バスケットボール選手の仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介

バスケットボール選手の仕事とは

プロバスケットボール選手とは、バスケットボールチームとプロ契約を結んで所属組織の公式戦に出場する選手のことをいいます。

試合は週末に開催されることが多く、平日は週末の試合に向けてチームトレーニングを行います。

トレーニングや試合がメインの仕事となりますが、ファンサービスやメディアの取材を受けることなども重要な仕事の一つです。

プロバスケットボール選手とチームとの契約は基本的には1年ごとに更新され、活躍次第では複数年契約(最長3年)を結ぶ選手もいます。

個人の活躍度やチームの成績によって翌シーズンの契約条件が変わる点は、プロ野球選手やプロサッカー選手と同様です。

しかし、野球やサッカーに比べるとバスケットボールは人気面でやや劣るため、年俸(給料)も全体的にプロ野球選手やプロサッカー選手よりは低いのが現状です。

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バスケットボール選手の歴史

バスケットボールは、1891年にアメリカ合衆国で誕生したスポーツです。

アメリカ合衆国では1946年に男子のプロリーグ「NBA(National Basketball Association)」がスタートし、女子のプロリーグ「WNBA(Women National Basketball Association)」は1996年に創設されました。

日本にバスケットボールが伝わったのは1908年とされており、初の男子プロリーグ「日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)」が発足したのは2005年のことでした。

その後、2016年にアマチュアのトップリーグであった「ナショナル・バスケットボールリーグ(NBL)」とbjリーグが統合されて「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(Bリーグ)」が誕生しました。

一方で女子のトップリーグである「バスケットボール女子日本リーグ機構(WJBL)」はリーグとしてはまだプロ化されておらず、女子は社員選手としてプレーするかプロ契約を結ぶかのいずれかとなっています。

バスケットボール選手の組織・所属先

Bリーグ(男子)

男子は、国内でプロバスケットボール選手として活動するには、Bリーグのチームに所属することになります。

Bリーグは1部リーグである「B1リーグ」と2部リーグである「B2リーグ」があり、それぞれ18チームずつが所属しています。

また、その下にはプロチームと企業チームが混在する3部リーグの「B3リーグ」もあり、今後、プロチームの数は増える可能性があります。

WJBL(女子)

女子は、国内でプロバスケットボール選手として活動するには、WJBLのチームに所属することになります。

ただし、WJBLはリーグとしてはプロ化していないため、プロ選手としてプレーするには例外的にプロ契約を結びます。

その他の選手は所属チームの社員選手としてプレーし、親会社から給料をもらうかたちでプレーしています。

NBA・WNBA

野球選手やサッカー選手などと同様に、近年はバスケットボール選手も海外でプロとしてプレーする選手が増えています。

男子であればNBA、女子であればWNBAと世界トップのリーグに挑戦し、実際に契約を結んでプロとして活動している日本人選手も存在します。

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バスケットボール選手の1年の流れ

バスケットボールのシーズンは、毎年9月から10月頃にスタートし、翌年の3月から4月頃に幕を閉じます。

出場する試合は男子であればBリーグ、女子であればWJBLのリーグ戦がメインとなりますが、年末年始に行われる「全日本バスケットボール選手権」(男子は「天皇杯」、女子は「皇后杯」)なども重要な大会です。

シーズンオフはリーグの優勝チームを決めるプレーオフ終了後から約1ヵ月間となっており、この間に翌シーズンに向けた契約更改が行われます。

その後、5月から6月にかけて自主トレーニングを開始し、7月頃からチーム練習をスタートして次のシーズンに備えます。

バスケットボール選手の国際大会

プロバスケットボール選手は、日本代表に選出されれば国際大会にも出場します。

世界大会やその予選、アジアレベルの大会なども含めて多くの国際大会が存在し、その都度、日本代表選手が招集されます。

バスケットボールの世界大会には「FIBAバスケットボール・ワールドカップ」と「オリンピック」があり、ともに4年に一度開催されます。

また、世界大会のアジア予選や2年に一度開催される「FIBA男子アジアカップ」、「FIBA女子アジアカップ」などアジア内での国際大会も多く、毎年のように国際試合は行われています。

実力が評価されて日本代表に選ばれた場合には、国の代表として戦うことも大きな仕事の一つです。