販売員の現状と将来性

販売員を取り巻く状況

現代における「販売員」という仕事を考えるときによくいわれるのが、「ネットショッピングの普及により、販売員の置かれている立場は厳しくなっている」ということです。

たしかに、数十年前と比べれば、人々の買い物のスタイルは大きく変わっているといますし、実店舗を置かずにモノを売る店も劇的に増えています。

しかし、いざ街に出てみれば、スーパーマーケットやドラッグストア、アパレルショップ、百貨店などありとあらゆる種類の店舗があり、そこでは必ず販売員が働いています。

実際、「この目できちんと商品を見たい」「専門知識を持った販売員にアドバイスしてもらいたい」と考える人も多くおり、今後いくらネットショッピングが一般的なものになっても、実店舗がなくなることは考えられません。

ただし、このような時代背景のなかで、販売員にはこれまで以上の接客力と、商品知識が求められるといえるでしょう。

お客さまのライフスタイルや価値観も多様化しているため、販売員自身が成長し、一人ひとりに本当に満足してもらえる接客を心がける必要があります。

多くのお客さまに「ここで買ってよかった!」と思わせるだけの「価値」を提供できることが、販売員としての評価につながっていきます。

キャリアの選択肢は拡大傾向に

ひと昔前までは、「販売員は若い人の仕事」とよくいわれていましたが、最近では販売員にもさまざまなキャリアの選択肢ができ、長年働き続けられる環境が整っています。

たとえば、いち販売員から副店長、店長へとステップアップしてマネジメントにも携わっていくケース、エリアマネージャーあるいはバイヤー広報といった本社勤務に移るケースもあります。

また、会社によっては優秀な販売員であることを示す独自の称号を設けているところもあり、販売員としてひたすらスキルを磨いていくことも可能です。

自分の個性を生かし、将来の目標を見据えながら、着実に成長していくことができるようになっているといえます。

スキルアップのために

外国人観光客が増えていることなどから、英語など外国語の能力が求められるケースも出てきています。

会社によっては、従来のマナー研修などに加え、英語研修を実施するところも出てきているようです。

こうした研修制度やスキルアップの支援制度などは会社によってだいぶ異なるため、自分の将来の目標を踏まえ、どのような場所で働くのがベストなのかよく考えてから勤務先を決めたいものです。