロレスのプロレスラーになりたい人はたくさんいるでしょう。

新日本プロレスのプロレスラーになるには、団体が主催する入門テストを受けなくてはなりません。

新日本プロレスでは年に1度、11月頃に入門テストを行っています。

入門テストの応募条件は、「18歳以上23歳以下で、身長180センチ以上の健康な男子」です。

応募の際は身長、体重を明記し、スポーツ歴を書いた履歴書と、全身および上半身の写真を同封し、書類審査が1次テストとなります。

1次テストである書類審査を通過すると、2次テストは体力テストです。

道場でスクワットや腕立て伏せ、懸垂、ロープ登り、腹筋、背筋、ブリッジ、ダッシュ、反復横跳び、スパーリングなどによって体力テストを行います。

入門テストに合格した人は練習生として寮生活をしながら、デビューをめざしてトレーニングを積んでいきます。

デビューまでの期間は、本人の実力やキャラクターなどによってさまざまです。