パラリーガルに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

パラリーガルに向いている性格・適性

コミュニケーション能力の高い人

パラリーガルは弁護士のサポート役として、秘書的役割から、より法律専門性の高い事務的な業務までを担います。

他のパラリーガルや事務職員と協力しながら業務を進め、弁護士の指示を理解し、ときにはクライアントと直接連絡を取ることもあります。

そのため、状況を的確に判断し、他のスタッフと協力しながら進めていくためのコミュニケーション能力は欠かせません。

高い向上心をもつ人

法律事務所における仕事は、「人や企業間などの紛争」に関係するものが多くあります。

また、仕事で対応する相手も裁判所や他の法律系事務所といった、高度な専門知識をもつ人となります。

通常の業務では日常生活では使うことのない専門用語や手続きが多々発生するため、それらを理解・習得するためにも、日々法律知識や手続きに関する勉強が必要です。

また、法律は新しく制定されることや改正されることも多いため、継続的に勉強する姿勢が必要です。

リーダーをサポートすることが好きな人

パラリーガルは、弁護士などの指示に従って業務を行うリーガルアシスタントです。

そのため、アシスタントとしての気配りと細やかな気遣いをすることが必要となってきます。

一方、単に指示を待つのではなく、自分で先回りして状況やスケジュールを確認し、弁護士が仕事を進めやすいように主体的に動く姿勢が重要です。

裏方としてテキパキと動き回れる人も、パラリーガルに向いています。

事務処理力の高い人

法律事務の仕事では、書類の形式や必要とされる書類の種類などが非常に多くの、それぞれに細かなルールが定められています。

提出書類の一つひとつで、必要なものが揃っているのか、期日に間に合うかなどを確認し、面倒と思われるような細かな手続きにも丁寧に対応する必要があります。

確実に物事を進められる人に適した仕事といえます。

困った人の気持ちに寄り添える人

法律事務所を訪れるのは、何らかのトラブルを抱え、困っている人が中心です。

そのような人たちと接するうえでは、パラリーガルは人としてさまざまな面で気配りや、温かい配慮ができることが重要です。

パラリーガルになるには

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

パラリーガルに必要なスキル・能力

パラリーガルは、速やかかつ確実に「事務的な仕事を処理できる能力」をはじめ、クライアントや他のメンバーや弁護士と円滑に仕事を進める「コミュニケーション力」、そして法律業務に携わる上での人としての「誠実さ」などが求められます。

それに加えて、各法律事務所で扱う分野、たとえば金融系や企業法務、刑事事件、債務整理など、それぞれに関連する法律知識や各種手続き、調査業務、翻訳業務などの専門スキルが必要とされます。

自分の希望する分野を扱っている法律事務所の求人などを確認し、求められる条件と自分のキャリアを確認することで、自分に足りないスキルが明確になるでしょう。

パラリーガルに向いていないのはどんな人?

人の困難な場面に立ち会うことが多い職種であるパラリーガルには、クライアントと信頼関係を築く力が必要です。

人づきあいが苦手だったり、そもそも他者と関わるのがあまり好きでなかったりする人だと、パラリーガルの業務は難易度の高いと感じられるかもしれません。

案件によっては、クライアントと密に連絡を取ったり、細やかなフォローやサポートが必要になったりすることもあります。

また、とくにセンシティブな案件、注意深い対応が必要な案件を担当することもあり得ます。

他者に気遣いすることがあまり好きでない人だと、パラリーガルの仕事は苦痛に感じやすいでしょう。