ジャーナリストの1日のスケジュール・生活スタイル
ジャーナリストの業務スケジュール
ジャーナリストは、新聞社や出版社などの企業に所属しているわけではなく、基本的にはフリーランスで活動しています。
取材や打ち合わせの際は外出することもありますが、自宅や個人事務所で仕事をしている人が多いようです。
そのため、サラリーマンのように決まった出勤時間があるわけではありません。
休日も必ずしも土日や祝日というわけではなく、自分の取材の予定や執筆のペースを考えながら予定を組み立てていきます。
自由といえば自由ですが、納期や仕事の段取りを考えながら、厳しくスケジュール管理をしなければなりません。
午前中、あるいは午後には打ち合わせや取材を優先し、夜になってから執筆に取り掛かる人が多いようです。
不規則な生活になりがちなのがジャーナリストです。
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フリーで働くジャーナリストの1日
ジャーナリストのスケジュールは、どのような仕事に携わっているかによって大きく異なります。
テレビ番組の出演をメインにしている人、出版の仕事をメインにしている人、講演や勉強会をメインにしている人。
それぞれの仕事によって働き方が変わってくるのは当然のことといえるでしょう。
ここでは、経済紙で連載を持っているフリーの経済ジャーナリストの1日を見てみます。
夜型になることが多いジャーナリスト
午前中は打ち合わせ
午前中は打ち合わせを行うことが多いようです。
執筆した原稿のチェックのほか、次号のテーマについて、編集者と意見交換します。
編集者とは別に、印刷、デザイナーさんとの打ち合わせなどもあります。
雑誌によっては、グラビアやデザインを重視する会社もあるからです。
最近では、原稿のやりとり、デザインのチェックは、オンラインで行うケースも増えています。
ただし、細部にわたるチェックや手直しなどの場合は、やはり対面でのやりとりが重要になります。
午後は取材
昼食は、編集者との打ち合わせを兼ねてとる場合や個人的にとる場合などまちまちです。
昼食のあと、午後は、取材やインタビューなどに出かけます。
前日までにアポイントメントを入れた相手方のところに出向いて、話を聞きます。
長時間の取材は先方に迷惑をかけるため、取材は1〜2時間が平均的なところです。
メモを取りながら、あるいは、相手の了承を得た上で、録音をさせてもらう場合もあります。
一般的な取材、たとえば、政局動向の見通し、経済状況に対する判断などの場合は、録音を了承してもらえることが多いです。
しかし、人事問題や機微に触れる案件に関しては、録音できない場合が多くあります。
インタビュー、あるいは取材のほか、役所や研究所、国会図書館などに調査に出向くことも多くあります。
ジャーナリストとしては、インターネットでは得られない情報を、自分の足を使って入手することが大切なのです。
夜はデスクワーク
夜には、その日取材した事柄やインタビュー内容を整理し、原稿の執筆に取り掛かります。
締め切りが迫っている場合は、深夜、場合によって翌朝までかかることもあります。
就寝は、ジャーナリストによってまちまちですが、夜の打ち合わせが入った場合は、かなり遅くなります。
傾向としてはジャーナリストは夜型の人が多いようです。