【2023年版】プロバスケのトライアウト(プロテスト)とは? Bリーグや海外リーグの選考内容を紹介
Bリーグの合同トライアウト
男子のプロリーグであるBリーグでは、新たな選手の発掘、リクルートを目的にプロテストを実施しています。
バスケットボール界では、このプロテストを「トライアウト」と呼んでいます。
Bリーグでプレーする選手は高校や大学の大会で能力を認められてプロチームと契約を結ぶ選手が多いですが、オファーがなくてもこの合同トライアウトで能力が認められれば契約に至ることができます。
Bリーグのトライアウトは例年、シーズン開幕前の6月に開催されており、参加資格は翌年の3月31日時点で満30歳以下の男子となっています。
年齢の下限は決められていませんが、20歳未満の参加者については保護者の同意が必要です。
トライアウトではバスケットボールの競技スキルだけでなく、身体能力や運動能力なども選考基準に含まれています。
具体的なトライアウトの内容は、午前中に「ファンダメンタルテスト」と呼ばれる体力測定などが行われ、その合格者が午後に行われる「スクリメージ」と呼ばれる練習試合形式のテストへと進むことができる形式です。
2018年シーズンの開幕前に実施された合同トライアウトでは計20名の選手が合格し、B1リーグ、B2リーグ、B3リーグのいずれかのチームと契約に至っています。
プロチームからのオファーがなくても、合同トライアウトでアピールすることによってプロ選手への道を切り開くことは十分に可能です。
毎シーズン、4月頃にBリーグの公式サイトで合同トライアウトの詳細が発表されますので、チェックしてみましょう。
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海外リーグの合同トライアウト
バスケットボール界のプロテストにあたるトライアウトを海外で受けるという選択肢もあります。
世界最高峰のリーグである北米大陸のNBAに直接入団できるトライアウトはありませんが、その下に位置する「Gリーグ(NBAゲータレード・リーグ)」のトライアウトは存在します。
Gリーグは将来のNBA選手を育成する目的でNBAの後援によって運営されているリーグで、そこで活躍すればNBAへの昇格も可能となります。
Gリーグのトライアウトは例年9月頃に行われており、日本人でも参加することができます。
女子はチームごとのトライアウトがメイン
女子のトップリーグであるWJBLに関しては、かつては合同トライアウトが毎シーズン開催されていましたが、現在は毎年開催されるとは限らない状況となっています。
しかし、リーグとしての合同トライアウトはなくても、チームとしてトライアウトを開催するケースは現在も多くあります。
WJBLのトップチームがトライアウトを行うことは少ないのが実情ですが、将来的にWJBLへの参戦を目指している社会人リーグのチームなどではトライアウトが行われることも珍しくありません。
そういったチームに所属してチームとともにトップリーグを目指すのも一つの方法ですし、そこで活躍することよってWJBLのクラブに入団する道も開ける可能性があります。
トライアウトの開催時期は基本的にはオフシーズンですが、チームによってさまざまですので、各チームの公式Webサイトをこまめに確認しましょう。