海事代理士に向いている人、適性、素質
海に対する興味が強い人
海事代理士は、日本にたくさんある法律のなかでも「海」に関連するさまざまな法律の専門家として活躍します。
それらは複雑かつ専門的な内容のものも多々あるため、海が好きで、海に対して愛着を持てるような人がこの仕事に向いているといえます。
海には陸上とは異なる法律が定められており、国際的な条約も多数存在するため、それらに興味が持てるかどうかもポイントになってくるでしょう。
海事代理士の仕事は海の安全を守ることにもつながるため、そうした使命感を持って働ける人であれば海事代理士の適性があるといえます。
20代で正社員への就職・転職
勉強熱心な人
海事代理士は、現実的にはこの資格だけで食べていけるようなものではなく、多くの人が「兼業」で働いています。
とくに多いのは行政書士や司法書士、社会保険労務士といった他の士業系の国家資格を持つ人が、活躍の幅が広げるために海事代理士の資格を取得するケースです。
つまり、これから海事代理士を目指す人は、海事代理士のみならず、他の資格を取るための勉強も必要になってくるものと思われます。
いずれの法律系資格も専門的な知識が求められるため、継続的な勉強は必要不可欠です。
勉強することを苦にせず、むしろ新しい知識を身につけていくことを楽しめるような人が海事代理士には向いているといえるでしょう。
もちろん法律全般に興味がある人も、海事代理士には向いています。
几帳面な人
海事代理士の仕事はデスクワークの事務作業がメインとなります。
行政機関に提出する書類の作成などでは間違いが許されませんから、集中力を持って丁寧に仕事に取り組んでいかなくてはなりません。
コツコツとした作業が得意で、几帳面な人はこの仕事に向いているといえるでしょう。
ただし、依頼者と直接コミュニケーションをとることもあるため、相手の話をよく聞き、相手のニーズをよく理解しようとする姿勢も大事になってきます。