ホテル専門学校とは(読了時間:5分6秒)

ホテル専門学校といっても、一般の人にはあまりなじみがなく、どのような勉強をする場所なのかイメージしにくいかもしれません。

このページでは、ホテル専門学校で学べることや、卒業後の進路、そしてホテル専門学校で勉強するために必要な学費などについて紹介していきます。

ホテル専門学校とは

ホテル専門学校は、ホテル業界のさまざまな職業に就くために必要な知識・技術を学ぶことができる学校です。

全国にいくつものホテル専門学校がありますが、おもに「ホテル科」といった名称の学科・コースが設置されており、接遇マナーやホスピタリティ、宿泊や宴会などホテルにおける各セクションの仕事、ホテルで使われる英会話などの勉強をしながら、ホテル業界への就職を目指すことができます。

一部のホテル専門学校には「ブライダル科」や「観光科」なども置かれており、ホテル科と同様に高いサービススキルを磨きながら、ブライダル業界や観光業界に進むための勉強をすることができます。

ホテル専門学校で勉強すること、授業科目

ホテル専門学校の多くは2年制となっており、1年次に基礎的な学習を行って、2年次に専門的な学習へ進んでいくカリキュラムが一般的です。

身だしなみや立ち居振る舞いなど接遇マナーや、ホスピタリティ全般に関する知識の習得をはじめ、宿泊や料飲といったホテルの各セクションの実務についての勉強も行います。

実習では、ベルやフロント、ハウスキーピング、レエストランサービス、ソムリエなどホテルにおける各業務を経験しながら、実践力を高め、スキルアップしていくことができます。

実習は学内の施設のみならず、実際に専門学校が提携しているホテルを利用して行われたり、学校によっては海外のホテルでの研修制度が用意されているところもあります。

また、資格取得を推奨している学校も多く、在学中に英検やTOEIC、観光英語検定、ホテルビジネス実務検定試験、レストランサービス技能検定などの資格を取得して就職活動の際の際のアピール材料にしたり、実務で役立たせたりすることができます。

ホテル専門学校から目指せる職業・仕事

ホテル専門学校を卒業する人の多くは、国内外のホテルへ就職し、ホテルスタッフとして働きます。

具体的な職種としては、以下のようなものが挙げられます。

・フロント
・ドアマン
・ベルパーソン
・客室係
・レストランサービス

いずれも高いホスピタリティやコミュニケーション能力、サービススキルなどが求められる仕事です。

このほか、ブライダルや観光関連の勉強をした人たちは、ウエディングプランナー、ドレスコーディネーター、ブライダルコーディネーター、宴会サービスなどの職業を目指していくこともできます。

ホテル専門学校の学費、費用

ホテル専門学校の学費は学校によって幅がありますが、年間で100万円~150万円程度がボリュームゾーンとなっているようです。

2年制であると、卒業までの学費は200万円~300万円程度になるでしょう。

あまり数は多くないものの、夜間部を設置しているホテル専門学校もあります。

夜間部はたいてい昼間部よりも学費が安く設定されており、上記金額の半額程度で学べるところもあります。

なお、一般的に、教科書代・教材費、研修旅行費、卒業アルバム制作費、同窓会費などは学費に含まれないことが多く、学費以外に年間で最低でも20万円程度は必要になってくると考えておいたほうがよいでしょう。

また、海外留学制度を設けている学校の場合、1年程度の長期留学となる場合には、通常の学費とは別で年間100万円程度かかってくることがあるようです。

留学制度がある場合、希望者のみの参加になるのか、それとも全員参加なのかも事前に確認しておいたほうがよいでしょう。

ホテル専門学校の就職先、就職率、卒業後

ホテル専門学校では、ホテル業界への就職を志望する人が多く、おもな就職先としては国内外のホテルが挙げられます。

ひとくちにホテルといっても、大きなリゾートホテルやシティホテル、ビジネスホテルなど多種多様であり、また最近数が増えている外資系ホテル、あるいは旅館なども就職先になってきます。

なかには専門学校の海外研修制度などを利用し、海外のホテルへ就職する人もいます。

在学中おもにブライダルの勉強をした場合には、ホテルのブライダル部門やブライダル関連企業への就職を実現させることができます。

このほか、旅行会社、テーマパーク運営企業などへ就職する人もいます。

ホテル専門学校では実務に即した勉強をしていくことから就職率も高くなっていますが、卒業生のおもな進路については学校によっても異なります。

ホテル専門学校の入試、志望動機、面接

ホテル専門学校の入試は、「AO入試」「推薦入試」「一般入試」の3種類が実施されることが多くなっています。

ホテルの仕事といってもさまざまなものがあるため、入学前から将来どのようにホテル業界で活躍したいのかを考えておくとよいでしょう。

また、学校によっては観光やブライダルなどについても学べるところがあり、進学を希望する学科・コースによっても志望動機は変わってくるでしょう。

なりたい職業・仕事を考えて、それを目指したいと思ったきっかけや体験談をまとめてみてください。

ホテル専門学校では、ホスピタリティやサービスなどを重点的に学んでいくため、面接でもそうした点についてはできる限り意識しておいたほうがよいでしょう。

身だしなみや言葉遣い、清潔感、笑顔など、自分で気を付けられるところは気を付けておきたいものです。

ホテル専門学校のオープンキャンパス

ホテル専門学校のオープンキャンパスでは、学校説明会や学校見学、体験授業、在校生との交流会、トークイベント、個別入試相談会などが行われています。

体験授業では、講師からホテル業界にまつわる講義を受けたり、レストランサービスやベッドメイキングなどさまざまなホテルの仕事体験をしたりすることができます。

学校によっては参加特典が用意されており、たとえばオープンキャンパスに参加するための交通費補助、遠方から参加するための宿泊費補助などが受けられます。

ただし、参加には事前申し込みが必要な場合があるため、最新情報を各専門学校のホームページなどで確認してください。

夜間のホテル専門学校

ホテル専門学校の多くは、朝から夕方くらいにかけて学ぶ「昼間部」のカリキュラムとなっていますが、一部の学校では夕方以降に授業が行われる「夜間部」が設置されています。

夜間部は1日2コマ程度の授業で、昼間部に比べると短時間で集中して効率よく学ぶカリキュラムが組まれています。

夜間のホテル専門学校では、昼間部よりも多少学費が抑えられていたり、仕事やアルバイトなどの都合で昼間に通学することが難しい人でも通いやすいというメリットがありますが、その分、短い時間で多くのことを勉強しなくてはならないなど大変な一面もあります。

夜間部のメリット・デメリットの両方も考えてみながら、自分に合う学校選びをしてください。

ホテル専門学校では、おもにホテル業界で活躍できるさまざまな仕事に就くために必要な知識と技術を学んでいくことができます。

ただし、学校によってはホテル以外にも幅広くサービス関連の勉強ができ、多様なサービス業の仕事も目指すことができます。

各学校の特色やカリキュラムをよく確認してみてください。

職業カテゴリー