芸能人・タレントのオーディション・募集状況
作品のオーディション
芸能人やタレントとして活動するためにはオーディションを受ける必要があります。
オーディションは一般企業の採用試験で行われる「面接」と同じです。
事務所のオーディションであれば事務所の求める人材を、作品のオーディションであれば監督やプロデューサーのイメージに合った人材を探すために開催されます。
NHKの朝ドラは昔からヒロイン役をオーディションで決めることで有名で、今までに多くの女性たちがこのオーディションに合格してブレイクのきっかけを掴んできました。
オーディションの情報は、公募のものであれば雑誌やインターネットで調べることができます。
しかし、事務所や劇団に所属していないと受けられないオーディションもあるので、役者を目指すのであればまずは事務所に所属して情報がたくさん入ってくる環境を整えるのが得策でしょう。
事務所の採用募集状況については後述します。
オーディション対策のポイントは
一般的なオーディションでは一次審査として書類選考があり、まずはプロフィール写真と履歴書を送ることになります。
最近ではデジカメの普及からスナップ写真を同封する人が多くなっているようですが、審査員の印象としてはスナップ写真よりも写真館で撮った写真のほうが遥かによくなります。
写真館で撮った写真は何度も使い回しがききますので、本気で芸能界を目指すのであれば1枚は撮っておきたいところです。
写真館によってはプロフィール写真を専門に扱うところもあり、オーディション関係の写真が得意な写真館もあります。
こういった写真館は「ここの写真は書類選考に通りやすい」と口コミで話題になり、遠方からも多くの人が来ます。
興味がある人は探してみるとよいでしょう。
しかし、どんなに素敵なプロフィール写真を撮ることができても、実際の面接で一般常識がなかったり受け答えが噛み合わなかったりすると台無しになります。
オーディション対策では写真映りだけに力を注ぐのではなく、内面を磨くことを忘れないようにしましょう。
養成所のオーディション
一般的に、養成所のオーディションはよほど問題のある人でない限り受かるといわれています。
これは養成所のオーディションは仕事のオーディションではなく、芸能人になりたい人が通うスクールに入るためのオーディションだからです。
ただし、大手養成所の中には受け入れ人数に限りがあるため審査基準を厳格化しているところもあります。
こういった養成所のオーディションは、他のところと比べて狭き門となっています。
芸能事務所の募集状況
最後に、芸能事務所の採用募集状況についてです。
現在は小規模事務所から大手事務所まで数多くの芸能事務所があり、募集も盛んに行われています。
多くはオーディションやスカウトで事務所関係者の目に留まり所属となりますが、なかには養成所も兼ねていて書類選考のみで採用する事務所もあります。
しかし、芸能事務所に入ったからといって、すぐにデビューできるわけではありません。
女優や俳優なら演技力に磨きをかけてオーディションに合格する必要があります。
芸人であれば数多くのステージをこなして人気が出ないと芸能人の仲間入りはできません。
タレントの場合も、知名度が高くないと芸能人としての活動はできませんから、まさに実力勝負の世界といえるでしょう。
事務所に所属したものの、何年もデビューできないというのはよくあることです。
芸能人として自分で食べていけるようになるためには、世間が求める芸能人の理想をよく理解しておかなければいけません。
具体例をあげると、今求められる芸能人とは、独自のライフスタイルやファッション性を持ち、マルチに活躍できる人間です。
バラエティなどで活躍できるタレント性、皆を魅了する話術も求められます。
デビュー前からこのようなことを意識して、トークの練習やSNSでの情報発信に力を入れておくと、よいトレーニングになるのではないでしょうか。