ミュージカル俳優になるには
ミュージカル俳優に必要なこと
学歴は問われない
ミュージカル俳優になるためには、基本的に学歴や性別、国籍などは一切問われません。
ただし、だからといって誰でもミュージカル俳優になれるというわけではなく、あくまでもミュージカル俳優を目指すのに特別な資格は必要ないということです。
表現力が重要
ミュージカル俳優に求められるものの1つは「表現力」です。
「歌」「演技」「ダンス」で構成されるミュージカルは、音響や照明はもちろん、演じるミュージカル俳優の表現力の高さがミュージカルの質を大きく左右することになります。
トップスターと呼ばれるミュージカル俳優ともなれば、誰にでも真似できるようなものではないレベルの表現力を習得しており、そこには想像しがたい厳しい練習やトレーニング、そこに至るまでのさまざまな人間ドラマを経験していることでしょう。
表現力はトレーニング次第で強化できる分野ではありますが、感性や物の考え方など、さまざまな要素が折り重なって構成される分野でもあるため、一口に「表現力を養う」といっても人によってさまざまな方法が実践されています。
構成する要素すべてのプロフェッショナルであること
表現力を高めるためには、「知識」や「実技」といった分野においてもプロフェッショナルである必要があります。
例えば「クラシックバレエ」や「声楽」といった、ミュージカル俳優にとって重要な分野それぞれ個別に長けているという人は大勢いますが、そのすべてにおいてプロフェッショナルの域に達することは簡単なことではありません。
そうなるために、ミュージカル俳優は養成所や学校において歌唱力・演技力・舞踊力などを身につけてスキルを高め、幅広く高い水準の表現力を身につけなければならないのです。
20代で正社員への就職・転職
ミュージカル俳優になるためには?
劇団主催の養成所で学ぶ
大手の劇団であれば、その下部に養成所や学校を設けているところが多いです。
下部の養成所を卒業することでその劇団に所属する資格を得られるわけですが、養成所に入るだけでも厳しい競争倍率のオーディションに合格する必要がありますし、卒業までのレッスンも厳しいものです。
ミュージカル俳優になり、成功するんだという強い熱意がなければ、最初の門をくぐることすら許されないでしょう。
厳しいレッスンの日々を送るという関係上、一般の学業やアルバイトとの両立は難しく、レッスン一本の生活を送る人が多いです。
ただし、団体によって差がありますので、場所によっては学業やアルバイトとの両立がさほど難しくないところもあります。
一般の大学や専門学校で学ぶ
劇団主催の学校ではなく、一般の学校や養成所に入ってスキルを磨くという選択肢もあります。
芸能系、できればミュージカルに特化した学科・コースがあれば、ミュージカル俳優になるためのスキルや知識を身につけることができます。
また、大手の学校であれば劇団や芸能事務所とのつながりも強く、卒業後の進路についてお世話になることも可能です。
独学でミュージカル俳優を目指す
そうした学校で学ぶのではなく、「独学」でミュージカル俳優を目指すという道もあります。
ミュージカル俳優に必要な能力を独力や個人レッスンで身につけ、一般公募のミュージカルのオーディションを受けるという道のりで俳優デビューするという選択肢です。
オーディションに合格すれば、そこから本番までプロのレッスンを受けられますし、仕事をきっかけに大手の劇団や芸能事務所からのスカウトといった道も開けます。