傭兵の給料・年収

傭兵の給料

傭兵の給料は、戦争に参加する地域、働く軍隊や軍事組織、戦地に行く回数、また傭兵としての経験・実力などによって大きく異なります。

傭兵の給料は、雇い主(海外の軍隊や軍事組織など)からの報酬で成り立っています。

先に記載した通り、場合によって給与額には差がありますが、実際にはほぼ無給に近い状態で傭兵になっている人も多くいるようです。

「いつ命を落とすかわからない」という常に危険が隣り合わせの仕事でありながら、必ずしも良い報酬がもらえるわけではありません。

たとえば、発展途上国の軍隊と契約を結んだ場合、その国の物価自体が安いこともあり、報酬も極端に安くなる傾向にあります。

また、傭兵は個人としての能力も大きく重視される仕事です。

さまざまな戦地で傭兵として戦争に参加した経験を持つ人や、傭兵同士の紹介によって雇い主を見つけた場合などは、高い報酬をもらえることもあるようです。

実際に傭兵として働いている日本人もいますが、戦争に行くための費用をアルバイトで稼いで渡航するほど苦しい生活をしている人も珍しくはありません。

傭兵の待遇

私たちが日本の一般的な企業に勤める場合は、社会保険や労災、交通費の支給、福利厚生など多様な制度が用意されており、その恩恵を受けながら安心して働くことができます。

しかし、傭兵の待遇は皆無といっても過言ではありません。雇い主からの報酬は出ますが、各種保険はもちろんありません。

海外に行く際も自腹が基本となっており、往復だけで数十万円かかってしまうこともあります。

傭兵としての実力が高まれば、海外渡航費などを軍隊が支給してくれるケースもあるようですが、そういったケースはまれです。

また、傭兵は国際法の保護もないため、万が一、現地で捕虜として捕まった場合は、軍人と違い国際法が適用されないため、ひどい拷問にあってしまうこともありますし、命の保証もありません。

一部を除き、報酬以外の待遇はほとんどなく、後ろ盾となるものもないと思っておいたほうがよいでしょう。

自らの命を失う危険性が高いうえに、お金や待遇面での期待があまりできない以上、「どうしても傭兵でありたい」という人並み外れた目的意識がある人でなければ、とても務まらない職業だといえます。

傭兵のキャリア

傭兵と似た職業として、「軍人」があります。

国に仕え、国の管理の下で働く軍人であれば、経験を積むにしたがって軍曹、曹長、少尉、中尉、大尉といったように位が高くなっていき、それに応じて指揮の裁量なども大きくなりますし、給料や待遇も良くなります。

しかし、傭兵は軍隊や民間の軍事組織と一定期間だけ仕事の契約を結ぶ、あくまでフリーランスの立場です。

そのため、軍人のようなキャリアアップは見込めず、自分が仕事中に身に付けたスキルを強みにして、また新しい仕事を見つけてくる必要があります。