バス運転手の仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介
バス運転手の仕事とは
乗り合いバスと貸切バス
バス運転手は、バスに人を乗せて目的地へと運ぶ仕事です。
バスは、大きく分けると路線バスなどの「乗合バス」と、観光バスなどの「貸切バス」の2種類があります。
「バスを運転する」という点ではどちらの運転手も同じように見えますが、乗合バスの場合、時間通り、決められたルートを、安全に走行することが求められます。
一方、貸切バスは観光ツアーや団体旅行、修学旅行などで利用されます。
そのため、同乗する添乗員やバスガイドと協力して車内の雰囲気を盛り上げたり、道路状況によっては走行ルートを変えたりするなど、状況に応じてさまざまな気配りが必要となります。
長距離バス
高速道路を含めた長距離を走る高速バスの運転手もいます。
高速バスは、バスのなかでもとくに大型の車両となることが多く、数百キロの距離を何時間もかけて走り続けることになります。
夜間に走る高速バスでは、運転手1人あたり400キロかつ9時間を超える運転は原則として禁止されており、2人以上の運転手が乗務する必要があります。
同じバスの運転手といっても、地域密着で決められたルートを定期的に走る路線バスとは、だいぶ仕事の流れが変わるといえるでしょう。
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バス運転手の業務の内容
バス運転手は、ただバスの運転だけをしているわけではありません。
会社によって異なりますが、乗務前には車両点検をし、計器やエンジンにトラブルが発生していないか、タイヤの空気圧に問題がないかなどのチェックを行います。
お客さまがすべて降りた後は、車内に忘れ物や異常がないかを確認し、運行後にも車両点検を行います。
また、お客さまが乗車している際にも、車内で具合の悪くなった方がいたり、何かトラブルが起きたりした場合はその都度対応します。
ひたすらバスを運転するだけでなく、お客さまのことを常に気遣いながら、お客さまの安全を守る立場としての活躍が求められています。
バス運転手の役割
バスの運転手は、バスを運転し乗客を目的地まで送り届けるのが役割です。
地域によっては、まだ公共交通機関が整っていなかったり、道が舗装されておらず移動が不便だったりするところも多くあり、こうした地域ではバスは重要な移動手段で、生活の一部なのです。
単純ではありますが、バス運転手の社会的な役割は非常に大きいといえます。
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バス運転手の勤務先の種類
バス運転手は、全国にある民間のバス会社や、都道府県や市町村が運営する公営バスで働いています。
路線バスなどの「乗合バス」と、観光バスなどの「貸切バス」の2種類があり、同じバスを運転する仕事でも内容が異なるので、どちらで働きたいかを考えておくとよいでしょう。
バス運転手の仕事の流れ
出勤
会社に出勤すると、まずは運転車両の確認をし、アルコール検査などの体調チェックを受けます。
運行管理者から、運転車両の鍵や仕事用の携帯電話、運賃箱にセットする金銭などを持ち車両へ向かいます。
運行前にはエンジンをかけて、点検票に基づき計器などに異常はないかをチェックします。
最後は始業点呼を行い、健康状態のチェックや今日のスケジュール、運転するルートの確認などをします。
出発
準備をすべて済ませると、営業所を出て実際に運転を始めます。
途中で他の運転手と交代し複数回休憩をはさみます。
運行終了
運転がすべて終わると、営業所に戻ります。
車内の忘れ物や異常はないかをチェックし、売上を清算します。
終業点呼を行い、鍵や携帯電話などを返却して仕事を終了します。