花屋の仕事はきつい? 大変なことや辞める理由を紹介
花屋のつらいこと・大変なこと
長時間労働で力仕事
花屋で働くことに華やかで優雅なイメージがあるという人もいるかもしれませんが、実は花屋の仕事は想像以上に力仕事で重労働です。
まだ夜が明けないうちに始まる花市場での仕入れ業務から、閉店後の店内の片付けまで行うので長時間労働になり、接客業のため土日や祝日には休めないことも珍しくありません。
花屋で働くことは長時間労働で力仕事を伴うことを、覚悟しておく必要があります。
舞台裏の苦労は見せられない
花屋に来てくださるお客さまは、特別な日のための花を買いに来る人がほとんどなので、笑顔で接して舞台裏の苦労を見せないことが大切です。
花屋という明るくて美しい場所で働く以上は、長時間労働や重労働な苦労を微塵も感じさせずに接客するのがベストでしょう。
店頭に並んでいる美しい花々の陰には、花屋で働く人たちの努力があってこそですが、たとえ疲れていてもそれを見せない努力をするのが、ときに大変に感じてしまうかもしれません。
鮮度管理が難しい
花は生き物なので、鮮度管理が難しくて大変です。
その年の気温や雨の降り方によって、咲き具合が変わってくるため、市場における花の値段は常に変動します。
いくらで仕入れていくらで販売するのか、花屋は難しい判断をしなければいけません。
特に生花の場合は商品価値が高いのは数日間だけなので、仕入れ量も見極めることが必要で、臨機応変に対応する能力も求められます。
休みより花を優先する
仕入れた花を枯らさないようにするために、ときには休みより花を優先するときもあるでしょう。
商品として販売している花や鉢植えの中には水やりが欠かせないものもあるので、たとえ店舗が休みの日でも、手入れのために出勤することもあるのです。
いつも花の状態をベストに保つことを優先しなければいけないので、花屋として働くのであれば「休みたいときにいつでも休めるわけではない」ということを頭に入れておきましょう。
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花屋の悩み
花屋の悩みは、基本的に接客や花束やアレンジメントの製作が立ちっぱなしなので、腰や足の痛みがあることです。
特に花屋の仕事は、たくさんの花が入った花瓶や鉢植えを運んだり、配達のために一日中運転を続けたりと、腰に負担がかかる作業が多いので、腰痛で悩む人が多くいます。
加えて花屋は水を多く使用するので、手荒れも職業病です。
植物の手入れのために水遣りをするときに、液剤を使ったり、茎や葉をカットするときにトゲで怪我をするなど、手が荒れてしまうこともあります。
また発送作業などで段ボールを多く触る作業が多いと、手や指の油分が取られてカサカサに乾燥してしまい、爪が欠けたり割れたりする人もいます。
仕事が朝から晩まで、繁忙期には深夜や休日まで働くこともあり、肉体的につらいと感じてしまう人も多いです。
花屋を辞める理由で多いものは?
花屋を辞める理由で多いものは、体力的にきつくて休みが取れないことです。
事前に体力仕事とわかっていても、実際に仕事をしてみたら想像以上だったということもあるでしょう。
体力を回復する余裕もなく、次のシフトの出勤時間を迎えてしまい、そのサイクルを繰り返すうちに続けられないと感じるほど限界に達してしまう人もいるようです。
また花屋は給料があまり高くない仕事だということは知られていますが、給料の低さを理由にあげる人もいます。
少ないスタッフで運営していて朝から晩まで働く花屋もあるようです。
もともと花屋の給料を知って働き始めても、つらい期間が続き、辞めようか迷いだしたときのデメリットとして判断材料のひとつになってしまうのでしょう。
ほかにはどの業界にもあることですが、「思っていたイメージと違った」という人もいます。
花屋は店舗の立地や、スタッフの人数、客層やコンセプトによって、仕事内容も働く人の雰囲気、人間関係も異なるので、合致している場合は働きやすいものの、違った場合はつらい職場環境です。
できるだけ就職前に店舗を訪れて、長く働けそうな花屋かどうかを確認しておくのがよいでしょう。