舞台俳優・劇団員の1日のスケジュール・生活スタイル

舞台俳優劇団員の業務スケジュール

舞台俳優・劇団員の業務スケジュールは、大きく分けて「本番ではない日(練習の日)」と「本番の日(舞台の本番がある日)」で大きく異なります。

本番ではない日は、1日の半分を舞台の練習・稽古に、もう半分をアルバイトに費やすというスタイルが多く見られます。

これは、多くの舞台俳優・劇団員がその仕事の収入だけでは生活していくことが難しいためであり、人によって生活のための働き方のスタイルも大きく異なります。

本番がある日は1日の大半を舞台の本番と関連する行動に費やすことになり、人によっては24時間起き続けることになるケースもあるようです。

いずれにしても1日中動き回るようなスタイルになることが多い忙しい業務スケジュールになるため、体力を保たせることが重要になります。

劇団で働く舞台俳優・劇団員の1日

本番がない、ある1日のスケジュール

ある舞台俳優の「本番ではない日」の1日のスケジュールについて解説します。

12:00 起床
起きるのが遅いと思われるかもしれませんが、この人の場合は夜遅くにコンビニのアルバイトをしているため、必然的に夜型の生活になっていることが理由です。
13:00 台本を読む
舞台俳優・劇団員の仕事の練習の中心になるのは「台本読み」です。

次の本番に向けて台本を何度も読み、セリフや動きをしっかりと覚えます。

きちんと暗記できないと、本番で大きなミスをしてしまったり、役を交代させられたりしてしまうのです。

15:00 舞台稽古
毎日ではありませんが、週に数回は舞台での稽古が行われます。

さすがに台本読みだけで本番に臨むことはできず、できるだけ本番に近いシチュエーションで動きを確認し、より実践的な練習を行います。

舞台稽古をいつ行うかによって、1日の基本的なスケジュールが決定されるケースも多いです。

20:00 休憩
舞台稽古の次はアルバイトが予定されていますので、そのための体力を回復するために休憩をとります。

舞台稽古の場所とアルバイト先によって移動時間がかかるケースもあり、舞台稽古が長引いたりすると十分に休憩時間を確保できないケースもあります。

22:00 アルバイト
舞台俳優・劇団員は夜にアルバイトを予定している人が多いのですが、これは時給が比較的高いことと、昼間に舞台稽古や舞台の本番を入れやすいことなどが理由として挙げられます。

また、日雇いなどの臨時アルバイトを入れることも多く、いかに舞台俳優・劇団員が収入源としてみることが難しいかがよくわかります。

6:00 アルバイト終了
日付をまたいでのアルバイトも、日が昇る頃には終わり、眠いのを我慢しながら家路につきます。

朝食を食べてから風呂に入り、歯を磨いてその日のスケジュールを確認してから眠りにつきます。

本番の日の、ある1日のスケジュール

次に、同じ人の「本番がある日」の1日のスケジュールについて解説します。

6:00 起床
普段はお昼になってから起きるこの人も、本番の日は朝早くから目を覚ます必要があります。

その都合上、本番前日にはアルバイトを入れておらず、しっかりと休んで体力を確保します。

忙しい1日の始まりです。

8:00 楽屋入り
楽屋に向かい、直前の打ち合わせや衣装に着替えるといった時間に費やします。

もちろん、関係者への挨拶は欠かせません。

9:30 リハーサル
本番直前の、最後の練習の時間となります。

本番と同じ状況での演技となるため、ここで問題があれば即座に対応する必要があります。

11:30 休憩
本番直前の最後の休憩と昼食をとります。

なお、場合によってはリハーサル中やその前後に台本の変更が行われるケースもあり、その場合にはあまり休憩に時間を割かずに台本の再チェックに時間を使う必要があります。

12:30 メイク、その他の最終準備
本番は14時からなので、この時点でメイクなどの最後の準備を行うことになります。

この時点で台本などの内容が変更されることは少ないのですが、場合によっては簡単な変更程度は行われる可能性があり、準備を進めながら並行して台本の最終チェックを行います。

14:00 昼の公演
今までの練習や稽古、トレーニングの成果を見せる本番となります。
16:00 昼の公演の反省会など
その日の公演は昼と夜の2回、昼の公演で発生した問題や課題などはこの時点で洗いざらいにして、夜の公演にフィードバックします。

必要な打ち合わせ等が終われば、夜の公演まで休憩や台本チェックなどを行います。

18:00 夜の公演
この日2回目の本番です。

昼の公演でフィードバックした部分を含め、練習の成果をしっかりと見せる時間です。

20:00 夜の公演の反省会
夜の公演が終わればその日の本番は終了ですが、舞台俳優・劇団員の1日はまだ終わりません。

次の公演に向けて、その日の公演で判明した注意点や反省点を洗いざらいにします。

21:00 打ち上げ会
本番と反省会を終えて、ようやくリラックスできる「打ち上げ」の時間となります。

ただし、翌日にも公演を控えている場合には抑えめにして、しばらく公演がない場合にはとことん飲んで騒ぐというのが、業界では一般的なのだそうです。

深夜 帰宅、就寝
本格的に打ち上げをする場合、終わるのは日付が変わってからのことが多いです。

必然的に帰宅は深夜となるため、場合によっては24時間以上起き続けるケースもあるのです。

それだけの体力と精神力が、舞台俳優・劇団員には求められるということです。

舞台俳優・劇団員の生活

本番直前は1日中練習に時間を費やす

上記のケースの場合、本番ではない日は「午後に練習、夜から深夜にアルバイト」というスタイルになっていますが、本番直前ともなればそうもいきません。

その都合上、どうしても「本番直前」と「それ以外の日」で生活リズムが大きく変化するため、それに耐えられるだけの適応能力や体力が求められることになります。

オーディション中心の不規則な生活の人もいる

上記のケースの場合、コンビニのアルバイトとして雇われている立場ではありますが、人によってはオーディションを中心に生活を送る人もいます。

オーディション開催は前もって告知されるのが基本ですが、そのタイミングが短いケースも珍しくありません。

アルバイトは基本的に1か月などのまとまったスパンでシフトを決めるため、急なオーディション開催には対応できないケースもあります。

そのため、仕事は日雇いなどの短期の仕事を中心にこなして、急なオーディション開催にも対応できる生活スタイルを送る人も少なくありません。