コスメや化粧品が好きな人に向いている仕事の種類(10選)

お肌を綺麗に整えてくれるファンデーション、唇の色を明るく見せてくれる口紅、その日の気分まで変えてくれる香水。

世の中にはたくさんのコスメ用品や化粧品があります。

お化粧といえば昔は「女性のもの」というイメージが強かったのですが、最近では子ども用や男性用の化粧水も人気が高まっています。

まさに幅広い世代に需要が広がっている業界ともいえるでしょう。

ここでは、そんなコスメや化粧品に携わることができる職業を紹介します。

コスメや化粧品を通して誰かの魅力を引き出したいと願う人にとって、やりがいの大きい仕事です。





コスメや化粧品を使って接客する仕事

コスメや化粧品に携わることができる仕事はたくさんあります。

ここでは王道中の王道、コスメや化粧品を使って接客し、お客さまの魅力を引き出すスペシャリストをご紹介しましょう。

まず、芸能人やモデルなどの撮影の際にメイクをするのは、「メイクアップアーティスト」です。

これに対して、百貨店や化粧品の専門店で一般のお客さまに化粧品の販売をするのが「美容部員」です。

美容部員もお客さま相手にメイクをすることはありますが、あくまでも自社商品のPRという目的があります。

ほかにも、マニキュアを使って爪に装飾をする「ネイリスト」、専用の薬剤や器具でまつげのケアをする「アイリスト」なども人気のある職業です。

それぞれの職業でターゲットとする客層や得意な分野は異なりますが、コスメや化粧品を使ってお客さまの魅力を引き出すという点では同じです。

メイクアップアーティスト

メイクアップアーティスト

メイクアップアーティストは、俳優や女優、モデル、タレントなどにメイクを施す仕事です。

メイクの高い技術や専門知識を持ち、各現場のテーマやシチュエーション、照明や光のあたり具合、出演者の個性や服装などを考慮してふさわしいメイクをしていきます。

肌質や輪郭、雰囲気に合わせて、たくさんのコスメや化粧品を使い分けていくことが大切です。

美容系専門学校やヘアメイクが学べる専門学校で専門的な知識と技術を身につけておくとよいとされています。


美容部員

美容部員

美容部員は「ビューティアドバイザー(BA)」と呼ばれることもあり、百貨店の化粧品売り場やドラッグストアなどで、お客さまに化粧品の販売をする仕事です。

メイクアップアーティストは芸能人を相手にすることが多いのに対して、美容部員は一般人を相手にしています。

お客さまの肌や髪に関する悩みのカウンセリングを行いながら、自社のコスメや化粧品をおススメし、できるだけ多くの商品の販売につなげていきます。

美容部員のカウンセリング能力やメイクのテクニックは、店の売上を決めるうえでの大きな要因とされており、実力ある美容部員は高く評価されます。


ネイリスト

ネイリスト

お客さまの爪を整え、マニキュアやラインストーンで美しい装飾を施すのが「ネイリスト」です。

爪の形を整え、爪磨き、甘皮処理などを行い、リクエストに合わせた色やアートを爪の上にのせていきます。

爪の状態に合わせて丁寧なケアをする必要があり、さまざまな薬剤や化粧品の知識が不可欠です。

活躍の場はネイルサロンを中心に、一部の美容室やエステサロン、ブライダルサロンなどです。


アイリスト

アイリスト

まつ毛ケアのプロフェッショナルとして知られているのが、アイリストです。

美容サロンで専用の器具や薬剤を使いながら、人のまつ毛をきれいにしていきます。

来店されたお客さまの目元に関する悩みをカウンセリングし、「まつ毛エクステ」「まつ毛カール」「まつ毛パーマ」など、さまざまなメニューを施します。

薬剤を用いることからも安全には常に気を配る必要があり、この仕事に就くには国家資格である「美容師免許」の取得が必要です。

コスメや化粧品を作り出す仕事

コスメや化粧品を使って接客する仕事以外に、コスメや化粧品を作り出す仕事というのもあります。

ここでは、その一例をご紹介しましょう。

代表的なのは、「化粧品メーカー社員」です。

化粧品メーカーに勤めながら、新しいコスメや化粧品のアイディアを出したり研究開発に携わったりします。

また、「製薬会社社員」の研究職も、乳液やクリームの開発に携われることがあります。

もうひとつ。

日本ではあまりメジャーな職業ではありませんが、「調香師」という香りを作り出すスペシャリストもいます。

これらの仕事は、人を幸せにするコスメや化粧品、香水などを作り出すために日々研究を積み重ねるのが使命です。

化粧品メーカー社員

化粧品メーカー社員

化粧品メーカー社員とは、化粧品を製造・販売に関わる企業に勤務する会社員のことです。

