JICAでアルバイトは募集している?
JICAのアルバイト求人はめずらしい?
JICAの求人情報は、JICAの運営する国際協力キャリア総合情報サイト「PARTNER」に掲載されますが、アルバイトに関する求人情報はごくわずかです。
時期によっては、アルバイト情報が1件もヒットしないケースもめずらしくないでしょう。
そのほかの求人サイトでも、JICAのアルバイト情報はほとんど出回っていません。
このようにJICAのアルバイト求人が少ないのは、「国際協力に対する意欲が高い人材のみで業務を進めたい」「構内情報が外部に漏れるのを防ぎたい」などの理由が考えられるでしょう。
そのためアルバイトに比べて雇用期間が長く、モチベーションも高い傾向にある正職員や契約職員のみで組織を運営していきたいというのがJICAの基本方針です。
アルバイトの募集は限られた状況下でしか発生しないと考えておくとよいでしょう。
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JICAのアルバイトの業務内容
前述のとおりアルバイト情報はあまり出回らないのが現状ですが、求人が出されるときはどのような業務内容で募集されるのでしょうか。
過去に出された例では、「人事部での経理補助」「国内拠点での海外研修員受け入れのためのコーディネートスタッフ」「市民交流のコーディネートスタッフ」などが挙げられます。
そのほか「JICA国内拠点内の食堂でのアルバイト」などJICAの業務とは直接関係ないアルバイトや、JICAに直接雇用されるのではなくJICAの事業受託機関で働く場合もあります。
業務期間については、数か月間といった短めの募集がほとんどです。
給料は日額で設定されている場合が多く、時給換算では1,000円程度と特別高い金額ではありません。
なお、募集する業務内容によっては「社会人経験を有すること」「WordやExcelなどを使ったパソコン作業が行えること」などの応募条件が設定されています。
JICAでアルバイトをするメリット
JICAでアルバイトをするメリットについてみていきましょう。
まずは、海外ボランティアとは違って国内で国際協力の仕事にたずさわれる点が挙げられます。
またインターンシップ・プログラムとは違い、働いた時間に応じてしっかりと給料が支払われる点もメリットでしょう。
しかし求人件数の少なさや、JICAの仕事とはあまり関係ない業務を任されるケースもある点をふまえると、アルバイトを優先的に考える必要はないでしょう。
一般的にはデータ入力や資料作成補助など、簡単な作業内容をまかされることが多いと考えておくべきです。
JICAの採用試験を受けるときのアピール材料としては、アルバイト以外の関わり方のほうがプラスに働く可能性があります。
青年海外協力協会に入って開発途上国の問題解決にあたったり、インターンシップ・プログラムに参加して支援プロジェクトの進行管理に携わったりする方法があります。
できるだけ実務に沿った経験を積んでいくとよいでしょう。