バイヤーのアシスタントの仕事とは?
アシスタントバイヤーとは
バイヤーになるための下積み期間
最近は個人バイヤーとして未経験のまま、バイヤーになる人もいますが、小売企業に入社し、その企業のバイヤーとして働くのが一般的なルートです。
バイヤーになるための道のりは、勤務先となる企業によって多少異なりますが、就職したての新人をバイヤーにすることはまずありません。
バイヤーの仕入れ判断、値段の付け方が、企業の売上や利益を左右するため、商品知識・売上管理など総合的な知識が必要になるからです。
一般的には、まず販売職を経験して現場でお客さまのニーズを理解し、その後アシスタントバイヤー、そしてバイヤーへとステップアップすることが多いです。
すべての企業においてアシスタントバイヤーのポジションが準備されているわけではありませんが、一人前のバイヤーになる前の修業期間として、アシスタント職を経験する人が多いようです。
未経験からバイヤーになる方法のひとつ
バイヤーの求人内容は、その多くが経験者を求めるものとなっています。
そのため、すでに何らかの業種でバイヤー職を経験していた人が、別の企業へバイヤーとして転職をするケースが多くなっていますが、アシスタントバイヤーの募集については未経験者でもOKとするものもあります。
ただし、それでも販売職を何年か経験することは前提とする企業も少なくありません。
一人前のバイヤーになるまでには多少時間がかかりますが、アシスタントバイヤーとしてしっかりと下積みをすることで、バイヤーに必要な交渉力などの能力を高めていくことができます。
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アシスタントバイヤーの仕事内容
バイヤーの補助業務
バイヤーは多忙で外部との商談、社内プレゼンテーションの準備、他店や自店の視察、売上戦略管理など幅広い仕事を担当します。
一番、肝心なバイイング業務に時間を割くために、バイヤーにアシスタントを数名置くことがあります。
内部事務などのみ担当し、バイイング業務には一切携わることのないバイヤーの完全な補助としてのアシスタントバイヤーもいます。
この場合、企業は将来的にバイヤーとして育てることを想定していません。
そのため、パートやアルバイトなどで人材を確保することもあります。
小規模なバイイング業務
企業によっては、アシスタントといっても実際にバイイング業務にかかわることもあります。
一人前のバイヤーより、少ない取引先を担当したり、ある程度売れ行きがよみやすい定番品を担当したりすることが多いようです。
バイヤーと同じように市場調査や新規取引先の開拓、交渉、仕入れ、在庫確保、売り場の調整など多岐にわたる業務をこなしますし、アシスタントバイヤーが主体となって進めていく案件もあります。
たとえば季節商品、催事商品などを担当し、一定期間で仕入れたものを売り切るノウハウを学ぶこともあります。
仕入、値付け、売り場管理、値引きなど売り切るための能力を高めるのに必要な修行期間とされています。
企業側も一連のバイイング業務を体験させ、一人前のバイヤーとなることを期待しています。
そのため雇用形態も正社員、社員登用制度を前提とした派遣社員などが多いようです。
転職の際に注意したいこと
未経験でバイヤーになろうと思ったとき、アシスタントバイヤーの求人を探してみるのもひとつの手です。
経験不問としている場合もありますが、その企業が属する業界の販売員、営業などの経験者を採用条件にしていることも多いです。
自分が経験したことのある業界でアシスタントバイヤーを探すのがいいでしょう。
または英語力に自信があるのであれば、海外買い付けをおもにしている企業のアシスタントバイヤーであれば有利に働くでしょう。
バイイング業務は経験を積みながら成長するため、どんどん仕事を任せてもらえるような企業を選ぶとよいでしょう。
一般的に若手が多く活躍する企業では、アシスタントバイヤーのうちに積極的に責任ある仕事を任せ、さまざまな経験を積みながら成長できる環境が整っているようです。