市場ニーズを踏まえ、どのような製品を作るのか企画して、原料を組み合わせて化粧品を開発します。

さらに、完成した製品を百貨店や直販店舗などの店頭あるいは通販などを通じて消費者へ届けます。

大手化粧品メーカーの新卒採用は、「総合職(事務系・技術系)」を中心に行われており、化粧品の開発がしたいのであれば技術系に進む必要があります。


製薬会社社員

製薬会社社員

製薬会社社員とは、病気やケガを治すための医薬品を開発・生産・販売する「製薬会社」の社員として勤務する人のことです。

新薬を開発するための実験を行う「研究職」、臨床試験を行う「開発職」。

医療従事者に医薬品の情報提供とセールスをする「営業職(MR)」、人事や経理などを担当する「事務職」などもあります。

研究や開発の仕事では、理系の大学や大学院を卒業していることが採用の前提条件となっていることが多いようです。

製薬業界は景気に左右されにくい商品を扱っていることから安定性があり、給料も比較的高めです。


調香師

調香師

調香師とは、数千種類にもおよぶ香料を組み合わせて、新しい香りを作る専門職です。

調香師の種類を大きく分けると、食品の香料(フレーバー)を作る「フレーバリスト」と、化粧品など、食品以外の香り(フレグランス)を作る「パヒューマー」があります。

調香師として働くうえで必須の資格はありません。

しかし、化学や薬学系の大学、もしくは調香を扱う専門学校を卒業後、香料会社や化粧品メーカー、食品会社などに就職するのが、この職に就くための一般的なルートです。

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コスメや化粧品の魅力を発信する仕事

コスメや化粧品が好きな人にとっては、その情報を多くの人に発信することも大きなやりがいになります。

最後に、コスメや化粧品の魅力を伝えることができる仕事をご紹介しましょう。

まずは「雑誌の編集者」です。

女性誌やファッション誌ではコスメや化粧品の特集が組まれることが多く、こうした企画をするのが雑誌の編集者になります。

雑誌に記事を書く「ライター」も、コスメや化粧品について取材したり開発者にインタビューしたりするチャンスがあります。

また、最近は「美容家」や「美容系のインフルエンサー」を名乗る人も増えてきています。

主な活動内容は、SNSで新しい化粧品の使用感をリポートしたり、メイク動画を公開したりすることです。

この場合、職業として成立している人はごくわずかで、大半は趣味の活動の延長となっていることが多いのが現状です。

どの仕事もコスメや化粧品の最新情報を発信する立場になるので、この分野に誰よりも詳しくなりたい人にとっては天職となるでしょう。

編集者

編集者

編集者とは、書籍や雑誌をつくるための企画や編集に携わる人のことです。

取り扱うテーマはさまざまですが、女性誌やファッション誌では、コスメや化粧品について取り上げる機会もたくさんあります。

編集者の仕事としては、企画立案→予算取り→取材or外部に依頼→記事の編集→印刷確認という流れで雑誌作りに関わることになります。

出版社や編集プロダクションへの就職を目指すのが近道ですが、正社員としての採用は狭き門となっています。

経験が求められる仕事のため、まずはアルバイトでも編集の仕事を始めて、キャリアアップする人もいます。


ライター

ライター

ライターは、書籍や雑誌、Web、メールマガジンなどに掲載される記事を書く仕事です。

出版社等の編集者から依頼を受け、取材や集めた資料を基にして執筆を行います。

さまざまなジャンルに取り組むライターもいますが、スポーツやファッション、コスメなど専門分野を決めているライターもいます。

編集者の意向や企画をしっかりと汲み取り、それに見合った質の高い記事を締め切りまでに仕上げるスキルが必要です。


この記事のまとめ

コスメや化粧品に携わることができる仕事はたくさんあります。

メイクアップアーティストや美容部員のように、コスメや化粧品を使って接客をしながらお客さまの魅力を引き出す仕事。

化粧品メーカーや製薬会社の社員のように、商品そのものの企画や開発に携わる仕事。

そして雑誌の編集者やライター、美容家のように、それぞれのコスメや化粧品の魅力を情報発信する仕事。

どの仕事も、誰かの「綺麗になりたい」「もっと輝きたい」という気持ちを応援することができるのが何よりの魅力です。

コスメや化粧品が大好きという人にとっては、やりがいの大きな仕事となるでしょう。

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