バスケットボール選手になるには? どんな高校や進路を選べばいい?
「プロのバスケットボールの選手になるにはどうしたらいいの?」
「プロのバスケットボールの選手を引退した後はどういったキャリアプランがあるの?」
このような疑問をもった人がいるでしょう。
この記事では、プロのバスケットボール選手を目指す方法と、プロを引退した後のキャリアプランについて紹介します。
プロのバスケットボール選手に興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
バスケットボール選手になるまでの道のり
高校、大学でバスケットボールの大きな大会に出場し活躍する
プロのバスケットボール選手になるにはまず、高校や大学の大会での活躍が重要です。
そこでプロチームの目に留まれば、高校、大学を卒業後、プロ契約を結べる可能性が高いです。
たとえば、高校生の大きな大会には「全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)」や夏のインターハイ、国体があります。
ただし、高校から直接プロへ進む選手は少なく、プロを目指す選手の多くは大学へ進学してバスケットボールを続けます。
大学では各地区のリーグ戦や全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)、全日本総合バスケットボール選手権大会などの公式戦に出場が可能です。
現在では選手の多くが、大学の試合で活躍したのち注目され、プロチームに入団しています。
プロチームの合同トライアウトに参加し認めてもらう
高校や大学の大きな大会で活躍する以外の方法として、男子選手の場合はBリーグのトライアウトに参加する道もあります。
Bリーグは例年、シーズン開幕前に合同トライアウトを実施しており、そこで実力が認められればプロチームと契約できます。
トライアウトではバスケットボールの技術だけでなく、身体能力や運動能力といったファンダメンタルの部分も評価基準です。
女子の場合は「WJBL(バスケットボール女子日本リーグ)」が開催するトライアウトは現在行われていませんが、チームごとにトライアウトが実施されることがあります。
20代で正社員への就職・転職
学生時代に活躍をしたり留学をしたりしてプロのバスケットボール選手を目指す
現状では高校や大学の大会での活躍がプロ入りへの近道なため、まずは全国大会常連の高校へ入学が王道といえます。
中学生の大会で活躍すれば強豪高校からスカウトされる可能性もあり、推薦枠での入学も可能です。
ただし、無名の高校でも地方大会で活躍すれば注目され、都道府県選抜に選ばれる場合があります。
都道府県代表として国体やインターハイなどに出場すれば、強豪大学へ進学する道も開け、プロチームの目に止まる可能性も高まります。
また、近年は中学や高校を卒業したあとにアメリカへバスケットボール留学する選手も出てきており、バスケットボール選手になる道のりは多様化しつつあります。
バスケットボール選手に必要な適性や能力とは
バスケットボールは競技の特性上、背の高い選手が有利な面があります。
しかし、プロ選手になるには背の高さだけでなく、スピードとスキルが伴っている必要があります。
司令塔であるポイントガードのポジションなどはむしろ、身長よりもドリブルやパスのスキルが重視されます。
また、厳しい勝負の世界なため、メンタル面の強さも不可欠です。
バスケットボールが上手いだけでなく、常に高みを目指して日々の練習に取り組める向上心も重要な適性といえます。
20代で正社員への就職・転職
バスケットボール選手が活躍する方法と、引退後のキャリアプラン
狭き門をくぐり、プロの選手に選ばれますが、プロチームと契約したあとも厳しい競争が待っています。
バスケットボールは少人数の5人で行う競技であるため、数少ない出場枠をチーム内のライバルと争わなければいけません。
試合で活躍してトップ選手を目指しますが、いずれにしてもほとんどの選手は30代のうちに引退します。
引退後は指導者や解説者など、別の立場でバスケットボール界に関わる場合が多いです。
女性がバスケットボール選手で活躍するには群を抜いたパフォーマンス力が必要
女子の場合は国内にプロリーグがないため、基本的には企業チームの社員選手としてプレーをします。
大神雄子選手などプロ契約を結んだ選手も存在しますが、現状、国内で女子選手がプロになるためにはパフォーマンス力が群を抜いていることに加え、人気や人格面でも関係者やファンに認められる必要があります。
プロ選手としてプレーしたいのであれば、アメリカのWNBAなど海外のプロリーグに挑戦するのも一つの選択肢でしょう。
バスケットボール選手を目指せる年齢はトライアウト参加条件の満30歳以下
大学卒業のタイミングで男子選手であればBリーグ、女子選手であればWJBLに進むケースが最も多いのが実情です。
そのため、現実的には大学卒業時点でトップリーグのチームに入団できなければプロへの道は狭まります。
しかし、その後もチャンスがないわけではありません。
Bリーグのトライアウト参加条件は「満30歳以下」となっているため、それまではプロ入りのチャンスがあるといえます。