販売員の求人状況・未経験採用はある？
販売員の就職先にはどんなところがある？
販売員の就職先は、アパレルショップ、百貨店、スーパーマーケット、家電量販店、ホームセンター、ドラッグストアなど多岐にわたります。
それだけに、自分がどのような分野で働きたいかをしっかりと見極めておく必要があります。
20代で正社員への就職・転職
販売員の求人の状況
新卒の場合
ある程度の規模の企業であれば新卒採用を行うところも多いです。
学歴は「大卒以上」に限定していることもありますが、「高卒」や「短大・専門学校卒」の人でも受けられるところもたくさんあります。
とくに販売職の場合、学歴重視の傾向はさほど強くないため、熱意や意欲があればどのような人でも販売員として働くことは可能です。
新卒の就職活動であれば、学校に届く求人情報や就職情報サイト、企業のホームページから直接エントリーするなどの形が一般的です。
入社後は、本人の希望や会社の状況によって、各店舗へ配属されて現場で仕事を覚えていきます。
中途採用の場合
販売員の仕事では、新卒のみならず、中途採用を行っている企業も多々あります。
中途採用の場合、接客業や営業の経験があるとプラスに評価されやすいですが、未経験者でも応募できる企業は決して少なくありません。
販売員にとって最も大切なのは、「お客さまに気持ちよく買い物をしていただくための対応ができること」であり、業界での経験よりも人柄、熱意、親しみやすさといった点が重視される傾向にあります。
必要な商品知識などは入社後の研修、実務経験を通じて徐々に身につけていける職場が大半です。
接客業の経験は生かしやすい
新卒も中途採用も、接客経験のある人はプラスに評価されやすく、接客の仕事を通じて培ったスキルは販売員としても生かすことができます。
また、お客さまと直に接し、モノやサービスの提案をする営業職の経験者も、前職でのスキルを生かすことができるはずです。
人とコミュニケーションをとることが好きであることは、販売員になるにあたって必須といえるでしょう。
販売員の就職先の選び方
働き方によって考える
正社員以外に、契約社員や派遣社員、パート・アルバイトなど、ライフスタイルに応じてさまざまな雇用形態で働くことが可能です。
なかには、学校を出てから就職して正社員として働くのではなく、アルバイト勤務を続け、そのまま社内試験を受けて社員へとステップアップしていく道をたどる人もいます。
学生時代から店舗でアルバイトをしており、そのまま会社から声をかけられて正社員になったという例は比較的よく見られるものです。
また、企業によっては全員契約社員からスタートし、経験や能力を身につけることで正社員になる道が開かれることもあります。
販売員の就職先は多岐にわたりますが、企業によって雇用形態や給与・待遇などにはだいぶ差が出てくるため、注意が必要です。
派遣という働き方
販売員は、各企業に就職して正社員として雇われて働く人以外に、派遣社員として働くことも可能です。
一般的に「派遣」といった場合、人材派遣会社に登録し、そこから派遣されて働く人のことを意味しますが、販売員の場合、メーカーの社員が各店舗へ派遣されて働くケースも多いです。
これは、百貨店や家電量販店に商品を卸しているメーカーが、自社商品の売上向上を目指して社員を派遣するというスタイルです。
派遣の販売員として働くには
派遣の販売員として働くには、派遣会社にスタッフ登録をし、派遣会社からの案件紹介を待つというのが一般的な方法です。
販売員に特化した人材派遣会社もあり、多くはアパレルを中心とした求人を集め、国内ブランドや子供服、婦人服、ジュエリーなど、職種から求人を探すこともできるようです。
そのほか、家電・通信系、食品系など、業種ごとに強みを持つ派遣会社があるため、特定の案件を豊富に持っている派遣会社を探してみるのもよいでしょう。
なお、メーカーから派遣されて百貨店などで働きたい場合には、各メーカーの採用試験を受けて社員になる必要があります。
派遣で働くメリット・デメリット
派遣で働くことのメリットは、自分の希望に合わせた勤務先を選べることだといえるでしょう。
また、全国に店舗があると大手小売店の場合、正社員は転勤を命じられることもありますが、派遣であれば決まった店舗で働くことが可能です。
経験が豊富な人の場合、時給もそれなりに優遇されることがあり、一定期間勤務を続けていれば正社員になれる場合もあります。
ただし、派遣は決められた期間内での仕事となるため、契約期間が終わればまた新しい仕事を見つけなくてはならないこともあります。
派遣の場合、給料は派遣会社から支払われますが、正社員ほどの待遇は見込めず、福利厚生などの面でも不安定な面が大きいといえいます。
20代で正社員への就職・転職
販売員の志望動機・面接
販売員の志望動機は「もともとそのお店が好き」「扱っている商品が好き」という人が大半です。
販売員経験者が転職をする場合、さらなるステップアップを目指しているケースも少なくありません。
より接客を極められる場所で働きたい、またはエリアマネージャー、バイヤーなどの別職種を目指していきたいという思いで、別の会社の販売員への転職を考える人もいます。
販売員は基本的に役職を持たず、いち販売員でいる限りはあまり給与が伸びないとされているため、早い段階から将来のビジョンを明確にしておいた方がよいでしょう。
就職先はどのように探したらいい？
販売員の求人は非常に多く、求人サイトやハローワーク、企業のホームページなどさまざまな場所で見つけることができます。
店頭で求人の告知をしているところもあるため、希望の店舗がある場合は定期的にチェックしてみるとよいでしょう。
