ジャーナリストの需要・現状と将来性

ジャーナリストの現状

ひと昔前まで、ジャーナリストのほとんどが、新聞・雑誌への寄稿を主な業務にしていました。

当時は新聞・雑誌の種類が少なく、発行部数が大きいという時代的な特徴がありました。

それだけに、新聞・雑誌の社会に与える影響力は大きく、ジャーナリストの解説や論調は、世論や権力者にも影響を及ぼすことが多かったのです。

これは雑誌についても同様です。

著名なジャーナリストの書いた記事が掲載される雑誌は、発行部数を大きく伸ばすことさえありました。

しかし、近年では、新聞・雑誌などの発行部数が伸び悩み、紙媒体はどこも苦戦を強いられています。

最近では新聞を取らない若者も増えてきているので、新聞や雑誌への寄稿だけで知名度と高収入を得るのは難しくなっているのが現状です。

ジャーナリストの需要

紙媒体の発行部数が伸び悩む現代社会において、その勢いが止まらないのがインターネットのメディアです。

インターネット情報は、あくまで受け手の側による選択眼が重要になりますが、その速報性と双方向性では、インターネットをしのぐ媒体はありません。

こうした時代の流れを読んで、ネットのニュースサイトへの寄稿をするジャーナリストが増えています。

自分自身でホームページやブログを開いて、自分の見解、主張を展開するケースも多くみられます。

最近では動画サイトにおけるニュースコンテンツの需要も高いので、上手く活用することで世間の注目を集められることもあります。

今まさに、ジャーナリストは時代に即した新しい情報発信の形を模索している真っ最中だといってもよいでしょう。

ジャーナリストの将来性

媒体の多様化、種類の拡大によって、ジャーナリストのあり方も変化を余儀なくされています。

大手の新聞や、名のある雑誌の発行部数が減少傾向をたどるにつれ、ジャーナリストの出番も少なくなってきたのです。

逆に、発行部数は少ないものの、ジャンルを絞ったマニアックな専門誌、雑誌、新聞、週刊誌等が多く発行されるようになっています。

そうした媒体に、ジャーナリストが寄稿したり、記事を書いたりするケースが増えています。

昔のジャーナリストは、社会のあり方や政治のあり方を批判し、警鐘を鳴らす報道人しての使命を負っていました。

しかし、最近ではマニアックな情報媒体や狭い分野の専門誌・情報誌に記事を書くライターへと、変質しつつあるのです。

将来的には、それぞれのジャーナリストが自分の専門分野を極めることが、より求められるようになると考えられます。

ジャーナリストの今後の活躍の場

先述の通り、インターネットの普及にともない、ジャーナリスト自身が、個人のホームページやブログを開設するケースも増えています。

ネットニュースにコメントや解説記事を書いている人もいますし、Twitterで最新のニュースを紹介している人もいます。

個人アカウントのフォロワー数が増えてインフルエンサーとして活躍している人もいるのです。

したがって、これからのジャーナリストのあり方としては、マニアックな分野、あるいは、限られた分野における専門的知識を身につけることが大切でしょう。

さらに、紙媒体だけでなく、インターネットによる情報発信、コメンテーターとしての役割なども増えてくると考えられます。

ジャーナリストとして活躍したいのであれば、文章力だけではなくトークのスキルを身につけたりプレゼンテーションのスキルを磨いたりすることも必要です。