花屋になるための学校と学費(専門学校・スクール)
花屋になるための専門学校
花屋として働くための知識やスキルが欲しい場合、民間の専門学校に通う方法があります。
専門学校によって名称は違いますが、「園芸デザイン科」「フラワーコーディネート科」などの学科で、園芸や植物に関して学ぶことが可能です。
メリットは多くが2年制で、大学の半分の期間で花屋になるための知識を習得できることがあげられます。
専門学校には高校卒業後に進学する人が多く、授業はフラワーアレンジメントの方法など技術中心です。
座学から実技、現場実習までさまざまな授業があり、生花を使ったフラワーアレンジメントの方法、独立して花屋を開くための心得なども学ぶことができます。
デメリットは「ブライダル学科」「ウエディング科」などでも学ぶことができるものの、フラワービジネスやフラワーデザインに限定すると全国的に専門学校の数が少なく、選択肢が絞られてしまうことでしょう。
学費は初年度が100万円〜130万円ほどで、別途花材費が20〜30万円かかり、夜間や通信を設けている学校はないようです。
ちなみに花屋として働くにあたって特別な学歴や資格は不要なので、このような専門学校やスクールに必ずしも通う必要はありません。
体系的に花や植物に関する知識を身につけられるのが魅力の専門学校ですが、学校に行くかどうかは個人の判断で決めるとよいでしょう。
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花屋になるためのスクール
専門学校というほど本格的ではありませんが、カルチャースクールや花屋などで「生け花」や「フラワーアレンジメント」の教室が開かれていることがあり、花の取り扱いや美しく飾る方法を学ぶことができます。
メリットは全国のいろいろなスクールで開催されているので、近所で通いやすいスクールや、好みのスクールを見つけやすいことでしょう。
デメリットは体系的に花や植物について学べる専門学校とは違い、フラワーアレンジメントの技術習得や資格取得に特化したコースが多いことです。
多くのスクールでは、花屋で必要な花市場での仕入れのコツや、花を長く美しく咲かせるための手入れの方法などを学べるわけではありません。
植物の取り扱いに関する知識全般を手に入れたいのであれば、やはり図鑑や実用書を片手に独学で勉強したり、花屋でアルバイトをしながら先輩に教えてもらったりして努力をすることが求められます。
学費は選択するスクールやコースによって大きく異なり、1万円以下で申し込めるコースもあれば、資格取得や講師養成コースでは40万円を超えるものまでさまざまです。
社会人が通いやすいように、夜間クラスを用意しているスクールもあります。
花屋になるための通信講座
通信講座でも、花の生け方やアレンジを学ぶことが可能です。
最近では大手の通信講座にも「フラワーアレンジメント講座」があり、テキストやDVDなどの教材を使いながら、季節の花を美しく飾る技術を身につけることができます。
メリットは花について学ぶ専門学校が近所になくても、家で学習ができることです。
働きながらでも、アフターファイブや休日を使って自分のペースで花について勉強を深められるのも魅力でしょう。
花屋として働き出した場合、花束やブーケの制作をする機会がたくさんあるので、通信講座で学んだことが役立つはずです。
デメリットは、通信講座はあくまでも花のアレンジに特化していることがあげられます。
実際の店舗で必要な技術やノウハウは、専門学校の方が学ぶことができるでしょう。
また学校のように目の前に先生がいないため、わからないことや疑問点があっても気軽に聞くことも難しいです。
通信講座によってはメールなどで質問指導をしてくれるので、アフターサービスもチェックしてから選ぶとよいでしょう。
学費は1万円〜4万円のものから、ライセンスを取得する講座では20万円ほどかかるものもあるなど、コースによって違いがあるのが特徴です。